第4話--出会い2--
だいぶあいちゃったかんじ
まあお気楽にどうぞ!
食堂での説明が軽い終わり、りかこと私は卵うどんを頼んで席に着いた。
なんか今日一日いろいろありすぎたせいか、ただのうどんがすごく身に染みた気がした。
「隣、座ってもいい?」
先輩らしき人に話しかけられた瞬間いきなりりかこが噴出した。
「大丈夫!?」
「だれか呼んだほうがいい!?」
「だいじょう・・ぶ・です・・・うどんが・・げほっ」
「とりあえず、座ってください・・。」
席に座ってくれたと同時に、りかこがはあはあと呼吸を整えていた。
「ふぅ・・あの先輩たちって東条さんと清水さんですよね?」
「あ、知ってくれてたんだ!私は東条あかり!で、こっちの色気むんむんお姉さんが清水めい!」
「色気って言っても少し胸が大きいかなくらいでしょう?
3-2の清水めい。よろしくね。」
「1-1の中島りかこです!よろしくお願いします!」
「同じく1-1の耀みさとです。お願いします。」
自分の名を名乗った瞬間、あかり先輩の目が輝いた。
そして、
「あ、あなたが耀!?話きいてるよ!」
「え、なんの話ですか?」
「聞いたことない?まだこの学校に武功科とかが無かった頃、たった一人その才能が認められて米軍の戦地に送られたんだって。」
続けてめい先輩が続けて説明した。
「この学園では有名な話で、少女はたった一人で敵の軍のおよそ半分を倒して当時倒すことは不可能と言われていた国王を倒したと言われているわ。少女の名前は耀京子。耀京子に並ぶ存在になろうとするか、それを超えようとして入学する子も多いみたい。」
「だから、みさとちゃんは多分学園中が憧れてるだろうし、先生方も一目おいてると思うよ!うらやましいなああああ。」
耀京子。確かに自分の祖母の名だ。よく考えれば不思議なことだった。母がこの学園に通っていたときには魔法科や武功科なんてなかったと言っていた。それだったら祖母の時にも当然なかったはずだ。違う学科に入学することも知っているはずなのに入学したら祖母と同じ景色が見れるなんて言うのはおかしなことだった。もし本当に先輩が言っていたように国王を倒したのが祖母だとしたのなら確かに辻褄があうことになる。
「その耀京子さんって、みさとのおばあちゃん?」
「うん。うちのおばあちゃんの名前だから多分おばあちゃんだと思う。」
「お、なんか面白そうな話してんじゃん。混ぜろよ。」
いきなり肩をたたかれ驚き振り向いてみたら、そこにはさっきエレベーターで話していた黒崎ひなた、有栖川りさが立っていた。そして黒崎たちは東条たちの逆、私の左側の椅子に二人は腰を下ろした。りかこの目が輝いていた。
「なんて豪華なメンバー・・。」
りささんが微笑み、話し出した。
「さっき話してたのってやっぱり京子さんのこと?」
東条が明るく返事をする。
「そうそう!だってここにあの京子さんの血縁者がいるんだよ!?気持ちがたかぶるわーーー。」
「やっぱり本当に耀京子さんの子孫だったのね。」
「本当に耀さんの孫だったのかー。くっそうらやましいわ。」
「今度耀さんの話いっぱい聞かせてね!」
『キーンコーンカーンコーン..』
「あー。なっちゃったね。」
「また今度6人でお話しましょ。」
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次の日の6時限目終了後。
校内に五十嵐の声が響き渡った。
『2-C.黒崎ひなた、3-B.有栖川りさ、3-D.東条あかり、
3-B.清水めい、
どうして先輩が呼び出されるんだろうと思った矢先、
『そして1-A.耀みさとは直ちに学園長室に来るように』
「え、うちも!?!?」
次からとうとうって感じになる予定です
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