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遠い声

なぜだろう 君の声が遠く聞こえる


こんなにも近くにいるのに 遠いなんて


君は確かに僕の隣にいた


君の声が遠く聞こえたのは 僕が君から遠ざかっていたからだ


君じゃない 僕が離れたせい


ありったけの声で君を呼ぶけれど


もう離れすぎて 聞こえていない


君も 君も何かを言っているようだけど


何も聞こえないんだ


どんどん君との距離が広がっていく


なぜ なぜこんなことになったのだろう


さっきまで隣にいたはずなのに 離れることなんてなかったのに


君の声 姿さえも見えなくなってしまった


それでも僕は 君を呼びつづけている


きっとまた君に逢えるはずだから きっと声が聞こえるはずだから


再び出会えたとき それは僕と君が誓いを立てるときだ


けして二度と離れないように 誓いを立てるんだ


そして 誓いを立てた僕らは


ずっと離れることなく 生きている


僕は君の隣にいて 君は僕の隣にいて


もう離れることはない 君の声が聞こえなくなることもない


これからは君の声がずっと聞こえている


ああ これが本当の僕の幸せ


この「愛しい」と思う感情を 大切にしたい


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