05 どんだけのハッカー能力だよ!!
・・・・つぐみの件でひと段落したと思ったら私の知らない所で、コトが動いていた。
その話題を聞いたのは、また、この社食のテーブルの上だった、
「今度は、和美が入院したらしいよ。」
「えっ!?和美が!?・・・いつから・・・」
「先週辺りからかな、でも、3カ月前から、ずっと、入院退院入院退院の連続みたいよ。」
「・・・一体何があったの?」
「知らないけど、もう5回位事故ってるらしいよ。」
「え!?・・・そうなの?」
「そう言えば、和美ってこの前、つぐみのお見舞い行ったんだって。」
「そうなんだ。」
「その後に、つぐみは、元気になって、和美は次の日スグ事故っちゃって・・・・何か、言いたくないんだけどさ~、コレってさ、絶対つぐみ関係あるよね・・・・」
「・・・・・うーーーん・・・そうかな?」
「だって、だってだよ!!つぐみのお見舞い行った後に、スグ事故っちゃたんだよ!!それで、つぐみは、ありえないぐらい元気シャキシャキで、それで、和美は、この3カ月の間に5回も事故ってるんだよ!!絶対つぐみが・・・・関係・・・」
「・・・・そうかな・・・・?そうかな・・・・?でも、私達もお見舞いに行ったじゃん。」
「うーーーん、そうだけど・・・でも、おかしくない、つぐみは、今、元気過ぎる位元気な訳じゃん、和美をみなよ、もう、前のつぐみ以上につぐみポイ顔になってるんだよ!!絶対つぐみの呪いだよ!!」
「呪い・・・って・・・それって、死んだ人が発揮するんじゃない?つぐみは、まだ、生きてるんだよ。」
「そうだけど、そうしか、考えられないじゃない。」
「そうだけど・・・・」
「絶対つぐみが、関係してるよ。」
「・・・・・・・・・」
「ねぇ、カオリ今度、つぐみの家に行ってみようよ、何か、分かるかもしれないよ。」
「今度って・・・・?でも、友達の事そんな詮索するって悪いよ・・・」
「でも・・・何か匂うでしょ!!」
そう言われるまま、萌に手を握られたまま今、私は、ココにいる
萌「つぐみ~~~!!久しぶり~~~!!」
つ「久しぶりだね~~!!萌~~~!!」
萌「元気じゃない~~!!つぐみ~~~!!」
つ「そうかな?ねぇねぇ、私昨日、髪の毛切ったんだ~~~!!」
萌「そうなんだ!!」
つ「ネイルもホラ!!」
萌「(/ω\){カワイイ~~~!!スヌーピーじゃん!!この目がいいよね~~むっきゅ~~って言う。」
つ「そうでしょう!!私昔から、好きなんだ~~~!!」
萌「そうなんだ!!私も好きだよ。」
つ「カワイイよね~~!!」
萌「ねぇねぇ、私はね~~今度髪染ようと思ってるんだ~~何色がいいかな~~!!」
うっぜーーーーわ!!女子の会話!!
結構、女子ってこういう所に気遣うかうら、嫌だわ~~~!!
まぁ、私も女子だけどね
つ「じゃあ、私、今飲み物取ってくるね!!何がいい?ジュースとコーヒーがあるけど?」
萌「ん~~~~じゃあ、私は、コーヒーね。」
カ「じゃあ私も、コーヒーで・・・」
つ「OK!!」
つぐみが部屋を出るとスグに萌が行動に出た
「カオリ早く!!カオリも早く探してよ!!」
「・・・・・ぁぁはぁ・・・・」
言われるままに、萌の口に乗っかる私・・・・っと、つぐみのベットの下の方を探っていると、何やら、ノートらしき、質感が指に跳ねた・・・・
あっ!?
コレじゃね!?
「萌。」
「うん・・・・作戦Aね私が、つぐみの所に行って時間稼ぐから、カオリは、そのノート検索しといて。」
「ぅん・・・」
なんか、友達んち来て、探るって言うのも気が引けるが・・・・ゃるか・・・私も正直気になるし・・・
私は、そのノートを開いた・・・が・・・中は真っ白で何も書かれていなかった、何も書かれていないノート・・・・怪しい・・・・っと言うか古典的だ・・・・
私は、そのノートを一ページ一ページ開いて、ケイタイをかざした、すると、5ページ目から、ケイタイ越しに画像や、動画が映し出されていた・・・・えっ!?
・・・・・コレは!?・・・・
それを見て、私はスグさまに、そのノートをベットの下に沈めた・・・・
そして、つぐみの家の玄関を出て1分ほど歩くと、食入る様に萌が横から顔を伸ばしてきた
「それで!?それで!?」
何がそれで、それで、だよ!?
コッチは、あのノートの画像記録を見て精神崩壊寸前なんだよ!!
そっとしておいてくれよ、
「ねぇ!!それで!!それで!!」
言いたくないけど、説明しなきゃいけないから、私は、仕方なくケイタイにその『ノート』の画像と動画をコピッたヤツを萌に見せた
「ぎゃーー!!?何これ!?」
コッチのセリフだわ!!
だから、人の隠し事は、他人が見る事じゃないんだって・・・私最初に言ったでしょ!!
昔、テレビで偉い人が言ってなかったっけ!?
「何なのコレ!?」
私が聞きたいわ!!
「でも、まさか、こんな画像と動画って!?」
「この、事は誰にも言っちゃあダメよ!!」
「当たり前じゃない!!」
何が当たり前じゃない!!・・・だよ!!コッチのセリフだわ!!
まだ、BLの方がましだったわ!!
こんなの口にも出したくないよ、言いたくないけど・・・言うとしたら、猟奇的って言えば伝わると思う。とにかく、私の口から言えるモノでは決してない・・・
それを物語るかのように萌なんか、ケイタイを出してネットに繋いでずっと、田栗準のPVばっかり見てる・・・あの映像を自分の頭の中から全て消したいのだろう
「どうして?どうしてなの・・・?」
じゃねーーよ!!お前が詮索しようって言うから、私にまでダメージきたんだろうが!!
まぁ、見てしまったコトはもういいとして、
「・・・・だから、じゃない?」
「・・・・なにが・・・?」
萌「なにがって・・・って?・・・そういう趣味持ってたから、バチが当たったんじゃない・・・?」
カ「・・・・・んーーーーー、まぁ、それも、言えるかもしれないわね・・・・でも、今は、チョー幸運じゃん。」
萌「それは、そうだけど。」
カ「それは、関係ないじゃない?」
萌「でも、あれは、ないよ・・・・」
カ「まぁね・・・・死人ね・・・・」
萌「うげ~~~~~"(-""-)"」
カ「男ね・・・・」
萌「うげ~~~~~"(-""-)"」
カ「ドロッドロね・・・・・」
萌「も~~~う!!言わないでよ~~~!!」
そもそも、あんたがつぐみの事詮索しよって言うから、こうなったんだよ!!
萌「あんな画像と動画持ってるってホントヤバイんじゃないつぐみって!!」
カ「まぁ、個人の自由でしょう・・・・」
萌「サイコ〇スだったら、絶対、サイ〇パス指数Maxだよ!!」
カ「あれは、アニメだけどね・・・・懐かしいな・・・ってまだ私生まれてない時のアニメだけどね、再放送でメッチャやってたな・・・・・・・・・・コレからどうする・・・・・?」
萌「う~~~~~~"(-""-)"一人で家に帰って横になるの嫌だな、あの映像思い出しそう、そもそも、そう言う映像って!!持ってたら警察に捕まるんじゃないの?」
カ「・・・・・まぁ大丈夫じゃない・・・・?」
萌「でも、サ〇コパスだったら絶対捕まってるよ!!」
カ「それは、アニメだけどね、50年位前の・・・・」
萌「でも、そう言う画像って・・・・ドコで手に入れてるんだろう?」
カ「う~~~~~んドコだろう・・・?」
萌「でも、そんな画像出回ってたら即動画削除されない?」
カ「ん~~~~~、そうだけど、その前に手に入れてるんじゃない?」
萌「どんだけのハッカー能力だよ!!」
カ「・・・・・・・・・・」
萌「でも、そんだけのハッカー能力の使い手だったら、ノートにロック掛かってなかったの?」
カ「ん~~~~~、掛かってたけど、余裕でロック潰した。」
萌「あんたもどんだけの、ハッカー能力だよ!!」
カ「てへ(/ω\)・・・・それより、コレからどうする・・・・?」
萌「一人で家に帰って横になるって言うのも嫌だしな~~~!!」
カ「ん~~~~~私も・・・・」
萌「今から飲みに行って、朝まで明かさない・・・・」
カ「・・・・うん(^O^)/それいいね。」
萌「そうするべ、するべ。飲んで忘れよう、飲んで・・・・明日は、どうせ休みなんだし。」