夢と現実
極めて短い時間ではあるが、我々は、時空を飛び越えることができる。
それが、一般的には夢の世界と言われているところであり、そこは、肉体を休めるために離れた魂が、一時的に行くことになる場所、それが夢の世界と言われている場所だ。
脳の活動が大人しくなると、魂は脳からの支配から解かれ、肉体から離れることができる。
これは、脳波がほとんど横一直線になることから、脳の機能が極めて低下している時のみに起こる現象で、事故などによって昏睡している時であっても、起こりえる話となる。
ただ、心臓の鼓動は、魂の拍動と関連しており、魂が動くために必要な拍動というエネルギーを、心臓の鼓動から得ている。
このため、心臓が止まると、魂は真に肉体から離れて、自立することができるが、同時に動く事もできなくなる。
動かなくなった魂を、不動魂と呼ぶこともあり、回収の専門家がいるほどだ。
この体と微弱につながった状態の魂は、吸い寄せられるように時空を飛び越え、夢の世界へといざなわれる。
この宇宙の外にあると言われている夢の世界は、文字通り、人や動物たちが見る夢を管理しているひとつの巨大な機関である。
歴代の神に仕え、人々に様々な夢を提供してきた夢の世界は、その魂の集積地としても、活動していた。
次元を移動してきた魂を、休ませるために、憩いを提供し、また、送り出すために必要なエネルギーを与えたりしていた。
これからも、魂があり続ける限り、宇宙が換わろうとも、彼ら夢の世界の住人達は、活動を続けるだろう。
彼らは、夢を与えるのが仕事なのだから。




