第1話 初日
紹介された新型のシミュレーションゲーム「ガイアワールド」、PVP中心とした仮想現実のオンラインゲーム、プレイヤーは指揮官となり、戦術妖精を駒に勝ち進む部隊運用大前提。
「プレイヤーさん」
「あーはい?」
「チュートリアルを前に戦術妖精の部隊を作ってくれ」
「あー、どんな感じでしょう?」
「戦術妖精五体」
「なるほど、戦術妖精五体分を一体に集約できますか?」
「できるよ」
このゲームの進行役に思える一体の猫。
「逆に五体分を10体に増やせるよ」
「なら、五体分を一体に」
「了解」
選択肢がでる。
「選択肢、ロールだね、タンク、アサルト、スナイパー、ヒーラー、エンジニアなんかだね」
「スナイパー」
「了解」
選択肢がでる。
「性別は女性」
選択肢がでる。
「身長160cm、体重は美容体重、バストサイズは豊満、腰は細く、尻は豊満」
「スナイパーのグラマーサイズ、でもスナイパーなのに目立つね」
「髪型はサイドテール、髪色はワインレッド、目は翡翠、肌は白色よりの黄白色」
「なるほど、趣味に走ったね」
「歳は19歳位」
「ふむ」
「顔立ちは美形な可愛い」
「なるほど」
「性格は癒し系、天然、善くも悪くもポジティブ」
「なるほど」
「粗彫りはこんな感じ」
出来上がった五体分を一体に集約した一体、この他にサイズの調整。
「ステータスの優先順位は?」
「DEX最優先、STR優先、AGIやや優先、LUK標準、VITやや犠牲、INT犠牲、MND最下位、CHI、CHAは標準」
「なるほど」
「構成は終了」
選択肢がでる。
「五体分を一体に集約した一体は種族は人間」
「なるほど」
「民族はハイライダー、属性は光」
「なるほど」
「意志力、信仰心は標準」
「なるほど」
「武器はスナイパーライフル、対物ライフル」
「なるほど」
選択肢を選んでいき、調整を重ね、スキルは銃、防具、装飾品、狙撃、狙撃手技能、隠密。
隣を作った後に自前を作った。
アバターは19歳位に調整、戦術妖精は人間に近い性格に調整、初期の武器はМ14。
「戦術妖精五体分を一体に集約した一体だから、レベルアップは5倍の速さ、レベル上限値は5倍の495」
「凄い」
「少数精鋭を中心としたツーマンセルが大前提のスナイパーとアサルトの組み合わせだ」
「なるほど」
「で、HPはあるんだけど、リアリティから一発に死ぬね」
「なるほど」
「チュートリアルを始めよう」
スキルの調整、戦術妖精の主は三日月時雨信太、このスキル構成は銃、防具、装飾品、ダッシュ、ジャンプ、AGI強化。
アサルトの信太はМ14を持つ、戦術妖精のアリスはМ14をセミオートに持つ。
弾は20発式マガジンを持つ。
初回のチュートリアル、この一周目から二周目、指揮官の信太は最前列、アリスは最後列、一人分をずらした歩幅に隊列。
アリスは右手に持つМ14を最後列右に持つ、最前列の信太はМ14を右に持つ。
2人共に右手が利き手同士、アリスは天然最優先、ポジティブが優先、癒し系がやや優先、他に標準、やや犠牲、犠牲、最下位の優先順位がある。
アリスはINT犠牲、MND最下位、意志力、信仰心は標準、ややVITに欠ける、LUK、CHA、CHIは標準、人間に近い為に声は間延び、また前向き、明るい、陽気等を調整に組み込んだ。
ワンキルに対し「さようなら」、またクリティカルダメージに対し「ナイスショット」、他にも決め台詞も多い。
善くも悪くも隠密が中心、狙撃、狙撃手技能がある為に高い狙撃能力を持つ。
「ダッシュ、ジャンプ、AGI強化は正解か」
「五体分を一体に集約したプレイヤー向けに、ちょっとした説明」
「なんでっしゃろ」
「戦術妖精はシミュレーションにおいて味方NPC扱い、善くも悪くも主の行動、発言、結果等を学習し、これを反映する」
「なるほど」
「戦術妖精に淫らな行為をしたら、学習し、淫らな戦術妖精になる」
「なるほど」
「善くも悪くも主次第、五体分を一体に集約した一体、レベルアップは5倍、レベル上限値は5倍、様々にステータス、スキル等も5倍、基本的にツーマンセルも、戦術妖精は主を最優先に守る、ツーマンセルにおける最強クラスの戦術妖精になる」
「なるほど」
「戦術妖精の主にお勧めは戦術コマンド、指揮官」
「なるほど」
「ダッシュ、ジャンプを交換して戦術コマンド、指揮官をくわえる」
スキル構成が強制的に変更された。
「指揮官、戦術コマンドのない主は命令が出せない」
「致命的」
「指揮官は戦術妖精の上官の証、戦術コマンドは命令を下す証」
「なるほど」
「AGI強化より、VIT強化をお勧めする」
「ふむ」
スキル構成の変更、このVIT強化により、HPが大幅に上昇、物理防御力に上昇、様々に上昇。
「戦術妖精五体分を一体に集約したプレイヤー向けなんだけど、逆に10体化したら五体分の半分しかない」
「大軍は多勢に無勢」
「そうなるね、注意点は多いけど」
「なるほど」
「指揮官、戦術コマンド、VIT強化がある分、他の失敗よりマシだよ」
「なるほど」
「でね。五体分を一体に集約した一体、ロールの選択肢は五回」
「スナイパーに集約する」
「なるほどね、できるよ。するとガイアワールドのゴルゴだね」
「問題はない」
「スキルは25個」
「AGI強化、STR強化、DEX強化、VIT強化、INT強化、MND強化、LUK強化、CHA強化、CHI強化、テイム、視力強化、地図、索敵、調理、夜目、ダッシュ、ジャンプ、スカウト技能、ヘイト拡散」
「なるほど、テイムを追加したら、ペット、操るがいるね」
「ヘイト拡散を減らし、ペット、CHI強化を減らし、操る」
「追加だね、銃、防具、装飾品、テイム、ペット、操る、狙撃、狙撃手技能、スカウト技能、隠密、ダッシュ、ジャンプ、夜目、8個の強化、視力強化、地図、索敵、調理」
「おお、強くなった」
「スナイパーの5重構成、スキルの25個、他は?」
「他になにかあるかな?」
「フレンドリストと同じく、戦術妖精リストを開いて」
開く、メールが入る。
「メール、ボイスチャットにコミュニケーションする事になるよ」
メールを読む、返信を送る。
「さて、大半も終わったし、チュートリアルは二周目、どうする?」
「チュートリアルの経験値、マネー、ドロップは持ち越し?」
「そうだよ」
「三周目に入る」
周回中、М14はフルオートが当たり難く、セミオートに移す。
「基本的に周回とスタートダッシュはわかるけど、いきなり高レベルは狙われるよ?」
「アリスを鍛える」
周回中、アリスは狙撃手技能、スカウト技能があり、高い狙撃能力と斥候能力、また隠密から狙われ難く、またヘイトも稼ぎ難い。
「速いレベルアップ、アリスは速くあがるな」
「そうで~す」
「うん。かなり人間に近くなった」
「ありがとうございます」
「うん。天然最優先だからな」
「で、周回中にあれですが、調理はどうします?」
「そうだね、今に作れる?」
「道具がないと生になっちゃいます」
「じゃあ無理だね」
「すると腹ペコになっちゃいます」
「空腹値ってあるよ、なくなると気絶する」
空腹値を調べる、約4分の3が余る。
「75%に周回」
周回中、アリスは銃レベル5、信太はレベル2、アリスは高速にレベルアップ、信太は平均値2、アリスは平均値6。
空腹値が半分に周回を止める。
「空腹値もあがったし、そろそろでるといいよ」
「世話になったね」
「人工知能の役割は変わらないし、もっとも戦術妖精五体分を一体に集約したプレイヤーは希だけど、大半が五体、次に4体、三番目に3体、四番目に2体、五番目に六体、他と続き、一体に集約したプレイヤーは最下位だね」
「ふーん。同類は少ないか」
「アリスはテイム、ペット、操るがある、スナイパーに集約も、スカウト技能もあるし、ステータスの強化も高い、生産の調理もあるし、採取、採掘、釣りもあるし、十分だよ」
「ふーん」
ドロップを調べる。
「ドロップにレアレベル4、カエルさんのカードがある」
「周回中にドロップしたカードだね、カエルはんのカードはNPC買い取り相場に3億だよ、運がいいね」
「へー、3億か」
「カエルに近いモンスターを五割増しにダメージ、5割り引きに被ダメージ」
「なんと」
「アリスのМ14に取り付ける?」
「そうだね。売ってもいいけど、カエルに近いモンスターだし、つけるかな」
「わかった」
カエルさんのカードをアリスのМ14に取り付ける、アリスはレアレベル4に上昇したМ14を凝視。
「初期武器がレアレベル4、カエルさんに近いモンスターから被ダメージ5割り引き、カエルさんに近いモンスターにダメージ五割増し、他、凄い豪華な初期武器」
「初期武器だから、壊れないし、盗まれないよ」
「へー」
「他にある?」
「スライムのカード」
「あー、それね。スライムとスライムに近いモンスターにダメージ五割増し、被ダメージ5割り引き、他に追加、女性は使えない理由があって、実質上に男性専用」
「ふむ。するとペコのカード」
「周回中に運が良いね、ペコのカードは乗り物のペコを手懐ける時に使うカード」
「なるほど、すると高いかな?」
「スライムのカード、ペコのカードはレアレベル3だしね、比較的に狙われやすいね」
「ふむ。するとドロップにあったスライムバスターって?」
「また希少価値の武器を拾ったね。スライム用に特化した機関散弾銃」
「ふむ。周回って儲かる」
「うーん。どうも信太、アリスは幸運があるね、信太は初期武器のМ14にペコのカードをお勧めするよ」
「なるほど、壊れない、盗まれない、実質上に使えるね、ありがとう猫さん」
「うん。アリスは口数を減らして正解だったね」
「みたいだね。狙撃手の場合、実質上に後衛専門だけど、こうやるとプレイヤー同士の組み合わせに似るね」
「初期の組み合わせとカラーでずいぶんね」
「じゃあそろそろ行くよ」
「うん」
「では話もすみましたし、ここらでおいとまします」
「ああ。頑張ってねアリス」
「スーもお元気で」
「なるほどスーというのか、俺は三日月時雨信太」
「僕はスー、なんとも幸運なプレイヤーと戦術妖精だ」
ログインが完了する、スーはマザーに命じられ、アリス、信太のシステムを担当する事になった。
信太、アリスは現れたヶ所は広い基地の広場、スーはシステムからメール、あけた信太は広場からアリスを連れた初期の街に渡る。
初期の街に着くとカードを取り付ける商人に取り付けてもらい、М14にペコのカード付き、アリスはМ14にカエルさんのカード付き。
サブクエストの紹介等に遊び、空腹値から食事。
「うーん。いまいちに薄い」
「街のスープなんて、こんな感じです」
「敢えて不味くしてるな」
「さて、サブクエストも消化しましたし、実戦にでますか」
「よし」
実戦にでた平原、アリスはМ14に狙撃、アサルト担当の信太は暇。
「うーん。どうも暇だ」
「序盤戦はまずまずです」
「照準が遅いかな?」
「序盤戦は周回したので、弱点がわかりますし、狙撃手技能とスカウト技能があるので、なんとも楽勝です」
「うーん。奥に行くか」
午前中に平原の奥、このアリス無双は信太が暇、またPVPのプレイヤーをアリスが狙撃に射殺、信太は暇、アリスが無双し、PVPは計10人、信太は暇からドロップを調べる。
「スライムバスターか」
「スライムは森林地帯、水源地、河川に暮らし、非常に恐れられたモンスターです」
「よし」
平原の奥、この水源地に近いヵ所にスライムを見つけ、刈る。
機関散弾銃はドラムマガジンに33発、スライムを刈る毎回にアリスは遠ざかる。
スライムは信太が思うほどに強くなく、どちらかといえば弱い、だがアリスは遠ざかる。
このスライムは信太が発見した戦術妖精に取り付き、体から様々に吸い付き、信太が不思議そうに見る位に女性のアバターに入り込む。
スライムは吸い付き、補食する。
「照準は」
アリスの狙撃が照準を仕掛けたPVPプレイヤーの眉間を撃ち抜く。
「アリスがナイスショット」
主が死亡は戦術妖精五体の死に戻り。
レベルアップは毎回、アリスは5倍にあがる、信太の5はアリスの20。
PVPを中心に応戦、信太はМ14、アリスはМ14、この初期武器としては口径も大きく、平原や、河川に適し、よく戦えた。
「今日はログアウトだ」
午前中の7時から午後6時まで11時間のぶっ通し。