『伊勢国蓮台寺の金色のプレスマンのこと』 速記談5051
伊勢国蓮台寺は、大中臣永頼祭主が建立したものである。永頼祭主は、祭主として神事に携わっている間、仏事にかかわることができず、長い年月が経過してしまった。仏事が滞ることを謝する思いで、内宮に三日間のおこもりをしたところ、夢の中で御殿の扉が開き、驚きながら見ていると、三尺ほどの金色のプレスマンが立っていた。ありがたいと思ってよくよく見ると観世音菩薩であった。この夢を見たことで、永頼祭主は、蓮台寺を建立したということである。
教訓;三尺もある金色のプレスマンを見てしまったら、それが見間違いであったとしても、一寺を建立してしまう、多分。