ゲームから解離します。
本日一話目です。
目が覚めた時、見慣れた自分の部屋でほっとした。
しかも、元に戻ってる!
ばれてないかな?
「アンドレア、目覚めたか?」
お父様とお母様が枕元にいた。
お母様は泣いてる。心配かけてごめんなさい。
「クロード殿下から婚約の打診があった。アンドレアはどうしたい?」
一瞬、心が揺れた。理性は拒否してる。
でも、獣人としての本能がクロード殿下を手に入れたいと叫ぶ。番になら喰われても本望だ、側にいたいって。
彼は私よりレンを選ぶのに。
彼には獣性がないのに。
運命の番なんてわからないのに。
だから、真実の愛をレンに見出だすのだ。
その時が来るのを怯えながら待つの?
私の迷いを見て取ったのか。
「婚約は保留にしてもらいましょう。大人になって運命の番に出会うかも知れないわ。私達のようにね。」
お母様がチャーミングに笑う。
でも、わかっているんだろうな。私の運命の番がクロード殿下だって。
そして、クロード殿下に獣性がないことから、二の足を踏んでることも。
「婚約は保留にしよう。だが、ご学友の話が来ていてね。こちらは引き受けてみないか?」
ゲームでは、クロード殿下にご学友は存在しない。クロード殿下以外の攻略対象者は、クロード殿下の敵対勢力となる。
クロード殿下が主人公レンと出会うまで側にいるのは婚約者アンドレアただ1人だけ。
そのアンドレアは、クロード殿下の周りにいた人達をすべて排除した。クロード殿下に誰も近付けたくなかったのだ。
婚約を回避したのが良かったのかどうかはわからない。しかし、ゲームのシナリオから確実に変わった。
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