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【本編完結】けもみみ悪役令嬢は婚約回避する。~前世の推しを諦める決意をしたのにまさか運命の番だったなんて~  作者: 降魔 鬼灯


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スチルを再現したい!

本日一話目です。



ヤバかった。今日のは本気でヤバかった。

ゲームのアンドレアが、クロード殿下を閉じ込めたのがわかる気がした。

あの色気、運命の番のあらがいがたい匂い。

駄目だ。理性が負ける。



いくら、3ヶ月後に留学して離れるからといっても、少しは自重しないと。


ゲーム開始は4月。

期間は入学から一年間。

ゲームのメインイベントは2月にある献音祭だ。


献音祭は、始祖の黄金竜に音楽を捧げるコンテストだ。主人公レンと攻略対象者がペアを組んで出場し、優勝する流れなんだけど、それぞれのルートで繰り広げられる練習風景が神スチルだった。


特に私は推しであるクロード殿下ルートのスチルがお気に入りだった。主人公レンを後ろから抱き抱えてハープを奏でるとか。神すぎです。


見たい。いや、実際にやって欲しい。


アンドレアに甘いクロード殿下ならお願いすればしてくれるんじゃないだろうか?

最近公務が増えて忙しそうだが、ゲームが始まったらお願いは聞いてくれないだろう。

チャンスは主人公レンに出会う前の今しかない。


思い出作りがしたい。

私はついに煩悩にも負けた。




「献音祭に出たい?」

アルバート第二王子が驚いた様に言った。


そう、献音祭は、王立学院だけのイベントではない。

国上げてのイベントだ。

全国民参加可能なのだが、王立学院の生徒は全員強制参加だ。来年から否応なしに出場になるのに前年の今、出る意義はない。


でも、今年みんなで参加したい。


無理かな?

チラッとクロード殿下を見ると、頭をぽんぽんしてくれた。

今、虎じゃないし。二人きりでもない。

公の場で、婚約者でもない侯爵令嬢の頭をぽんぽんするなんて。

顔が赤くなるのが、止められない。

恥ずかしい。



ユリウスと、エドワードが目を反らしてくれる。


何はともあれ、私達は5人組で参加する事となった。


いつも、お読みいただきありがとうございます。


少しでも、面白いと感じていただけましたら、スクロールの先にある星や、ブックマーク、感想などをいただけましたら、モチベーションアップに繋がります。


なろう勝手にランキングにランクINしました!

皆様、本当にありがとうございました。

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