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六、飛べっ、ガッチャマン


 会場に明りがつくと、旦那ちゃんは気合を入れて立ち上がった。

 司会の二人から、自由にご歓談とカラオケタイムの紹介がある。

 旦那ちゃんは、嫁ちゃんに、


「行ってくるね」


 と、伝える。

 ここからは、よりくだけた会にするべく、かつ旦那ちゃんの念願を果たすべくステージへと向かった。

 カラオケマシーンからマイクを取り、「ガッチャマンのうた」の曲番をセットする。



「えー、この曲は思い出の曲で、妹二人の結婚式で歌いました。自分の時にも是非歌いたいと思っていたので歌います。ガッチャマンのうた!」


 あーやっぱりやっちゃうのかという旦那ちゃん親戚一同。

 えーなにどういうこと?と理解不能な曲のセレクトに戸惑う嫁ちゃん親戚一同。

 おかまいなしに流れるイントロ。

 もはや、待ったなし。


 ぎこちなく、リズムに乗り踊りはじめる旦那ちゃん。

 いろんな思いが交錯する中、出だしから音を外してしまう。

 歌いながらイマイチ受けが悪いなと、唖然となる会場をよそに熱唱!

 見事、悲願を成し遂げた。

(旦那ちゃんはしてやったという充実感とともに、思いの他、みなさんが呆気にとられていたので、ちょっぴり残尿感みたいなのを感じならステージを降りた)

 さぁ、ステージは温まったぞ・・・多分・・・後は皆で盛りあがろう。



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― 新着の感想 ―
[一言] だ、旦那ちゃんグッジョブです!
2020/12/20 17:00 退会済み
管理
[一言] やっちゃいましたねー。 主役が満足ならいいのです。主役が満足なら……。 え? 残尿感……?
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