文のはじまりはここ
これは結婚式の文の最初に書いていた部分・・・実は食事会→結婚式という文の流れでした。
序
結婚式が終わって、早四か月が経とうとしている。
時が経つのは早いものだ。
ぼやぼやしている場合じゃない。
旦那ちゃんは意を決して、嫁ちゃんに思いを告げた。
「あのさあ、そろそろ文を書こうと思っているんだよね」
「・・・ん?」
彼女のリアクションは薄かった。
というよりナニイッテンダコイツといった目をしている。
まあ、当然か、いきなり文と言われても、なんのことか分からないのだから。
そこは重々承知だ。
が、私の意欲を感じてもらいたいのと、少しでも関心を持ってもらいたい思いから、前々から用意していた茶封筒を取り出した。
「なにそれ」
関心を見せる嫁ちゃんに、旦那ちゃんはちょっとだけ躊躇した。
「これはね・・・」
ここは絶対に譲れない、決めたら即行動の旦那ちゃんは、封筒の中から小冊子を取り出した。
小冊子は旦那ちゃんの妹の結婚式の文(勿論、旦那ちゃん作)だった。
その場がブリザードに襲われたように凍りついた。
嫁ちゃんの顔がこわばる、ドン引きだ。
うん、そうだろね、旦那ちゃんも同じ立場なら、そういうリアクションとるもの。
だが、賽は投げられたのだ。
文を書くその一念が、旦那ちゃんの常識と良識の壁を打ち破ったのだ。
「これね。妹二人の結婚式の文・・・とりあえず書いたんだよね。えへっ・・・だからさぁ、自分達の結婚式を書かないって訳にはいかないよねぇ」
「ふーん」
嫁ちゃんの反応は微妙だ。
いきなり結婚式の文を書くといっても、意味が分からないと思われるだろうから予防線として前例があることを伝えたかったのだが、こいつは逆効果だった。
「・・・・・・」
嫁ちゃんは冊子を手に取り、写真の載っている部分だけを見ている。
「みんな若いねー」
「だろ」(汗)
「旦那ちゃんってさぁ、変わってるよね」
「・・・う、うん」
「いいよ、ご自由に、がんばってね」
かくして、嫁ちゃんからは微妙なオッケイでた。
ついにオフィシャルとなった旦那ちゃんと嫁ちゃんの結婚式の文(「旦那ちゃんと嫁ちゃんの結婚」で投稿済み)、はじまりはじまりである。
とは、いえ結婚式から、もうすでに時が経っている。
旦那ちゃん、この手の文を書くのも久しぶりなので、まずは身近な出来事から慣らして行こうということで、食事会のお話をはじめていきたいと思う。
こんな具合に旦那ちゃんと嫁ちゃんの文ははじまった。




