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68、モフモフが大好きなため 水晶鉱山

「うわぁ!綺麗!」


 洞窟に入って、想像以上の美景をメアリーたちの目に飛び込む。

 そこには、鮮やかな結晶が露出している鉱石の宝山であった。

 入口から少しい進むと、半径10メートル以上、天井が5メートル高さのあるドーム状な広い部屋にやってきた。

 部屋から三つの分岐がある通路が遠くまで伸びている。

 そして、その中心部がある溶鉱炉のような機械が設置されている。


「見たことのないマシンなのじゃ!おおお!ボタンがあるのじゃ!」


 好奇心に駆使されたアヤメは溶鉱炉に近づいて、考えずにボタンを押す。

 すると機械を起動するような騒音が部屋に充満してしまう。

 続いて、大きく透明なパネルがメアリーたちの前に浮かび上がる。

 ――――――

『ベヌリス水晶鉱山へようこそ。

 鉱山内の水晶を採掘して、溶鉱炉に入れさせてください。

 100ポイントを達成すると、30階に移動できるようになります。

 そして、パーティーの人数と同じ数のレア鉱石――オレカルスを贈呈します。

 鉱山はモンスターが基本いませんので、ご安心ください。


 レア度[C]:1ポイント

 [水晶の欠片(水、火、風、地、氷、雷)]

 レア度[B]:2ポイント

 [水晶の欠片(光、闇) 水晶の原石(水、火、風、地、氷、雷)]

 レア度[A]:5ポイント

 [水晶の原石(光、闇) 上質の水晶(水、火、風、地、氷、雷) レインボー水晶の欠片]

 レア度[S]:10ポイント

 [上質の水晶(光、闇) レインボー水晶]


 ポイント:0/100』

 ――――――

「やったぜ!モンスターがないなら、やっと安心できるようになったぜ!」

「そうだぞ!さっきからずっと心配していたぞ!メアリーは手を出さないと、水属性攻撃できるのは僕一人だぞ!」

「でも、メルラさん以外採掘のスキルがない人は採取できないですか?」


 メアリーの疑いを耳に届くと、メルラはニヤっと笑い出す。


「こんなこともあろうかと~皆のポシェットにもうスキル付きの用具を用意してきたわ~ほら~」


 メルラはそう言いながら、ポシェットから鋼で作られたスコッブとつるはしを取り出す。


「それじゃ、二人一組でちゃっちゃとやろう!」

「「「「「ウオォォォ〈なのじゃ〉!」」」」」


 モンスターがないため、今回の組分けはくじ引きで行った。

 メアリーはメルラと一緒に真っ正面の道に向かって行く。

 真っ直ぐな道の両側にキラキラと輝いてルビーとサファイアの結晶がたくさん生えている。

 メアリーの目がある30センチ以上のサファイアに引かれる。


「おおお!この長さきっとレアものが出るよ!」


 メアリーはそう言いながら、つるはしでサファイアに打つ。

 すると青く柔らかく光が閃く。


『水晶の欠片(水)1個獲得しました』


「えええ――っ!どうして欠片だけかしら?」

「あらまぁ~メアリーちゃん、次からいいものを見つけたらあたしに任せて」

「はい…」


 引き続き進みながら、メルラはその理由をメアリーに教えた。

 [岩砕]と[採掘]の専用スキルを持たないと、いくらスキル付きの器具と言っても、貰えられたのは欠片しかなかった。


「つまり、メルラさんは最初から一人で半分以上のポイントを稼ぎつもりでしたよね」

「そうだわ~でも、皆に内緒よ。せっかく皆がやる気満々なのに」

「わかった、これは私たちだけの秘密にします!でも、やっぱりメルラさんは凄いですね」

「えっ!あたし?」

「そうですよ。メルラさんはイベンドの前に既に今の状況を予測してきましたよね。私は目が皆に強いと言われたけど、それはただの距離ですよ。メルラさんは先のことを見えるのは本当の強い目だと思いますよ」


 メアリーは話が終わると、会心の笑顔を見せる。

 それを見たメルラはメアリーから過去の仲間、葵の姿が見えた。


『メルラは凄いよ~やっぱりあなたの方がマスターにふさわしいよ!』


 昔のことを思ふと、メルラはこそこそと一人話をする。


「全く、セリフも全くそっくりだったわ」


 声が小さいので、メアリーは聞こえなかったが、その顔色の変化から何かを気付いた。


「えっ!メルラさんの顔色って大丈夫ですか。少しい休憩しませんか?」

「ちょっと昔のことを思いついたもの、大丈夫。もうすぐ着くわ」


 二人は話っている間に、道の果てにある部屋がもう目に前に現れてきた。

 そこには半径3メートルの円形の部屋だった。

 壁に沢山生えているルビーとサファイアがまるで宝石箱のようにキラキラと輝いている。


「素敵!メルラさん、早くやりましょう!」

「うん、大きい方があたしでやる。小っちゃい方がメアリーちゃんに任せるわ。そして、白と黒そして虹色を見つけたらあたしを読んでね」

「了解しました。任せてください!」


 二人は気合入れて、採掘が始まる。

 10分くらいを経過し、メルラは柔らかい口調で話し掛ける。


「メアリーちゃん、ちょっといい」

「はい。何か手伝いことがありますでしょうか」

「いいえ、そうじゃないよ。ちょっと聞きたいことがあるもの」

「聞きたいこと、私に?」

「ええ。ギルドのこともう知ってたよね?」

「はい。イベンドが終わるあと、次のアップデートで導入する機能です」

「メアリーちゃんはどう思うかしら?ギルド作りたい?それとも、どっちのギルドに入るつもり」


 そこで聞こえて、メアリーは躊躇してしまう。

 ゲームを始めるから、皆と出逢い、一緒に冒険したことを覚え出ると活気のある声を出す。


「私は皆と一緒にギルド作りたいです!」


 その元気が溢れる明るい顔を見て、メルラはまるで期待する答えが出てくれたように喜びをほほに浮かべる。


「そうか~ メアリーちゃんはいいギルマスになれるわ~きっと」

「えええ――っ!どうしていきなりそんなことを、私は無理ですよ!」


お読みいただきありがとうございます。


この度、自分の拙作をお読み頂き、誠にありがとうございます。

『面白い』『続きが気になる』と思われましたら、是非ブックマークの登録をお願いします。

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