58、モフモフが大好きなため 女の子に戻ってきたレオラと掲示板
一方、お風呂場──
アヤメは薄い蒸気を透き通って、ライナーとメルラの胸にじっと睨む。
「うぎゃーっ!その脂肪の集合体は反則なのじゃー!」
ライナーとメルラはアヤメの視線に気付くと、慌ててタオルで胸を遮る
「バカアヤメ!キャラクリがお前自分で設定しただろう。今さら何を!」
「嫌じゃ!それはそれ、これはこれ!ライナーは敵なのじゃ!!」
アヤメはそう言うと指関節を柔らかく動きながら、ライナーに近づく。
「ばっ、バカ!胸が欲しなら、[化粧箱]を買えー!」
「嫌じゃ!あれが高すぎるのじゃ!」
「そいえば、メアリーはもういいの?前に[化粧箱]でキャラをやり直したいと言ってたよね」
「あぁ、それはもう大丈夫よ。やっぱりリアルと同じ体が一番便利よ~」
「アハハハ~!確かに、あたしもそう思うぜ!」
「でも、レオラを外して本当にいいかしら?彼女はきっと皆と一緒にお風呂に入りたいなっと」
「はぁっ!そいつは彼女じゃなく彼よ!まったく、何でわざわざ男のキャラを作ったのよ!今の状況は自業自得だぜ!」
「あらまぁ~レオラちゃんはきっとすごく悔しいわ。後で美味しいケーキをあげよう~皆の分もあるわ~さぁ、そろそろ出るわ~」
メアリーたちは出ようとしたところに、ドアが不意に開くと人の姿が現れる。
蒸気に満たされて部屋と言っても、メアリーの目もはっきりと見えてきた。入ったのは既に女性キャラにやり直したレオラであった。
しかし、視界がぼやけてしまう皆は人の輪郭さえ見えていなかった。
「皆、おいらはやっと……」
レオラの声が聞こえると、ネフェたちは即座にタオルで体を遮る。
「迎撃準備!」
「ラジャー!」
「待って!レオラはもう女の子になった!」
メアリーは直ちにネフェとアヤメを止めたいが、そう遅くなってしまった。
レオラの話がまだ終わらないうちに、既にネフェとアヤメに湯桶で倒されてしまったのだ。
「あたしは見違えた!あなたはそういうやつか!あれ、メアリー、さっき確か女って言ってたのよね?」
「おおお!レオラちゃんが女の子になったのじゃ!」
「うわぁ!レオラしっかり——————っ!!」
メアリーたちが呼び掛けたあげく、レオラはやっと目が覚めた。
頭にできたこぶを揉みながら、怒りに燃える瞳でネフェとアヤメを睨む。
「わりい、あたしわざとじゃないぜ!」
「そうじゃ!わざとじゃないのじゃ!」
「何でおいらは1万円が払ったあとこんなひどい目にされたのよ!!もう!!」
レオラの叫び声が響き渡ると共に、イベントの初日が無事終わった。
◇◆◇◆◇◆◇
381:名無し剣士
イベントの初日皆お疲れ
いい結果が出たよね
382:名無し騎士
あなたのC組8位だね、羨ましいな
オレ所属D組がただ13位だったぞ……
今日は野宿だ……
383:名無しアーチャー
明日頑張ればいいぞ
384:名無しアルケミスト
その通りよ
頑張って良い順位を取ればいい
385:名無し騎士
>>383、384
あの方たちのパーティーに入った裏切り者が我々の苦しみをわかるもんか!
386:名無し剣士
そうだそうだ!
387:名無しアルケミスト
異議あるか?
神聖なるじゃんけんで組み分けた結果を
388:名無しアーチャー
ところで、何で大事なことがじゃんけんで決めたのかよ
幸いエリートは全員A組に入った
そうじゃないと、きっとやられるぞ
389:名無しアルケミスト
そんなことなら心配必要はねぇよ
あの方たちはとんでもない強いぞ!
390:名無し剣士
そう言えば、メアリーちゃんのパーティーは数分の差で2位だよ
あんな小娘たちのパーティーが本当にできるね
391:名無しアーチャー
オレも驚いたぞ!
強さが知っているが、あれ程までなって全く予想できなかったぞ!
>>387
とは言え、あんたの姉さんもメアリーちゃんのパーティーに居たよね
392:名無しアルケミスト
あぁ……
でも、オレはずっと理解できねぇ
何で姉貴がエルザ様の要請を断ったのか
393:名無し神官
>>392
当ったり前でしょ?
おいらのリーダーがもっと凄いに決まってるじゃない!
>>ALL
こんばんわ
イベント楽しかった?
394:名無し剣士
こんばんわ
オレはいつものように、騎士は…
395:名無し騎士
オレは野宿だ!!!
396:名無し神官
それは大変だね
明日頑張ってくださいねw
397:名無しアーチャー
ところで、今日は遅くなったね
何をしてたか?
398:名無し神官
言いたくない(泣)
頭が痛い(物理的)
399:名無し剣士
そいえば、面白い情報があるぞ
400:名無し騎士
どんな情報だ?
401:名無しアーチャー
早く言え
402:名無し剣士
草原の上空にペガサスに乗ってプレイヤーを目撃したぞ!
403:名無しアルケミスト
ペガサスだと!?
飛ぶ機能がまだ追加していない今、制空権を握れば戦いの流れを掴める同然だぞ!
404:名無しアーチャー
>>402
どんなプレイヤーかがわかるか?
405:名無し剣士
そんなことできるわけねぇだろう!
あんな距離、メアリーちゃんしか見えなぇだろう!
あぁ!メアリーちゃんだ!身なりはメアリーちゃんとそっくりしたぞ!
406:名無しアーチャー
マジ!
ただ一日だけ、また強くなっちまったか
>>398
あなたなら、きっと何が知っているよね?
407:名無し神官
いいえ、全然w
ペガサスなんか、おいら見たことがないよw
408:名無しアルケミスト
あやしい
409:名無し剣士
あやしい
410:名無し騎士
あやしいw
411:名無しアーチャー
あやしいぞ!
412:名無し神官
お前ら、酷すぎ!
おいらは嘘をついてないのに!!!
413:名無しアーチャー
ちょっと言い過ぎた
悪かったな
でも、例のプレイヤーもしメアリーちゃん以外の人物なら不味いぞ!
414:名無しアルケミスト
kwsk
415:名無しアーチャー
メアリーちゃんはいくら強くても、今は我々と敵対の立場ではない
オレが心配したのは最近現れた例の勢力
奴らはずっと我々の打倒を目標にしてしまい、万が一奴らにペガサスを手に入れると
我々が危険ぞ!
416:名無しアルケミスト
なるほど
でも、これが我々の推測に過ぎない
417:名無し神官
こんな大事な情報を部外者のおいらに教えて大丈夫か?
418:名無しアルケミスト
大丈夫だ!ある意味であなたたちは我々の友軍ってことだ
取り敢えず、ちゃんと休憩を取って、明日頑張ってくれ!
今日はここまで、お疲れ様
419:名無しアーチャー
お疲れw
420:名無し騎士
野宿(泣)
お疲れ様
421:名無し剣士
野宿も頑張ってw
お疲れ様
420:名無し神官
お疲れ様w
——————
「まぁ、おいらは嘘をついていないよね。ん!ルーチェちゃんはペガサスじゃなく、アリコーンだ~」
「ところで、新しい勢力か……まぁ、今は考えても無駄だ。なんとかなるさ~寝よう」
レオラはそう言いながら、ベッドに入ると夢に誘われていた。
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