55、モフモフが大好きなため 三匹目の幻獣をゲットした
この悪魔は開発陣に作られた悪の塊という絶対に倒せないボスであったのだ。HPバーが1割になると直ちにすべてを滅ぼす闇のオーラを放出する。残念ですが、その攻撃を放出するため、絶対にバランスを失っていけないのだ。飛ぶ能力が失ったボスは地面に降りないと攻撃出来ないのだ。
一言で言えば、メアリーはもう一度開発者たちの予想できない奇跡を呼び出したのだ。
強運がともかくとして、HPを1割まで削るのは完全にメアリーの強い実力のお陰だった。そして、攻略不可能なクエストをクリアすると共に、メアリーは更なる強くなったのだ。
「やった!正義の勝!」
メアリーが勝利を喜ぶ時アナウンスが響く。
『隠しクエスト[水晶王国を救える]ランクSクリアしました。ただいま10ポイントを贈呈します!』
『スキル:[完全回避]を習得しました』
「あれ?このような弱いボスはランクSかしら?そして、新しいスキルって?」
メアリーは訳がわからない顔をしてスキルを確かめる。
——————
[完全回避]
致命ダメージを受ける場合にその攻撃を完全回避する。一日一度発動しかない。
習得条件
一人かつ連続で五つのボスを無傷で倒すこと。(同じボスを二回目倒す場合は数えない)
——————
「素晴らしい!でも、五つのボス?私いつから一人であれほどのボスをやったことがあるかしら?えっと、幽霊、ケルベロス、そして10階のジュピター、更にさっきのボス。四つしかないかしら?待てよ、ひょっとしてネコを守る独眼の巨人もボスだったかしら?うん…それなら確かに五つがあったよね。そう言えば、ダメージを受けることは確か一度もなかったよね」
メアリーはまだ倒していたボスを数えることに夢中になる間に、先ほど倒れていたアリコーンの女王が立ち上がるとメアリーに感謝の言葉を語る。
「わたくしは水晶王国の女王として、あなたに感謝を申し上げます」
「さほど大してことではないよ。それより、ボスに壊れた町はどうしょう……」
「わたくしの魔力を取り戻した今、町と臣民たちがすぐ元の姿に戻します」
アリコーン女王はそう言いながら長く尖った角が虹色の光を放つ。
暖かい癒し光が物凄いスピードで広がっていく。
光の届いたところにいる悪魔の手下は瞬きの間に消えていた。そして、壊れた建物が元に戻って、倒れていたアリコーンやペガサスたちも元気を取り戻してきた。
「良かった、皆も町も無事で何よりだ!」
「これで、我が国が平和を取り戻しました。ありがとう、勇者よ。そして、わたくしの勇敢なる娘よ!あなたはこの国の王女として、勇者と共に国を危機から救い出した。あなたはわたくしの光栄だ!」
「えええ────っ!」
メアリーは王女の言葉を耳に入ると、ビックリして即座に叫び出した。
「アリコーンちゃんはプリセンスなの!!!でも、何で女王のように話せないかしら?」
「異世界の勇者よ! 我々アリコーンは人間の言葉を喋ることが出来ない種族ですが、女神カレン様の加護を受けたわたくしあなたと交流できないです」
「なるほど、まぁいいか~」
メアリーはNPCの女王が自分の質問をピッタリと答えていたことを全く気付かなかった。まぐれか、それともアップデートと共にNPCの会話機能を追加したか。それはゲームの運営者たちしか知らなかったのだ。
メアリーは床に降りて、アリコーン王女を優しく撫でる。
「あなたのおかげで、私はボスを倒されたよ。ありがとう、これからも立派なプリセンスを目指して頑張ってくれよ!」
メアリーはアリコーン王女と別れると、外に向けて足を踏み出す。
しかし、アリコーン王女はまるでメアリーと別れたくないように、ずっとメアリーの側に連れて行く。
「えっ!ここはあなたの家だよ!どうして私に…」
メアリーはアリコーン王女の黒真珠みたいな瞳を目すると、目の縁から涙が染み出てくる。
「私もあなたと別れたくないよ……うっ…」
メアリーとアリコーン王女はもうすぐ泣き出した時、女王が声を掛けるとこの切ない雰囲気を打ち破る。
「勇者様、わたくしの娘がどうしてもあなたの傍から離れたくなさそうです。あなたの旅に彼女を一緒に連れて行ってもいいでしょうか?」
女王の質問を聞き終わるとアリコーン王女は嬉しそうに鳴き出すと渾身が金色の光が輝いている。と同時にアナウンスが響く。
『スキル[アリコーン召喚]を習得しました』
「良かった、これでまた一緒に空で思い切って飛べるようになった!うっ、うーわん!」
メアリーはそれを聞き、即座にアリコーン王女を抱き締めると先ほど一生懸命我慢した涙が頬を伝う。勿論、それは喜びの涙なのだ。
「女王様、アリコーンちゃんことは私に任せてください!では、行くよ!」
女王と別れると、メアリーは快さに溺れて、青く澄んで絹のような陽光でキラキラと輝いて水晶で造られた町の絶景が全く見る気のなく、アリコーン王女と一緒に空に舞い上がる。
「あっ!忘れちゃった。あなたの名前を聞かなかったよ……どうしょう……」
メアリーは悩んで際、日輪の光差しがアリコーン王女の体を照らすと、まるで夕陽のように美しい金色の光が輝いている。
「綺麗な光だ~!あっ、そうだ。ルーチェはどう?イタリア語の光の意味よ!」
アリコーン王女は凄く満足してように雲上の世界を自由に舞っている。
「アハハ~!よっし!今日からあなたの名前はルーチェだ!ルーチェちゃん、私たちの家にしゅっぱーつ!」
ルーチェが羽ばたくとメアリーたちと一緒にネコハウスに向けて飛んで行く。
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