表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/70

47、モフモフが大好きなため 一人じゃない戦い

「嘘!綺麗!」


 踏み付けた地面を除いて、上左右は全て輝いている星々であり、まるで宇宙の中であった。

 メアリーがこのような景色に感心している間に、真っ直ぐの向こうから、まるでナポレオンケーキの断面みたいな木星がだんだんと近づくになってくる。


『勇者よ!ようこそ余の領域へ!』


 男性の声が響くと、緑色の鎧を纏っており、顔つきが獰猛である悪魔は緑色の翼を振り回して飛んで来る。


「あなたはボスだよね!フェル、幻獣化!」


 メアリーはボスを見た瞬間、幻獣化したフェルに乗って戦闘態勢を取る。

 ジュピターは地面に降りて、聞いたことのない呪文を詠唱すると魔法陣が輝き、凄まじい風の刃が空気を切り刻んでメアリーに襲い掛かる。


「いきなり魔法攻撃だね!クマさんたち、攻撃を止めてくれ!」


 メアリーは即座に六体のレッドクマを呼び出し、風の刃を受け止めていた。

 レッドクマは火属性なので、大きいダメージを受けなかった。

 ジュピターが剣を抜き、天に向けて突き出すと鋭い蔓が地面を突き破り現れ、メアリーに襲い掛かる。


「クマさんたち、私を守ってくれ!スズちゃん、大文字よ!!」


 レッドクマたちはメアリーの前に立って攻撃を受け止めた。

 スズが空に跳んで鳴き出すと地面に赤い魔法陣が現れ、五つの炎が飛び出してジュピターを囲むと焼き払う。

 ジュピターのHPバーがだんだんと減り続けてくる。

 瞬きの間に半分以下に減ってきた。

 それと同時に、レッドクマたちも鋭い爪ですべての蔓を消滅してきた。


「よーし!クマさんたち、一気にっ!!」


 メアリーはレッドクマたちに攻撃命令を下そうとしたところに、炎に包まれるジュピターが再び剣を天に向けて突き出すと大型魔法陣が輝く、中から十数体の分身が現れ、剣を振り回して襲い掛かる。


「召喚──っ!?ちょうどいい、本物の召喚術を教えてあげよう!出でよ、黄金の林檎!」


 メアリーは即座に林檎を呼び出し、敵の進む道を遮った。


「ボムッ──っ!!」


 モンスターたちが林檎を接触すると、直ちに起こった爆発に巻き込まれて動きが一時止まった。

 六体のレッドクマがこのタイミングでハンマーのような拳で敵を叩ける。


「一気にあいつを倒すよ!スズちゃん、ボスに火炎弾を三連射よ!そして、出でよ、クマさんたち!!」


 六体のレッドクマがボスの周りに召喚されると即座に鋭い爪を振り回すと凄い斬り味の風圧をジュピターに撃ち込む。

 ほぼ同時に、スズに撃たれた三つの炎の玉もジュピターに直撃した。

 怒涛の嵐のような攻撃でジュピターのHPバー二割まで減ってきた。


「あっと少し、もうちょっと大文字でボスを倒せるよ!」


 メアリーがレッドクマたちに攻撃命令を下そうとしたところに、攻撃で動かないはずのジュピターは軽やかに剣を振ると、先より数倍鋭い剣圧がレッドクマたちに襲い掛かる。


「ザクシュ────っ!!!」


 一撃を受けて、すべてレッドクマが真っ二つに斬られて消えてしまった。


「嘘!致命ダメージ!?」


 メアリーがその不思議なダメージにビックリされたところに、剣圧が勢いのままに襲い掛かる。


「不味い!やられてしまうよ!」


「ザクシュ────っ!!!」


 肝心な時、フェルが体でメアリーを守ってきた。

 しかし、幻獣化したフェルも相当的な怪我をして、HPバーが一気に三割まで減って幻獣化を強制的に解除されてしまった。


「フェル────っ!あっ、早くポーションを!黄泉から再び戻れ、クマさんたち!」


 メアリーは即座に霊体のレッドクマを呼び出し、ジュピターに襲い掛かる。

 続いて、マジックポッチェトからポーションを取り出すと、直接にフェルに投げ出す。

 元々ポーションはプレイヤーしか回復できないアイテムであったが、[ポーションスロー]のスキルを使ったら、召喚獣でも回復できるようになる。

 ポーションを十数個使って、やっとフェルの怪我を全部治してきた。


「さっきはありがとう。もう大丈夫か?」


 フェルはまるで感謝するように、「ワン」と吠え、頬をくっつける。


「ウフフ~ くすぐったいよ、また戦闘中なのに……」



「ザクシュ────っ!!!」


 この時、ジュピターが体から沢山の風圧を放つと、霊体のレッドクマを全て倒してしまった。

 続いて、剣を持ってメアリーに襲い掛かって来る。


「クマさんたち!助けてくれ!!!」


 メアリーはスズのスキルクールタイムが終わるまで時間時間を稼ぐためレッドクマを呼び出したが、ジュピターが剣を軽やかに振ると全て剣圧で倒されてしまった。


 肝心な時、フェルがメアリーを守ろうとするため、小さな体で前に立ちはだかる。


「ダメ──――――っ!!!!」


 あっと数秒で剣圧に斬られる際、まるで奇跡のようにシステム音が耳に流れ込む。


『ケルベロス(フェル)の親密度を500超えました。スキル[鮮血の咆哮(ブラッディハウリング)]を習得しました』


「新しいスキル!?この一撃ですべてを賭ける!フェル、鮮血の咆哮(ブラッディハウリング)!!!」


「オオオ──――――っ!!」


 フェルが仰いで長く吼えると周りの地面に鮮血に染めた魔法陣が現し、中から伸びる暗赤色のオーラが怨霊の手みたいにジュピターに襲い掛かる。

 ジュピターは即座に剣圧で全ての怨霊を斬った。

 しかし、斬られた怨霊はまるで増殖のように一気に倍になると勢いよくジュピターの手足を縛っていた。


「よーしっ!流石フェル!これが最後よ!スズちゃん、大文字!!!」


 縛られて動けなくなったジュピターは猛烈な炎に焼かれて灰燼に帰して始末された。

 メアリーは胸を張って、死んだジュピターの死体を指す。


「あなたに勝つ理由はただ一つ!それは、私は一人じゃないもの!!」


 メアリーはそう言うとフェルとスズを抱き締めると感泣する。


「ありがとう、フェル、スズちゃん!」


『ジュピターを倒しておめでとうございます!ただいま全員が休憩エリアに転移します!』


お読みいただきありがとうございます。


この度、自分の拙作をお読み頂き、誠にありがとうございます。

『面白い』『続きが気になる』と思われましたら、是非ブックマークの登録をお願いします。

拙作を評価していただけるととても励みになりますので、大変嬉しいです。


予告:錬金術をメインとするVRMMO小説の新作『ララリのアルケミーダイヤリー ~もふもふと共にゲームを満喫する!~』来週公開予定です。勿論、主人公は可愛い女の子とモフモフですよ。楽しんでください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ