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41、モフモフが大好きなため イベント通知が届いた

 和やかな雰囲気が流れていた間。メッセージの通知音が鳴った。


「あっ、イベントの内容のお知らせが届いたよ」


 皆はテーブルを回る。それぞれメッセージに目を通す。


 ——————

 イベント[決戦!六曜のタワー]——

 ルール:

 1.プレイヤーたちはパーティーの形式で一日10階です。六日間に合計61階のタワーを挑戦します。ゲーム内期間で六日間はゲーム外での時間経過は時間を加速させているためたった三時間です。ご安心ください。


 2.毎日クリアの順番によってポイントを稼ぎます。イベントが終結後、そのポイントで賞品と交換できます。さらに、ランキング10位以内のパーティーはユニーク装備と全ステータスを6%アップさせるボーナスを贈呈します。

 1位:20ポイント 2位:15ポイント 3位:10ポイント 4位―10位:5ポイント

 10位以降:1ポイント


 3.毎日の開放時間は8時から17時までの9時間です。限定時間内にクリアできなかったパーティーがリタイアとします。10階をクリアしたパーティーは休憩用のエリアに転送します。そこで休みか、それとも隠しクエストを探すかはプレイヤー次第です。


 4.階層のクリア条件について、パーティーがその階層に入る時点に条件を知らせます。条件をクリアするとパーティー全員は次の階層に転移できる。クリア条件の流出を防止するため、メッセージ機能はパーティーメンバー間にしか使えません。ご了承ください。


 5.毎日の最終階層はボス戦です。戦闘が開始する前に、様々な厳しい条件を選択できます。条件によって、ボーナスポイントを貰います。六日目でランキング10位以内のパーティーは60階のボスを倒した後、61階に待っている最悪最強のボスを挑戦できるようになる。討伐すると特別な賞品を贈呈します。


 6.死亡回数について。パーティーメンバーの合計死亡回数が10回を達すると直ちにリタイアします。ご注意してください。


 7.六曜のタワーに、隠しクエストもあります。クリアするとユニーク装備やスキルを贈呈しますので、是非探してください。


 8.休憩エリアとタワー内の隠すクエストをクリアの場合に、難易度によってポイントを贈呈します。

 S級:10ポイント A級:8ポイント B級:5ポイント C級:1ポイント


 10.一度ログアウトするとイベント再び参加が出来ません。

 ——————

「おおお!時間加速か、面白いのじゃ!!」

「今回はスピードの勝負よね。おいらに任せてくれ~!」

「休憩エリアの探検か?私に任せてくれ、この目ですべての隠し要素を探し出すよ!」

「まるでキャンプ見たいわね~ 料理をもっと用意しないといけないわ~」

「そうじゃ!ちゃんと遊びの計画をしないと、ギャンプは面白くないのじゃ!」

「あのな!イベントはギャンプじゃないぞ!!」

「ギャンプなのじゃ!メルラさんもそう言ったのじゃよ!ベータ!」

「こら!バカアヤメ、逃げるな!!」


 イベント説明を読んで、メアリーたちはまるで戦隊映画を見る子供のように興奮する。

 それに対して、ネフェとライナーがいつものように落ち着いて、戦術を考える。

 メアリーはそれを見ると、ネフェの手を引っ張る。


「ネフェ、何を考えるかしら?皆と一緒に話しようよ!」

「いや、あたしたちは……」


 まるで子供のように無邪気な顔をしてメアリーを見ると、ネフェはメアリーと一緒なら戦術なんか必要はないと思うと、にやりと笑う。


「ネフェ?何か面白いことが思いついたかしら?教えてよ!」

「いや、何でもないぜ。ほら、あたしたちも皆のところにいこう!」

「へ――っ!きっと何かをいいものがある!早く教えてよ!」


 この時、メルラは店の後ろから色とりどりのデザートを持ってくる。


「皆さん、ケーキが出来たわよ~」


 メアリーは声に辿って見ると、直ちに目がキラキラしている。


「ケーキだ!!ネフェ、早く行こう!」

「わかった、プリンはあたしのものよ!渡さないぜ!」

「今日の料理とデザートは全部あたしがおごるわよ~ どんどん食べなさい~!」

「「「「「ウオォォォォォォ〈なのじゃ〉!」」」」」


 こうして、メルラの店で行った宴会か深夜まで続いていた。

 翌日、メルラ以外の全員は睡眠不足で先生に叱られたのは別の話であったのだ。


 ◇◆◇◆◇◆◇


 そうして準備期間の内に各自やるべきことをやりきったところで、ついにイベントの日がやってきた。


 メルラの店に、メアリーは待ちに待った装備[闇の深淵]という眼帯を付けて、ステータスを確かめる。

 ——————

 名前:メアリー

 LV33

 職業:スピリットサモナー

 称号:スピリットサモナー

 HP286/286

 MP173/173


 [STR0(+5)]

 [AGI0(+5)]

 [INT0(+5)]

 [DEX228(+549)]

 [VIT0(+5)]


 装備

 頭 [争いの女神(エリス)の冠]

 体 [深淵ノマント]

 武器 [空欄]

 腕 [深淵ノ手袋]

 靴 [深淵ノブーツ]

 装飾品 [神々の女王(ヘラ)のネックレスⅡ]

 [闇の深淵]


 スキル

 ジョブスキル

 [召喚Ⅵ][召喚モンスター強化Ⅵ][召喚術の素質Ⅵ][鷹の目Ⅴ][複製Ⅴ][精霊の契約Ⅱ]

 キャラスキル

 [狩りの女神(アルテミス)の目][ポーションスロー][看破][ウンディーネ][カレンの祝福][アクアトルネード][メテオフォックス召喚]

 装備スキル

 [黄金の林檎][ケルベロス召喚][死霊召喚][精神転換]

 ——————

「これでパーフェクトよ! 皆、目指すは一位よ!!!」

「「「「「ウオォォォ〈なのじゃ〉!」」」」」


 メアリーたちが店から出て、集合場所として噴水のところに行き着いた。

 それと同時に、アナウンスが響く。


『それでは、第一回イベント[決戦!六曜のタワー]始めますよ!皆さん、上位を目指して頑張ってください!』


 そう言い終わると空にカウントダウンが表示され、ゼロになった瞬間メアリーたちが光に包まれて転移した。


お読みいただきありがとうございます。


この度、自分の拙作をお読み頂き、誠にありがとうございます。

『面白い』『続きが気になる』と思われましたら、是非ブックマークの登録をお願いします。

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