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39、モフモフが大好きなため 装備が進化してきた

「よーし!到着!」


 鮮やかな花畑に、数メートル高さがある荘厳な神殿が建っている。

 入口の両側に古代ギリシャ勇者の彫像が立つ。空から青く澄んで絹のような光は石で造った階段をキラキラと光らせている。

 階段の下に黄金の額帯を付けた足の速い四頭の神馬に戦車がある。威風辺りを払って戦車の上に立っている男性こそは戦いの神——アレースである。


 アレースはメアリーを見ると即座に戦車を駆使して、鋭いランスを持って勢いよく襲い掛かる。


「うわっ!どうしていきなりを!少なくとも言ってくれよ!フェル、っ!」


 メアリーはフェルにアレースを迎え撃つようにしたが、フェルは既にアレースが放つ凄まじい闘気で戦意喪失して、地面に腹ばいになってしまった。

 スズも驚きのあまりメアリーのマントに逃げ込んでしまった。


「こうなったら、いっけい!クマたち!」


 メアリーはレッドクマを呼び出し、攻撃を受け止めるが。召喚された瞬間、四頭の神馬の目から放ったビームにやられて消えてしまった。


「うっ、嘘!」


 メアリーは初めて何もできず死を待つしかないという恐怖を感じてしまった。


 あっと僅かな距離でランスに喉を突き刺してしまう時。

 ずっとメアリーに抱いたネコが虹色の光を放って、アリースのところに飛んでいた。

 続いて、女神アフロディーテの姿に変わって、アレースを押止める。


「アフロディーテ、あなたに会えてよかった。オレは今すぐあなたを傷つけたギリシャ人に神の罰を与えに行く!」

「いいえ、そのギリシャ人は実にトロイ人に偽装した者だわ」

「オノレー!こうなったら、オレはトロイ人に天罰を下しに行く。ここでオレを待ってくれ」

「アレース、もう戦い必要はないわ。人間の運命は人間自身で決めましょう」

「傷つけられたでも人間を恨まないなんて、あなたは何と慈悲深いよ!わかった、あなたの言う通りにする」


「あの、私を無視するなんて構いませんけど、このランスを収めて頂けないでしょうか」


 二人が話し合う間に、メアリーはアレースのランスに喉を指されているため、既に冷や汗でびしょ濡れてしまったのだ。

 二人はまるでメアリーの話を聞いたように、眩い光を放した。


『クエスト:[戦神を阻止する]完了しました。10秒後に女神の神殿に転送します』


「ふぅ……やっと終わった。さっきはビックリしたよ。ネコさんはいないと本当にやられちゃったよ。ウフフ~ これは全部椿姉ちゃんのお陰でね」


 メアリーが光に包まれて、元の神殿に戻ってきた。

 そこには、自分を待っている二人の笑顔が目に付く。

 メアリーは胸を張って、敬礼する。


「お待たせしました。メアリー、ただいま戻りました~」

「おお~ メアリー卿、お疲れ様なのじゃ!」

「お二人とも、茶番はそこまでだ。ところで、皆はどんなクエストか?変と思わない?」


 三人は互いにクエストを教える。


「なんか…僕知ってたトロイ戦争と大きな間違いがあったぞ」

「えっ!私の知ってた神話とピッタリよ。アヤメちゃんは?」

「あたしは全く知らなかったのじゃ!でも、すっごく面白かったのじゃ!」

「まぁいいか、僕も結構楽しかった」


 ライナーは元々変なクエストの後ろに何かが隠れると思ったが、二人が楽しんでいる笑みを見ると、遂に辞めていた。


「ライナー、メアリーちゃん!宝箱の紋章が全部ピカピアにしたのじゃ!!!」

「ひょっとして、今は開けられるかもしれないぞ」

「では、せーのっ!」


 三人は力込めてふたを持ちあげる。

 中から三つの光はそれぞれに三人が付けているネックレス、リングそしてイヤリングに刺し込む。


『[神々の女王(ヘラ)のネックレス]が[神々の女王(ヘラ)のネックレスⅡ]に進化しました』

『[戦いの女神(アテナ)のリング]が[戦いの女神(アテナ)のリングⅡ]に進化しました』

『[愛と美の女神(アフロディーテ)のイヤリング]が[愛と美の女神(アフロディーテ)のイヤリングⅡ]に進化しました』


「おおお!装備が進化したのじゃ!」

「どこまで強くなるかな?早く確かめよう!」


 三人は装備を確認していく。

 ——————

 [神々の女王(ヘラ)のネックレスⅡ]

 [全ステータス+5]最大召喚可能の数が2倍になる、クールタイムが3倍になる。


 [戦いの女神(アテナ)のリングⅡ]

 [STR+10、AGI+10]敵に与える物理ダメージが常に2倍になる、受けるダメージが2倍になる。


 [愛と美の女神(アフロディーテ)のイヤリングⅡ]

 [INT+10、MP+50]魔法で与えるダメージの2%分、自身のMPを回復する。スキル[派生マジック]が更なる派生できるようになる。

 ——————


「やったぞ!これで僕のイルージョンスローがまた強くなるぞ!」

「ほほ~ これであたしは三段マジックを使えるのじゃ!」


 二人は嬉しいだが、メアリーは説明を見て、DEX以外あんまり用がないなと思う。

 メアリーは僅かな5ポイントが何時かの日に自分をどれほど強くなれるかがまだわからないのだ。


「まぁいいか~ これで、イベント開始まで、各自レベルアップに努めよう!」

「「ウオォォォォォォ〈なのじゃ〉!」」


お読みいただきありがとうございます。


この度、自分の拙作をお読み頂き、誠にありがとうございます。

『面白い』『続きが気になる』と思われましたら、是非ブックマークの登録をお願いします。

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