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23/70

23、モフモフが大好きなため 有名人になっちゃった

 メアリーは二人の手を繋いて人混みの中を擦り抜けてネフェとメルラにいるところに逃げていた。


「ネフェ、メルラさん、ただいま~」

「お帰り~ メアリー、お疲れ」

「お帰り、メアリーちゃん、そして可愛い子たち~」

「ピカピカの美少女と美人お姉ちゃんはメアリーちゃんの知り合いなのじゃ?早くあたしたちに紹介してくれよ!」

「あっ、ごめんなさい。ピカピカの?彼女はネフェ、私の親友だよ~ こちらは最初からずっとお世話になっているメルラさんです。ネフェ、メルラさん。彼女たちは前に言ってた友達のライナーとアヤメちゃんですよ」


 皆は互いに自己紹介が終わったばかり、広場に美しい音楽とアナウンスが響く。


「緊急クエストお疲れ様でした。皆さんのお陰で、魔王軍の先頭部隊が全部消えましたよ!」


「「「ウオォォォォォォ!」」」


「それでは、ランキング10位に入るプレイヤーたちを公表しますよ」


 巨大なスクリーンに10位から次々と映している。

 三人がドキドキしてじっとスクリーンに目を凝らす時、隣に澄んだ声が響く。


「やった!おいらは10位っす~!」


 ある男性神官の身なりをして美少女っぽくて人は興奮して跳び上がる。

 しかし、メアリー達が全精力を集中してじーとスクリーンを睨んでいるため。全く気付かなかったのだ。

 この時、ライナーとアヤメの名前が二人の目に映る。


「やった!僕は8位だぞ!!」

「やったのじゃ!あたしは5位なのじゃ!!!」

「おめでとう、二人ども~」


 メアリーは二人のために喜ぶ一方、引き締まって自分の名前を待っている。


「それでは、ベスト3を発表します~」

「まず、3位は~ タネッドさんです~~ おめでとうございます!」

「次は、2位は~ メアリーさんでーす~!おめでとうございます!」


 自分の名前を聞いて、メアリーは興奮して震える声でネフェに尋ねる。


「わっ、私は2位だっ、だよね。まっ間違ってないよね?」

「その通りよ、メアリーは2位だ~ おめでとう!」

「やっ、やった!!私は2位ダァァァ!!!」


 メアリーが興奮しすぎて、即座に跳んで上がる。

 この派手な行動がまた周りにいるプレイヤーたちの目線を引き寄せてしまった。


「あら~ メアリーちゃんと可愛い子たち、早うちの店に逃げるわよ~!」

「「「「はっ、はい〈なのじゃ〉!」」」」


 ◇◆◇◆◇◆◇

 201:名無し剣士

 緊急クエストが無事終わったね

 皆お疲れ


 202:名無し騎士

 もう二度と思いつかない

 あのような津波……


 203:名無しアルケミスト

 うわ、メアリーちゃんと同じエリアか

 可哀想……思い切って泣いてくれw


 203:名無し剣士

 >>202

 オレもそうよ!

 海エリアのモンスターは全部例の魔法使いに奪われてしまうよ

 何よあのノジャロリ


 204:名無しアルケミスト

 それは大惨事だなw

 タンクマジシャンかもw


 205:名無しアーチャー

 遅かって、すまん

 プレイヤーたちに囲まれたから……


 206:名無し神官

 遅くなって、ごめんねw

 おいらも変なおじさんたちにナンパされちゃったっすw


 207:名無し剣士

 お疲れ様 上位入賞者二人

 おめでとう


 208:名無しアルケミスト

 おめでとう!w


 209:名無し騎士

 おめでとう

 >>206

 って、お前は男だろう、まだ男たちを誘惑したんだな……


 210:名無し神官

 中身は オーンーナーノーコっす!

 何度も言ったはずでしょうw


 211:名無しアルケミスト

 まぁまぁ、二人とも、喧嘩をやめなてくれ

 >>205 

 三位が既に有名人になったな

 >>210

 回復職で十位に入って、お前さ、めっちゃ強いじゃないか?


 212:名無し神官

 どうも~ 

 やっとおいらの強さを分かったかw


 213:名無しアーチャー

 >>211

 3位だけど、疾風の女武神(ワルキューレ)と桁違いすぎるぞう

 そして、例の嬢ちゃんにも大幅に超えられたなんて、まだまだ未熟だ……


 214:名無し神官

 そうだ~ 3位は確かメアリーっていう子っすね

 やっぱり召喚術か、精霊さえも使えるなんて

 あの子と友達になりたいっすね~


 215:名無し騎士

 お前、何をしにつもりだ

 あんな良い子に手を出すな


 216:名無し神官

 失礼な!

 何度も言ったのに、おいらは女の子!


 217:名無しアルケミスト

 ちょっとすみませんが

 >>216

 お前、イヤ、あなたひょっとして、リアルで女性か?


 218;名無し騎士

 そんなことあり得ないでしょう


 219:名無し神官

 そうっすw

 16才のJKっすよw


 220:名無し騎士

 ほら……

 ナニィィィィィィ!!!!!!!


 221:名無し剣士

 何!!!!!!!


 222:名無しアーチャー

 やっぱりそうなのか

 まぁ、最初からも気にてるけど


 223:名無し騎士

 >>219

 いろいろな失礼なことをした……

 すまんな、嬢ちゃん


 224:名無し神官

 へいきへいき

 気にしないっすw


 225:名無しアルケミスト

 ところで、ボスと相談したよ

 良ければ、明日の夜8時で一緒に挨拶しないか?


 226:名無しアーチャー

 サンキュー! 

 8時だよな、了解す


 227:名無し剣士

 オレたちはあんまり強くないが

 それでも大丈夫ならホントウありがたいな


 228:名無し騎士

 その通りだ

 オレたちは必ず行くよ!


 229:名無しアルケミスト

 そうしたらボスたちが大喜びだぞ

 >>224

 あんたは? 時間の都合上に問題あんの?


 230:名無し神官

 ごめんなさい!

 迷惑をおかけ、申し訳ございません!

 あたしはギルドに入るつもりないです!


 231:名無しアルケミスト

 へいきへいき、元々強制的なものじゃないから

 そいえば、あんた、やっぱりあの嬢ちゃんと一緒にしたいだね


 232:名無し神官

 はい!その通りっすw!


 233:名無しアルケミスト

 それじゃ、グッドラック~

 とりあえず、今日はこれで

 明日の夜八時で皆さんを待ってるぜ

 お疲れ様


 234:名無し騎士

 お疲れ様


 235:名無し剣士

 お疲れ様


 236:名無しアーチャー

 お疲れす


 237:名無し神官

 ありがとうっすw

 お疲れ様っすw


 ——————

 こうして、有名人になったメアリーが知らないうちに、新しい仲間になれるかもしれない可愛い男(女)の子が現れていた。


お読みいただきありがとうございます。


この度、自分の拙作をお読み頂き、誠にありがとうございます。

『面白い』『続きが気になる』と思われましたら、是非ブックマークの登録をお願いします。

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