18、モフモフが大好きなため 女神の祝福をゲットした
勝利の兆しが既に見えてきた時、ボスの体から赤いビームを周りに放つ。
貫通攻撃のため、ビームが周りのクマを一撃で倒して、勢いのままに後ろにいる二人に襲い掛かる。
「伏せろ!」
「了解!」
二人はまるで知っていたように、とうに攻撃の死角に行き着き、伏せて避けていた。
「ネフェの言った通り、攻撃が届かない!」
「当たり前だぜ!あたしは誰だと思う?」
「はいはい、ネフェ様。あぁ!ボスがまだ来るよ!」
ボスは足に力を込んで物凄いスピードで二人へ跳んで来る。
「メアリー!今だ!」
「はいよ!出でよ、フェル!アンドっ幻獣化!」
既に幻獣化していたフェルが暗い魔法陣から飛び出して、鋭い爪でボスを迎え撃つ。
いくらボスは強いとして、バグみたいなフェルの前にも雑魚と同然であった。
「ザクシュ!!!!!!!」
ボスはフェルの爪撃を受け、HPバーが完全に消えと地面に伏せ倒した。
「やった!さすがフェル!」
「感心してる場合じゃねぇ!最後の断末モードがまた残ってるよ!早く予定通りにしろ!」
「あっ、了解!」
ここまでの全てはネフェの戦術であった。
最初の反射バリアとクマの攻撃で一気にボスのHPを半分以下に減らし、全範囲致死攻撃を引き出すと同時に、二人は攻撃の死角に隠すこと。
ボスは致死攻撃が終わると攻撃パターンが近接攻撃に切り替わる時、フェルの力で速やかにボスを倒すこと。
この際、身の毛もよだつような鬱々たる声が響く。
「クリエニル!勇者を殺せ!再び魔王様に忠誠を!」
クリエニルは不気味な暗いオーラに囲まれて、体が真っ黒な太い光が輝いて天井に向かって伸びると全身が黒い炎に包み込む巨大な化け物になる。
クリエニルが大きな口を開け、二人を噛み殺すように鋭い牙を剥きだす。
このような光景の前に、恐怖を乗り越える唯一の方法は速戦即決だろう。ネフェは想定していた戦術もそうであった。
肝心な時、先ほどに子供から貰った[クリエニルの涙]から溢れる輝きは美しい女性の姿を形作ったのだ。
「邪悪な魂よ!今こそ消え去れ!」
女性が手を軽くて振れ、暖かくて優しい光が輝く。クリエニルを取り囲む邪悪な気配を浄化してきた。
「オノレー!女神カレンよ!魔王様がこの大地を支配する前に、我ら決して諦めない!!!」
クリエニルを取り囲む邪悪な気配を浄化してきた。しかし、正気に戻ったクリエニルが床に伏せ倒して光の玉になって女性の手に飛んだ。
二人が女性をじっと見つめていると、彼女は話し始めた。
「わたくしは現在を司る女神カレン。ありがとう、クリエニルが魔王の手下に操られてしまうところでした」
「モフモフは大丈夫か!死んで……いないよね!?」
「クリエニルの魂はもう汚されてしまうところでした。このまま放っておくと、きっと魔獣になってしまう。そのため、わたくしの神殿に連れて戻して彼の魂を浄化させたい」
「それは良かったけど、守護神がいないと、村は大丈夫なのか?」
「村を守るため、わたくしはここに普通の魔物が近づけない結界を張った。強い魔物が現れる時、勇者のあなたたちに頼む」
「任せてください!女神様!」
「お礼に、貴方に私の祝福を差し上げよ」
『スキル:[カレンの祝福]を習得しました』
「クリエニルと会いたいなら、氷雪の国にある神殿に来てくれ。次のお会いするのを楽しみにする。勇者たちよ」
その言葉を最後に光は天に昇って消えていっていた。
それと同時に神殿が消えていた。
二人は元の森に戻った。
「これで、終わったかしら?」
「そういうことだぜ!メアリーのお陰で、最後の断末モードがなくなるよ。そして、スキルも手に入れるぜ!」
「どんなスキルかしら?確かめましょう」
二人はスキルパネルを呼び出して説明を確認する。
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[カレンの祝福]
全ステータスポイントが5%上昇する。装備スキルのクールタイムが半分になる。
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「やったぜ!これ、あたしにピッタリだぜ!」
「アハハ……私なら、微妙って感じかな」
「まぁ、メアリーは極振りだから、クールタイムは疾うにゼロになるよね」
「ムムム……まぁいいか。[DEX]も5%アップしてきたし、早く転職に行こう!」
「じゃ、転職が終わったら、広場で集めよ。いいのもを見せるぜ!」
「わかった!もうワクワクするよ!」
メアリーは王都に転送して、召喚術士協会に行き着いた。
「それでは、次の職業を選んでください」
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[スピリットサモナー]
精霊と契約を結ぶのを通して、精霊の力を手に入れる。
精霊の属性によって、攻撃や妨害、回復などのことができるようになる。
良いバランス性を持つ二次職。
スキル:[精霊の契約Ⅰ]スキルレベルで召喚する精霊の継続時間と最大契約精霊数を決めること。
[ネクロマンサー]
死の世界に魂を売り渡すことによって、冥界の力を手に入れる。
様な不死族モンスターを特殊召喚して、敵を殺せるようになる。
攻撃特化性二次職。
スキル:[死の契約Ⅰ]スキルレベルで召喚する不死族モンスターの数と種類を決めること。
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「うん……霊体が好きだけど、ゾンビとかスケルトンはちょっと……そして、ウンディーネと契約しているもの。やはり精霊の方がいいよ、最初からはそうきめたもの」
メアリーはそう決めたら、[スピリットサモナー]のボダンを押す。
『[スピリットサモナー]に就職しました』
『称号:[スピリットサモナー]を取得しました』
『スキル:[精霊の契約Ⅰ]を習得しました』
『スキル:[ウンディーネ]を使用可能になる』
「ヤッホー!ウンディーネが召喚できるようになった!早くネフェと集まって試して見よ」
メアリーはワクワクして早足で広場へ走り出す。
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