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17、モフモフが大好きなため クリエニルと戦う

「うわっ!あれはレッドクマだ!気を付けて!」

「ウフフ~新しいモフモフが現れた。出でよ、トラハチ!」


 メアリーは石を投げると六体のハチが羽を振ってクマへ突進する。

 最初の大陸に置いて、レッドクマはかなり強いBレベルのモンスターである。

 身長2メートル以上のクマが爪を振り回すと物凄い風圧が刃のように空を切り裂き、トラハチに襲い掛かる。

 

「ザクシュ!!!!!!!」

 

 ただ一撃ですべてのハチが光となってき倒されてしまった。


「うわ!一撃で倒されたよ!メアリー、大丈夫」

「安心して、私の力がまだまだだよ!深淵から甦れ、ゴーストトラハチ!」


 六体の青い鬼火が付くハチがクマたちを突き刺さった。

 しかし、強いレッドクマに対して、ハチの攻撃でダメージをほとんど与えなかった。


「ムムム、手強いクマさんよね!フェル、戦闘準備!」


 フェルが敵陣に突入して、鋭い爪で敵の体に刺し込むと即座に消えさせていた。


「よし!フェル、この調子で敵をやっつけよ!」


 いくらBレベルのモンスターであっても、幻獣化したフェルの前に手を出すチャンスさえもなかったのだ。

 しかし、敵の数がどんどん増えて、フェルが爪で単体攻撃しかできなかったので、戦いは膠着状態に陥ってしまった。


「敵の数が多すぎよ!何とかするよ!ネフェは強いでしょう」


 このような緊張の局面に対し、ネフェは自信満々な笑みが浮かべる。


「そろそろあたしの出番だぜ!ミラーマジック!」


 ネフェが魔法を放つと大きな鏡がフェルの側に現れる。

 鏡がキラキラと光り輝くと瓜二つの犬が現れて、フェルと一緒に敵を次々と倒せる。


「おおおお!ネフェ凄い!まるで双子みたいな!名前は……ん……フェルツウだ!」

「フンフン~ この程度で驚くなら困るね。これは氷山の一角だぜ!カオスイリュージョン!!」


 敵の周りに五つの鏡が現れて姿を映して、そっくりしたクマの幻影が現れた。

 敵はまるで引かれたように、実体もない幻影に襲い掛かる。


「メアリー!ファントムの効果は10秒しかない!この隙で一気に決めよ!」

「了解!いっけい!敵をやっつけよう!」


 戦力が一気に倍になるため、あっという間すべての敵を始末していた。

 この時、フェルツウが光となって消えていた。


「えええ!フェルツウが消えちゃった!?」

「あぁ、時間切りだぜ。ミラーマジックでコピーした分身は3分間で消えるよ。そして、能力は本体の半分だよ」

「そう言えば、確かフェルツウは一撃で敵を倒さないよね。それでもネフェがすっごく強いよね」

「フンフン~!やっとあたしの実力を理解したか?もっと崇めたまえ!」

「はいはい~ 流石ネフェ様~!」


「そろそろ出発するよ!メアリー、何しにつもり?」

「ちょっと待って、召喚石があるらしいよ」

 

 メアリーはそう言いながら、地面に降りて茂みに足を踏み入れる。

 戦いの最中に、一匹のクマが倒された時、メアリーはピカピカなものが茂みに落ちったことが気付いた。召喚石かもしれないと思って、探しに行った。


「やった!見つけた!見て見て、クマさんの召喚石よ!」

「ほほ~ さっきのクマか、そいつは強いぜ!さすがメアリー!」

「ウフフ~ クマさんの石もコピー終わった。それなら、神殿へ向かい、出発っ!」




 15分経過。

 二人はついそこはただボロボロの神殿の入り口にやってきた。


「これが神殿なの?扉も外れて無くなっちゃったよ」

「これはきついな……入ってみよう」

「待ってよ、ボスの攻略方法を決めらなければいけないよ!さっき言ったでしょう?」

「アハハハハ~!ごめん、忘れちゃった」

「しょうがないね、メアリーだら……」


 ネフェは思い着いた戦術をメアリーに教えていた。


「っていう訳て、今はフェイちゃんの召喚を解除しないといけないよ」

「うん、了解!フェル、しばらく休憩してくれ、あとでまだ力を貸してくれよ~」


 メアリーはフェルの頬を撫でると召喚を解除してからネフェと一緒に神殿に足を踏み入れる。

 神殿の中が既に蔦や草木に侵食されてしまっている。ボロボロな椅子が倒されている。

 二人は茨だらけの部屋の隙間を歩いていく。

 真っ正面の祭壇に茨を敷き詰めてしまう神獣クリエニルの彫像が立っている。


「これ、酷くない?私はモフモフなら、きっと怒るよ!」

「うん、確かに酷すぎるぜ。えっと、続けて何処へ行くか?」


「オオオオオオオオオ!」


 二人は考えている時、野獣の怒号が響く。

 床が揺れて、彫像の中から眩しい光を放つ。

 石の彫像は赤いと黄色い毛皮に覆われた巨大なライオンに変わった。

 凶悪な目で二人を睨みつける。


「わああああああ!」

「敵が来るぜ!」

「了解!」


 ライオンは吼えると魔法陣が輝き、十数個の火の玉が現れ、二人に襲い掛かる。


「ミラーバリア!アンド、魔法誘導!」


 ネフェが鏡のようにキラキラしているバリアを呼び出す。

 火の玉の攻撃ルートがまるで強引されるように一斉にバリアへ狙いをつける。

 バリアに当たると、火の玉を一斉にボスへと反射して、襲い掛かる。

 その同時に、バリアも粉々になった。


「これはネフェの力か、凄い!」

「感心する場合じゃない!次の使いまで3分かかるよ!早く攻撃を!」

「あわわわ!了解!いっけい!クマさんたち!」


 メアリーはこの隙を突き、四体のレッドクマをボスの周りに召喚した。


「クマさんたち、ネイルアタック!」


 クマが鋭い爪を振り回すと凄い斬り味の気刃がボスに飛んで行く。

 ボロボロな教会にボスの悲しい鳴き声しか聞こえなかった。

 戦いはまだ始まったばかりで、ボスのHPバーが既に3割まで減ってきた。


お読みいただきありがとうございます。


[レッドクマ]

レベル B 

HP 220

MP 40

STR 70

AGI 42

INT 13

DEX 38

VIT 66

スキル:[ネイルアタック]爪を振り回す物凄い風圧で敵を攻撃すること。消費MP無し

[クマハンマー]二つの前足で地面を叩く、半径0.5メートル以内の敵全員を攻撃すること。消費MP20



この度、自分の拙作をお読み頂き、誠にありがとうございます。

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