1-6 反抗開始!
投稿しないと言いつつ投稿しちゃいました( ´艸`)
本当に忙しいのですが前に書いていたやつがあったので、それを書き加えて完成しました。
新キャラがたくさん出てくるので覚えて下さいね(*´ω`*)
7/26 改稿
-火星 地下基地 会議室-
ユーリが会議室に入るともう既に中には数人居た。
そのメンバーは少女、老人、ユーリより年上の少年、博士、他何人かだった。
何とも奇抜な構成だろうか。
確かに博士や少年、他何人かは戦力になりそうだが少女、老人は戦力になりそうには見えない。
ユーリはそんな事を疑問に思いながらいると、サイオンが入って来ると皆の視線がサイオンに集まる。
「皆、集まってくれてありがとう。それでだ。ここにいるメンバーで特別部隊を編成する」
その言葉に皆が驚く。もちろんユーリもだった。
そして気になる事を聞こうとしてユーリが手を挙げようとした時、ユーリより先に声が上げる。
「なあ、サイオン。2人ほど戦力外がいるけどどうなんだ?」
発言したのはユーリより年上の少年だった。14歳ぐらいだろうか。少し生意気そうな目つきの悪い少年だった。
サイオンはうんうんと頷き、納得したように答える。
「確かに見た目では頼り無さそうに見えるが、お前より強いぞ?」
「何!?」
それを聞いた少年は睨むように2人を見つめる。
「まず、ご老人から紹介しよう。こちらはクリフ=アルマン。魔法師だ。最強の魔法師と呼ばれている」
皆は驚いてクリフと呼ばれた老人を見る。
クリフは高笑いしながら答えた。
「かっかっかっ! それは元じゃ。今は大して使えん! ただの老人じゃ」
「何だよ。使えねえなら邪魔じゃないか?」
少年の素直な意見にクリフは鋭い目で少年を睨んで、低い声で威圧する。
「こわっぱ! まだガキには負けんぞ!!」
「俺はこわっぱじゃねえ! ランス=アーネルという名前がある!」
2人がにらみ合っているとサイオンが間に入る。
「2人共、止めて貰いたい。我々はチームなんだ。今の我々の目的は何だ?」
それを聞いた2人はしぶしぶ大人しくなる。
続いてサイオンは少女を紹介する。
「コイツはアンジェリカだ。簡単な手当を担当する」
紹介された少女は律儀に栗色の頭を下げる。同時に彼女の長いポニーテールも尻尾のように揺れる。
「アンジェリカ=パーセルです! 皆さんの手当をします! よ、よろしくお願いします!」
少女の柔らかい雰囲気で皆の作戦前の緊張がほぐされたのであった。
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サイオンが再び口を開く。
「さて、我々の目標は本丸だ」
この言葉に皆がざわめく。
「正直、我々が全力を持っても此処の守備隊には勝てない。ならば、本丸を討てばいい。だから、本隊は囮。我々が本命だ」
皆は納得したように頷く。
「質問はあるか? ……無いなら解散だ」
それぞれ思い思いに部屋を出て行く。
ユーリも出て行こうかと思った矢先、アンジェリカに呼び止められる。
「あ、あの、エリクソンさん!」
「……確かアンジェリカさんだっけ? どうかしたの?」
「わ、私……エリクソンさんより年下で10歳なので、アンジェリカで大丈夫です!」
「分かった。アンジェリカ、僕もユーリが良い」
「分かりました。ユーリさん、明日頑張りましょうね!」
「えっ!? ……う、うん」
彼女は小走りで去って行く。
ユーリは彼女の謎なテンションの高さに付いていけなかったのであった……
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翌日、作業していると昨日説明した作戦開始合図の昼休みのチャイムが近づいていた。皆、作業に熱が籠もる。
ーー3、2、1、0!!
そしてチャイムが鳴った瞬間、爆発音が聞こえた。守備隊武器庫の方角だ。
兵士達が慌てふためいてる間に、倉庫に有る武器を皆に配り始めた。
そして周りの兵士を一掃する。
サイオンは指示を出す。
「各班ごとに集合! 各班の目標を達成しろ! 自由の為に!」
「「「自由の為に!」」」
皆駆け出して行く。残ったのは会議室にいたメンバーだ。
「皆、準備は良いな? ……行くぞ!」
サイオンを先頭に駆け出して行く……
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あちらこちらで銃声や爆発音がする。怒号や悲鳴もだ。
そんな中、静かに、気付かれないように進む集団がいた。ユーリ達だ。
ユーリ達は8人である。
ユーリ達は火星支部にたどり着くと、裏口から入った。
階段を登り、最上階に着いて、真っ直ぐ広い通路に出る。
火星支部は静かだった。兵士達は駆り出されているのだろうか。
そんな甘い期待に心を寄せていた時、大量の兵士に見つかってしまった。いや、最初から此処に居たという方が正しいだろう。
20名ぐらいだろうか。全員がアサルトライフル、グレネード装備と、完全武装していた。
こちらを見つけた瞬間、発砲してきた。ユーリ達は慌てて隠れるが一人が銃弾を受けてしまう。
サイオン達は急いで回収するがすでに事切れていた。
「クソっ! 何故ここに配備されてるんだ! まだ陽動が足りなかったのか!?」
サイオンは自分の計画に悪態をつくが実際の所、計画は大成功していた。
守備隊はあちらこちらで混乱していて、火星支部に救援要請を送ったが火星支部の兵力は正確に派遣されてなかったのである。
余りにも混乱していたので一部の兵力を我が身の可愛さゆえ、火星支部防衛に回したのである。
成功し過ぎて裏目に出てしまったのである。
そんな事はサイオン達には知るよしも無い。
サイオン達は選択に迫られていた。
退却か、突撃か。
相手は大戦力。こちらは7人。
明らかに勝敗は見えていた。
悩むサイオンにクリフとランスは迫る。
「「任せ(ろ)るんだ」」
サイオンはそれに縋るしかなかった。
「我々は退くわけには行かない! 自由の為に!」
「「「自由の為に!」」」
サイオン達は銃を強く握りしめ、飛び出して行く……
相手は部屋の前に土嚢を積み重ね、要塞化していた。
グレネードを投げ込みたいがその距離まで近づけない。
だが、秘策はあった。
クリフは銃火の前に出て魔法を唱えた。
「防御魔法、ウォールシールド!」
するとクリフの前に半透明の壁が出来た。
その大きさは縦、大人2人分、横は3人分もあった。
その壁は銃火を物ともしなかった。
ウォールシールドはクリフと共に前進していく。
クリフとランスはゆっくりと相手に近づいて行く。グレネードの投合距離まで近づくつもりだ。
しかし投合距離可能距離まで10メートルを越えたあたりの時、突然クリフが咳き込んだ。
すると壁が薄くなり、範囲も小さくなってしまった。
更に壁にもヒビが入り始めた。
それを見た咄嗟にサイオンは叫んぶ。
「クソっ、クリフは魔力切れか……全員、クリフをカバーするぞ! 左右に展開して援護!」
サイオン達は左右の凸凹の壁に隠れて銃撃を始めた。
だが相手は土嚢に隠れながら戦う。その防御は堅く、なかなか倒せなかった。
その間にこちらも被害を出し始めた。
また仲間の悲鳴が響き渡る。
サイオンは舌打ちする。
「くっ……またやられたか……」
サイオンが後悔している間にもまた悲鳴が上がった。その悲鳴はユーリだった。
サイオンは咄嗟に振り向く。
ーーまさかユーリがやられたのか!?
だがそうではなかった。撃たれたのはウィリーだった。
ユーリがウィリーを介抱しているのが見えた。
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-ユーリサイド-
目の前がゆっくり見えた。ウィリーが撃たれて地面に崩れるように倒れる様子が。
ウィリーは力が抜けたように身体を投げ出すように倒れた。
ユーリは慌ててウィリーを柱の影に運んで、射線から外した。
ウィリーは腹から血を出し、ぐったりしている。目は虚ろになり、意識がはっきりしない。
「ウィリー! 大丈夫だ! 今、助けるから!」
ユーリはウィリーの被弾した箇所を手で抑えながら、振り返り、アンジェリカに助けを求めた。
「アンジェリカ、頼む! ウィリーを助けてくれ!」
だがアンジェリカは悲しそうに首を横に振り、重たい口を開いた。
「ユーリさん、ごめんなさい。私には無理です。銃弾を取り出す技術は私には有りません。それに今、此処では……ごめんなさい」
アンジェリカはただ謝る事しか出来なかった。自分の無力さを噛みしめながら。
ユーリはクリフを頼ろうかと思ったが、クリフは掠れるウォールシールドの維持で精一杯。
ユーリは思い出していた。これはサラと同じだ。自分には何も出来ない。また目の前の命を救えないのかと。
そんなユーリの思いとは裏腹にウィリーは事切れた。
その瞬間、ユーリの頭で何かがはじけた。頭の中を何かが駆け巡り、全身を走った。
そうすると頭は鮮明になり、世界が変わって見える。
そして、頭の中に言葉が聞こえる。
「『さて、始めようか。復讐を』」
ユーリと脳内の2人の言葉がハモる。
気付いた時には、足が踏み出していた。
そして遮蔽物から出る。
その様子に皆が驚く中、サイオンはユーリを呼び止める。
「ユーリ! 前に出るな! 死にたいのか!」
ユーリは振り返り、笑顔で言った。
「大丈夫。すぐ終わるから」
サイオンはユーリの目を見て、恐怖した。まるでライオンに合ったような錯覚を覚えた。
その目は笑っていなかった。
ユーリは前に飛び出す。もちろん相手はユーリに射線を集中させる。
ユーリの死は確実だった。アサルトライフルを身体中に受けたららもはや、見るのも耐えないぐらいのミンチになるだろう。
だがそれは現実にならない。
ユーリの前に半透明の壁が出来たからである。
そうウォールシールドだ。
皆は驚いてクリフを見る。
だが、クリフすら驚いていた。
じゃあ誰がウォールシールドを……と。
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自分自身でも驚いていた。
だが同時にそんなに驚いていない自分もいた。
そう、どこかで確信している自分がいた事を否定出来ない。
なんとなく今の自分なら見よう見まねで出来るのではと。
通常、魔法は魔力を持った者しか出来ない。
また魔力コントロールなど素人には不可能だ。
それにウォールシールド……中級レベルの魔法である。見よう見まねで出来る物では無い。魔法教育機関でも卒業近くの生徒しか出来ないのだ。
それを見よう見まねで出来るユーリは魔法師としては奇才である。
自分の目の前に展開された半透明の壁、それを前に押し出すイメージを抱くと、壁は前に動き始めた。
ユーリはゆっくりとだが確実に近づいて行く。兵士達に向かって。
ある程度まで近づいた。だがそこまでにユーリに傷を負わせた者は誰もいない。
ユーリには次にやるべき事が自然と分かる。
右手をかざして、唱える。
「ファイヤーボール」
その瞬間、手のひらから大きな火球が相手に向かい、相手を燃やし尽くした。
火がついた兵士は火を消そうと地面に転がるが、もう既に身体中が燃え、消す前に事切れた。
全ての兵士が死んだと確認したユーリは笑顔で振り返る。
「ほらもう終わったでしょ? さあ、本丸に行こう?」
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-サイオンサイド-
ユーリは俺達に偽物の笑顔を浮かべ、飛び出し、魔法を使い、敵を殲滅した。
ユーリは魔法に目覚めたのだろうか。それにしても異常だ。スムーズに使えすぎている。
魔法の事は詳しく無いが、魔法は教育機関が存在するほど難解だ。
なぜいきなりユーリが覚醒したのか……
とりあえず、今は本丸に行くべきだ。
犠牲を無駄にしない為に!
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とりあえず、本丸前の戦闘は終わり、こちらの突入準備に入る。
「皆、大丈夫か? 各員、今の状況を教えてくれ」
最初にアンジェリカが声を上げる。
「死亡者が2名……後、意識不明が1名です」
「クリフか……」
「はい。クリフさんは魔法の使いすぎで意識朦朧としています。命の危険は有りませんが、もう戦えません」
「分かった。アンジェリカもここで待機してくれ。後もう一人護衛に置いて行く」
「って事は俺とサイオンとガキか……」
「ランス! お前もガキだ!」
「イタッ!」
ランスはサイオンにゲンコツをくらい、頭を痛そうに押さえる。
「さあ行くぞ!」
3人で扉を勢いよく蹴り開けると、中にはガタイの良い男が豪華な椅子にゆったりと座って居た。左右に2人の兵士を控えさせながら。
男はユーリ達を見ると立ち上がり、拍手する。
「ようこそ、反逆者達。良く此処まで来れたもんだなあ。いったいどこからこんなに武器が集まったのか……お前らを殺したら、しっかり屋根裏も掃除しなければなあ」
男はニヤリと気味の悪い笑みを浮かべる。
負けじとユーリは言い返す。
「お前らに勝ち目は無い! 僕は……僕達はお前らに虐げられていた! その復讐を受ける覚悟出来たか!?」
「虐げる? それは人が人に対してだろうが? お前らは人でも無い家畜だから問題無いだろうが!」
「なん……だと?」
ユーリの腹は怒りで煮えくり返った。身体中の穴という穴から火が出そうな感じだ。
「なら今から消し炭にしてやるよ!」
ユーリはファイヤーボールを唱える。
だが、男に届く前に半透明の壁に防がれてしまう。
そう、ウォールシールドだ。
左右に控えていた兵士が男を守るように前に出る。
それを見て、苦しげにサイオンが呟く。
「クソっ、魔法師か。まさかこんなに戦力を保有してるとは……」
そんな呟きに男は高らかに笑う。
明らかにユーリ達を馬鹿にしている。
「ハッハッハッ……火星だろうが、一応司令長官なんでねえ。護衛には魔法師が付くんだよなあ。ハッハッハッ」
「クソっ、ユーリお前しかやれない頼む!」
「分かった」
ユーリは相手に向かって駆け出す。
魔法の撃ち合いだとサイオン達に当たるかもしれない。
だからユーリは近接戦に持ち込むつもりだ。
相手に向かって走り込み、渾身の右ストレートーー
ーー相手は両手を交差して防ぐ。
ユーリは何発も蹴りやパンチを叩き込んだが全くびくともしなかった。
ユーリは一旦距離を取る。
どうすればいいか悩んでいると後ろから苦しそうな声が聞こえた。
「ゴホッ、ユーリ、相手は肉体……ゴホッゴホッ、肉体強化魔法を使っておる……ゴホッ、お主も使え……ゴホッゴホッ」
「ちょっとクリフさん! 無理をしないで下さい! 安静に!」
立つのもやっとなクリフを介抱しているアンジェリカが見えた。
アンジェリカに支えられ、離れて行く。
(クリフさん、ありがとう。だから、あの時も勝てなかったのか……)
ふとサラの時を思い出す。全くびくともしなかった理由がやっと分かった。
ユーリは強化魔法を使い、走り出す。そのスピードはさっきとは比にならない。
ユーリはまた右ストレートを繰り出すーー
ーーそれを見た兵士はまた腕を交差させ防ごうとした。
だが、いつまで攻撃は訪れない。
すると背後に気配を感じ、振り返るが、もう蹴りを受け吹き飛んだ後だった。
壁に激突し、壁が凹む。
兵士はピクリとも動かない。
もう一人の兵士は戦力差を感じ、司令長官を脱出させようとして入口にいるサイオン達に駆けるが、ユーリが腹に右ストレートをぶち込む。
兵士は声にならない声を出し、床に崩れるように倒れこむ。
ユーリは獲物を狩るような目で司令長官を見る。
だが、司令長官は冷静な顔をしていた。
「ほう、魔法師を倒すとはお前も魔法師だったのか……Bランクぐらいか? なあ、部下にならないか? コイツらの給料ともう一人分付けて、魔法師3人分でどうだ? なんなら、ここの副司令にしてやっても良いぞ。女1人や2人、好きにしていいぞ?」
(コイツ!! 馬鹿にしてるのか!?)
ユーリは更に睨みつける。
だが、司令長官は冗談を言っているようには言ってなかった。ヤツは本気でユーリを誘っている。
ヤツの提案は馬鹿らしかった。呆れるほどに。何の為に戦って来たのか……権力が目的ではない。むしろ権力が敵だった。
ユーリ達は自由の為に戦う。
ならばこの提案はーー
否! 否! 否!
更にユーリの怒りを増長させるには十分だった。むしろ、百分と言ってもいいだろう。
そんなユーリの様子に気付いた司令長官はため息を付く。
「はぁ……全く。だから馬鹿は嫌なんだよ。今お前は勝てると思ってるから強気になっているんだよ。
ここまで譲歩してやったのにまだ求めるのは自分が有利な状況だけだ。
伊達にここの……火星の司令長官やってないんだよぉ!!」
司令長官はそう叫ぶと突っ込んで来た。そのスピードはユーリの比では無い。
ユーリは避ける暇も無く、もろに直撃を受ける。
ユーリは扉を突き破り、廊下まで吹き飛び、地面を転がる。そしてピクリとも動かない。
その様子に皆が悲鳴を上げる。
「ユーリ!」
「ユーリさん!」
「チィ! クソっ!」
ランスは飛びかかるが司令長官に軽く振り払われ、壁に強く激突する。
(クソっ……腕が上がらねえ……)
ランスの右腕は壁に叩きつけられた衝撃で骨折していた。
(クソっ……動けよぉぉぉぉぉぉーーー!!!)
サイオンは動けなかった。だが、心の中では激しく葛藤していた。
(動け! 俺の身体! また目の前で大切な人を失うのか! 妻と娘と同じように! ……くっ、俺にもっと力があれば……救えるのに!)
アンジェリカもまた動けなかった一人だ。
(私にユーリさんを治療する技術があれば……ウィリーさんも救えたかもしれないのに! ……私……私……強くなりたい!)
魔力が尽き、揺らぐ意識の中でクリフはユーリがやられたのが見えた。
(フフフ……また若い者が死に、年寄りが生き残るか……世の中は理不尽じゃのう……ワシはここで散る覚悟を決めたんじゃ。最後ぐらい、力を貸さんか、この馬鹿神が!)
皆が力を欲す。
すると、皆の頭の中に声が聞こえた。
『そう、皆が欲するのは力! 力が無い者は弱者! お主らよ、力が欲しいのか! ならばくれてやろう! 理不尽な仕打ちを受けた者達よ!』
すると皆の身体に光がまとう。
そして皆、ゆらりと立ち上がる。
司令長官は馬鹿にした顔であざ笑う。
「なんだ? 捨て身か? 魔法師に捨て身して、傷一つでも付けられればいいがな」
そう司令長官があざ笑った瞬間に皆が動き出す。
司令長官がまばたきをする暇も無く、身体中に攻撃を受け、絶命した。
その死体は無惨にも身体は四散し、人間の形を残していなかった。
ここに火星独立作戦はユーリ達の勝利に終わる。
新キャラの名前や、口調は大変ですね(-ω-;)
まだ定まって無いので変な口調があったらすみません。