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第四話 拡張


 作業場を作った。

 作業内容はシェルターと同じである。

 本来であれば自分一人しかいない状況で、いくつも部屋がある建物にはしたくなかった。

 管理が行き届かないし、万が一侵入者があっても気がつくことができない。

 だが、今の時点でも複数の機械が置き場所を待っており、さらに菜園まで作らなければならない。

 既に完成しているシェルターは、その名の通り待避所としての広さしか設けていないため、機械室と寝室スペースを除けば精々が2平方メートル程度の空間しか開いていない。

 そういうわけで、今あるシェルターの隣に通路を取り付け、その先にもう一つの空間を設けたのだ。

 大変面倒だったが、便器を眺めながら食事をするつもりはないし、機械の動作音に魘されながら寝たくもない。


 手間ではあるが、これは必要なことだと自分を納得させよう。

 ようやく完成した作業場は、ざっくりというと6平方メートルの長方形の部屋だ。

 なぜ面積が具体的なのかというと、床板が1平方メートルだからである。

 作業場の中にバイオ菜園とやらと、同じくバイオ燃料生成器、小型浄水器を設置し、忘れずに搬入口となる大きなエアロックを設けた。

 横幅二メートルもあるのだ、大抵の機材はなんとか出来るだろう。

 いつか、オーガナイザーが大型にアップグレードされこの搬入口でもどうしようもなくなる時が来るだろうが、それはしばらく時間がかかるはずだ。

 生きるのに必要な機材はだいたい揃ったし、仲間ができる目処も悲しいことに全く無い。

 必要になったらその時考えよう。

 当然だが、搬入口のすぐ外に中型オーガナイザーを運び、シェルターを出てすぐに生産を行えるようにした。

 チマチマとした作業ばかりしていたが、これでようやく自給自足じみた事が出来るようになったな。

 さて、報酬の時間だ。


 『Objective Complete:報酬を獲得』

 『Level UP! 5→6』


 前回のレベルアップ時には4つのObjectiveを達成する必要があった。

 今回は5つだったので、次は6つというわけだろう。

 遠い将来には、次のレベルまで65535個のObjectiveを達成しないといけないのかな。

 いや、いくらなんでもその前にカウンターストップするか。

 それにしても、RPG的なシステムで成長できるとは聞いていたが、まるっきりRPGだな。

 ステータスに、スキル、そして便利なシステムメッセージとチュートリアル的な指示と報酬。

 俺の前任者は、どうしてあんな何もない状況で窒息死していたのだろうか。

 与えてもらえる物以外については妙に説明が少なかったし、何かあるのかもしれないな。

 考えるのは後にして、レベルアップだ。

 この前にステータスを上げた時には体力と器用さを上げたので、今回は別のものに割り振っておこう。


-----------------------------------------

 レベル5 → 6

 職業 :無職

 体力 :10 → 13

 知力 :10 → 10

 器用 : 6  → 13

 速度 : 6  → 10

 魅力 : 6  → 8

 運  : 6  → 10

 スキル:初級探索術、初級射撃術、初級知識、初級生産術、初級鑑定術

-----------------------------------------


 例によって平均的な上げ方にした。

 今のところ困っていないし、今後も基本的な方針は体力や器用さを上げて、次に平均的にするという方針でいこう。

 それにしても、この世界に他に人間と呼べる存在がいたとして、いや、いるらしいが、彼らはどの程度のステータスなのだろうか。

 過酷な環境だし、子供でも二桁が当たり前なのだろうか。

 あるいは、俺の今の状況はあの女神様の恩恵であって、常人の倍以上だったりするのだろうか。

 後者だとありがたいが、前者でもいいな。

 成長できるということは、負けていても後で挽回できる可能性がある。

 それに、もし万が一この世界の常人が三桁が当たり前だったとして、敵がそれでも倒せないような連中であれば、そもそも戦うことになった時点でお手上げだ。

 あっては困るが、そうであれば人と比べてどうだという悩みに意味は無い。

 まあ、この世界に飛ばされるにあたって、俺の成長率はこの世界でも通用するとかなんとか言われていたので、恐らくは杞憂だろう。


 数値はそれでいいとして、スキルについては、鑑定術を選択してみた。

 アナライザーがあれば困らないとは思うが、対象が何かという事をより詳細に知ることが出来るというのは必ず有利に働くはずだ。


 『初級スキル取得数が規定数を超えたため、追加スキルが開放されます』


 スキル取得が終わったところで、変な表示が現れた。

 ステータス画面を見てみると、取得可能で今取っていないスキル名が暗い色になっていたのだが、その数が大幅に増えている。

 狙撃術、建設術、敵知識、環境知識、機械知識、敵気配察知、運転術、重火器取扱方、指揮。

 いずれも頭に初級と付いているが、実に興味を惹かれる名前のものが9個も増えた。

 このスキルというものは、考えてみれば当然だが、それに関する物事が出来る様になるというもののようだ。

 つまり、今の俺は探索術があるから探しものを直ぐに発見でき、まだ試していないが射撃術があるから銃火器の使用ができる。

 知識については言うまでもないな。

 確かに機械に弱い方ではなかったが、こんな遠未来の装置を問題なく使いこなせているのは、間違いなくスキルの恩恵だ。


 それが増える。大幅に。


 いずれも、間違いなく使いそうなものだ。

 戦闘系のものが増えたことに戸惑いもあるが、今までどおりシェルターの周りで自分の衣食住を整えるだけで目的を果たす事が出来るとはもちろん思っていない。

 戦うべき時は来るだろうし、交渉しなければならない時もあるはずだ。

 環境浄化のための建造物や大きな装置を組み立てなければならない時もあるだろう。

 どう考えても今まで以上に様々なものを生産しなければならないし、作るだけではなく回収したり再利用しなければならないはずだ。

 だからできるだけ早く、自分をどうしたいかを決めよう。

 これがゲームならばネタに走ってもいいが、いざという時に泣きを見るのは自分自身だし、極端に偏った構成にしたとして、不足している部分で命を落とすのも自分だからな。


 

 レベルアップのおかげで思わず色々と考えこまされてしまったが、とにかくこれで野菜だけだが食料の生産が可能になった。

 おまけに、燃料まで生産できるようになってくれたのだから非常にありがたい。


「早速楽しい農作業を始めようじゃないか」


 俺は恒例の説明書を読みつつ、これまた例によって突然周囲に現れた種子の袋を掴んでバイオ菜園へと向かった。

 向かったと言っても、作業場は6平方メートル程度の広さしか無いのだが。


「なになに、袋を開けて、任意の段に蒔いて、スイッチを入れてください?」


 説明書は、それだけだった。

 バイオ菜園とやらは、昔テレビで見たことがある植物工場の一角のような構造をしていた。

 表現に困るが、サーバーラックのような筐体の中に段がいくつもあり、そこには電灯や水を流すチューブやよくわからない培地のようなものがあるといえば少しは伝わるだろうか。

 たしか、こういったものを水耕栽培と呼んだのだったかな。

 それにしても、任意の段に蒔いてスイッチを入れてくださいとは、随分と懇切丁寧な説明だな。

 まあいい、ものは試しでやってみよう。


「袋の口を開けて、そして、種を蒔いて」


 最近明らかに独り言が増えてきたな。

 まあ、この世界にきてからまだ24時間も経っていないのだから、最近という表現はオーバーだが。


「スイッチは、これか」


 その瞬間であった。

 あらかじめ装置自体はシェルター内の電源に接続してあったので、当然だがスイッチを入れれば装置は稼働を開始する。

 電灯が灯り、どこにあったのかわからないが水が培地に流れ込む。

 そして、芽が出た。


「は?」


 思わず声が漏れたが、これは仕方がないと思いたい。

 俺は農業の経験はない。

 小学校の時に朝顔の観察日記をつけていた程度だ。

 だが、それでも分かる。

 植物というものは、どんなに生育が早くとも数秒で芽が出ることはないはずだ。

 しかし実際に、俺の目の前では種を蒔いた場所から次々と芽が培地に生まれ、そして見る見るうちに成長していく。

 おいおい、こんなものを食べないといけないのか。

 内心で怯えている俺を無視して、植物は成長を続ける。

 もちろん恐怖の触手モンスターになって飛び出してはこないが、生物の授業で見た植物の成長を早回しにした映像を見ているようだ。

 種子が入っていた袋の裏面を見ると、バイオ菜園で育てる限り無限に連作が可能で、健康にはもちろん悪影響がなく、生で食べても安全で、栄養豊富かつ不味いらしい。

 直ぐに収穫できて連作も可能で、おまけに安全だというのは素晴らしいが、何故わざわざ不味く作ったのだろう。

 そこまで凄いものを作れるのであれば、味にも力を入れればいいだろうに。

 そして、実際に不味かったとしても、何故わざわざパッケージに不味いと書いたのだ。

 未来人の考えることはよくわからん。


「後で考えよう、少なくとも今は非常食だ、そうだ、食事をしよう」


 ここで動揺しない人がいたら会ってみたい。

 先程までは内心で育つまでをどうやって生き抜けば良いのかと考えていたが、今ではこんな生命力旺盛な植物を食べて、歩くサラダにならないかという方が心配だ。

 とにかく食事だ、きっと安全な素材で作られているに違いない非常食を食べて、少し落ち着こう。



「ん?」


 作業場から退避しようと通路へ向きを変えると、床に置きっぱなしになっていた工具箱が目につく。

 ああ、そういえばとりあえず中に入れただけだったな。

 いずれは棚なども作って整理しないと困ることになりそうだ。

 そんなことを思いつつ、工具箱へと歩み寄り中を見る。


「あーやっぱりグリースガンだったか」


 最初から中に入っていたグリスを差すための工具のような形をした何かは、内心では薄々気付いていたが、やはりM3グリースガンだった。

 マガジンが外されていたので気が付かなかったのだろう。

 見た感じ大変に状態は悪いが、直せば使えそうな程度にしか壊れていないようだ。

 おまけに嬉しいことに、これは問題点を解決されたA1モデルらしい。

 うん、ここまでわかるのは間違いなく取ったばかりの鑑定術のおかげだろうな。

 その証拠に、今まで写真以外では見たことがないのに、一緒に入っていた銃弾が.45ACP弾だとわかる。


 『Objective00016:小型浄水器を製造しろ

  報酬:小型浄水器用フィルター3日分』

 『Objective Complete:報酬を獲得』


 『Objective00017:作業場を作れ

  報酬:データチップ@非動力式建設機材』

 『Objective Complete:報酬を獲得』


 『Objective00018:武器を発見しろ

  報酬:.45ACP弾30発、データチップ@.45ACP弾 、武器メンテナンスキット一回分』

 『Objective Complete:報酬を獲得』


 『Objective00019:武器を修理しろ

  報酬:データチップ@武器メンテナンスキット』


 思わず笑みが浮かんだところで、突然ものすごい勢いでメッセージが流れた。

 何か処理でも溜まっていたのだろうか。

 一瞬驚いたところで、俺の周囲には次々と報酬が現れる。

 フィルターが収められているらしいパック、スキルの恩恵がなければ気づかないであろう小さなデータチップ、銃弾、Maintenanceとかかれたパッケージ。

 うん、いつまでこのテンポの悪い展開が続くのかはわからないが、一度にあれこれをやるのはこれっきりにしておこう。

 万が一屋外でこうなったら、最悪の場合は報酬を見失いかねない。



「反省は反省として、飯の前に仕事を終わらせるか」


 データチップは忘れないうちにオーガナイザーにセットする。

 銃弾を作れるようになったのはとても嬉しい。

 ここまで露骨に武器を用意させるということは、まず間違いなく使わなければならない瞬間が近いのだろう。

 そして、銃弾とは当然だが消耗品だ。

 使えば使っただけ減っていく。

 銃本体だって、弾薬さえあれば無限に使用できるというわけではない。

 メンテナンスのための道具は、俺が使いこなせるかどうかは別として絶対に必要だ。

 だが、今はどうでもいい。

 コンソールを操作し、目標のものを選択する。

 出力されたのは、俺がずっと待ち焦がれていた道具、シャベルだ。


「よしよし良いぞ、シャベルだ、間違いなくシャベルだ!」


 前にも思ったが、シャベルがなければ砂を効率的に掘る事ができない。

 流石に人力だけで植林やら土壌改良をするわけではないだろうが、もっと小さい視点で、今の拠点の周りを整備するためにシャベルは必須のアイテムだ。

 この辺り一帯は、いや、おそらくは一帯だけではないのだろうが、とにかく砂漠化しており、風の影響で波打っている。

 所々には砂丘と呼べば失笑を買うが、手でかき集めるにはあまりにも巨大なコブが無数にある。

 今のシェルターは間違いなく今後も拡張しなければならないのだから、個人用非動力式建設機材とやらは非常に力強い仲間だ。

 せっかくなので他の物も出しておこう。

 手に入れたばかりのシャベルで周囲の砂をオーガナイザーへと次々と放り込んでいく。

 手押し車、バケツ、ツルハシ、木槌。

 素晴らしい、これで拡張工事は今までとは比べ物にならない速さで出来るぞ。


「よしよし、昼食は後にして、シェルターの周りだけでも綺麗にしておこう」


 やろうと思った時は即行動。

 後に回していいことなんて無い。

 俺は手に入れたばかりの機材を使って、早速シェルター周りの整備を始めた。

 贅沢を言えばアスファルトなどで舗装もしたいが、そんな道具はどこにもない。

 まあ、いずれは手に入れられるのだろうが。



 それから二時間ほど、俺はシェルターの周りを出来る限り整地した。

 玄関前は砂を可能な限り固く敷き詰め、砕けそうな瓦礫は片端から砕いた。

 手作業でなんとかなりそうな起伏も全て整地し、空箱でも役に立つだろうと機械室の外に置いていたヘスコ防壁的な箱にたっぷりと砂を詰め込む。

 それでも発生した残土は全てオーガナイザーへと放り込んだ。

 非常に疲れたが、空腹も酷くなってきたが、俺は満足だ。

 やるべき仕事は、やれる時間があるのであれば即座にとりかかり、完了させなければならない。

 いや、まだ武器の修理が残っていたか。

 念の為に工具は作業場へ収納して、昼食前最後の仕事に取り掛かろう。

 昼食といいながら、今が何時か検討もつかないんだがな。



 シェルターに戻ると早速武器の修理に取り掛かった。

 せっかく武器メンテナンスキットとやらがあり、壊れた武器があり、銃弾とその生産手段まで手に入れられたのだ。

 止めに次のObjectiveは武器の修理。

 今修理をしないでいつやるというのだ。

 食事は、この仕事が終わってからでも良いだろう。

 社会人時代のルールがここでも適応されていると思っておけば、空腹も忘れられるはずだ。

 まあ、あれが終わったら、それも終わったらと先延ばしになって、気がつけば昼食を夕方に取ることになったりするんだがな。


「なんだよ、修理と言っても結局ナノボット修理剤か」


 パッケージを開けた俺は、残念半分安堵半分で声を漏らした。

 ガンオイルや洗浄剤、整備用の工具といった基本的な物も確かに入っているが、大半はナノボット修理剤だった。

 いや、まあ、交換部品の製造から取り掛かれと言われても困るんだがな。

 とりあえず銃本体にマガジンを挿し、修理剤を武器に注入して説明書に目を通す。


 なるほど、ナノボット修理剤は、修理する機器の中に複数設けられたデータチップを読み取って原型に戻しているのか。

 言われてみれば当然だな。

 M3A1は1940年代に設計された武器のはずだが、未来で使用されていただけあり、それなりな仕組みは追加されているんだな。

 強烈なEMPを喰らったりしたらアウトなんだろうが、まあ、それはその時考えよう。


 それにしても、こいつの後にもサブマシンガンは無数に開発されているのに、何故わざわざこれなんだろうか。

 もしかして、拳銃や小銃なども俺の知っているものが生産され続けていたのだろうか。

 まあ、どうやって使うのかわからないような謎の光線銃が手に入っても困るのだが、せっかく未来に来たのだ。

 そういうのもあるといいな。

 

 ああそれと、できれば、真っ二つにされた武器を見つけよう。

 この説明書の言っていることが事実であれば、十分な量のナノボット修理剤があれば武器の複製を作ることができる。

 いつか出会う人が運良く仲間になってくれれば武器を供給することもできるし、仲間が見つからなかったとしても、商品として役に立ってくれるはずだ。

 事前に聞かされた話では、ここには暴走した自動兵器と、恐ろしい変異生物と、危険な犯罪者集団がいるらしい。

 そうあれば、生き残っている人々にとって武器は必須のアイテムだろう。

 通貨が何かは見当もつかないが、一文無しであっても、複製した武器と俺の必要な物資が物々交換できれば、それだけで大いに助かる。

 個人的には、意味がなくとも多種多様な銃火器で埋め尽くされた武器庫を作ってみたいという願望も出てきたが。

 なんか素敵じゃないか、そういうの。


 『Objective Complete:報酬を獲得』


 どうでもいい事を考えたところで、メッセージが俺を現実に呼び戻した。

 傍らにはいつものデータチップ。

 目の前にあった武器は、まるで今生産されたかのように鈍く力強い輝きを放っている。

 ガンオイルなどの消耗品はいくつ合っても困らないし、工具も替えがあればあるほど良い。

 だが、何でもナノボット修理剤を使えば済むんじゃないだろうか?


「まあいい、飯にしよう」


 オーガナイザーがない場所であれば、ナノボット修理剤をそんな気軽に使うことはできないだろうし、単なるメンテナンスであれば勿体無いよな。

 そう考えて腰を上げ、俺は凍りついた。

 視界の先には、当然次のObjectiveが表示されている。


 『Objective00020:生き残れ』


 どうやら、先延ばし続けた昼食はさらに後になりそうだ。


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