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入学式

完全に思い付きです。何か暇だったので書きました。遅筆なので、それでも40分くらいかかりましたが。そんなんなので、あんまりクオリティ高くないです。誤字脱字も多いかもしれません。だがしかし!せっかく書いたので投稿します。これからも、こんな感じで思い付いたことを書いて投稿していくかもしれません。

ここは広い講堂。先ほどまでは、ここの大学の学長がありきたりでつまらない新入生歓迎の話をダラダラとしていた。まぁ、高校の時大して努力もしていない自分なんかが入れる大学だ。最初から期待などしていない。いや……でも、たしか一つだけ良いことを言っていたな。


「『どう生きるか』か」


これは学長のセリフではない。本のタイトルだ。学長はつまらなそうにしている新入生の面々に、この本をぜひ読むようにと勧めたのだ。『どう生きるか』……この本に出会ったのは何歳のころだっただろうか?多分部活をしていたので、中学2年生辺りだった気がする。


中学2年生。あのときが今まで生きてきて一番楽しかった。まだ20歳にもなっていない自分がそう言うと、多くの人は笑うだろう。そんなセリフはせめて人生折り返してから言えと。しかし、人間生きている今がすべてだ。今感じることがすべてであって、未来のことなど知ったことではない。未来のことなどいくら考えたところで……例え、それに喜んだり、恐怖したり、悩んだり、泣きたくなったり、泣いてしまったり。そんなことをしても未来のことだ。外れるかもしれないのだから意味はない。そもそも、人生折り返す前にあの世に逝ってしまうかもしれないではないか。


おっと、話がだいぶそれてしまった。自分の悪い癖だ。すぐに頭の中があっちこっちへと行ってしまう。しかもネガティブな方へと……これについて何でだろうかと考えてしまうと、もっと明後日な方向へと向かってしまうので、話を元に戻そう。まぁ、「なぜ自分はネガティブか?」とても魅力的なテーマではあるが。


さて、何だったか。少し前の自分の考えを復活させる。校長の話は終わり、合唱団が歌を歌い始めた。良いBGMだ。きっと思考がまとまるだろう。


思いだしてきた。たしか『どう生きるか』と中学二年生のときの話だった。そう、あれは中学2年生の時の昼休み。その時期は警ドロ(僕の地方では警ドロだった)が流行っていて、僕もよくやっていたのだが、その時は何でか図書館に一人いたんだ。うちの中学の図書館には、漫画の三国志がそろっていて、それが目当てだった気がする。


その日はすでに先客がいて、自分が読みたかった巻は取られていたんだ。だから仕方なくそこら辺にある本を手にとった。それが『どう生きるか』。そのストレートなタイトルにとても引かれた。特に夢も無かったが、それでも何かしたい。自分には何かできるんだと信じていた年頃だ。まるで、本に穴があくほど集中して読んだのを覚えている。その割に内容は覚えてないが……まぁ、実際大切なのは中身じゃなくて、感じたこととその後の体験だ。


その時感じたこと。今でも鮮明に覚えている。そうだ!その通りだ!!自分が求めているような生き方はこれだったんだ!!!とても感動した。涙が出るくらい感動した。そして意気揚々と部活に向かい、今までにないほど声を出し、動き、顧問に褒められ、そして意気揚々と帰って行く途中……猫が車に跳ねられるのを見た。


猫が引きずられて行った。それ以上は見ていない。でも、わかってしまった。生きるということはいつか死ぬということだと。先ほどまでの意気揚々としてた気持ちが急速に萎んで、ご飯もまともに食べれなかった。


つまりだ。どんなに意気揚々として未来に思いをはせたとしても、実際に将来起こる少しのことで人の気持ちは挫かれるんだ。それは逆もまた然り。どんなに、将来に悩んでいたって少しのことで喜べるかもしれない。将来なんてわかんない。だから、どう生きるかなんて考えても仕方ない。あの本はそれを教えてくれた。いや正確には、あの本と猫の死がそれを教えてくれた。


未来は不確定だ。将来のために努力しなければ幸せになれない。努力したものだけが幸せになれる。良い仕事につけて人生勝ち組になれる。そんなの嘘っぱちだ。


どう生きるかなんて考えなくていい。 未来に悲しみも楽しみも喜びも求めるな。求めるのは今なんだ。今この時の楽しみ、喜び、悲しみを大事にすればいいんだ。どうなるかわからない未来のために、今の悲しみや苦しみを我慢する必要なんてない。楽しみを押さえつける必要なんてもっとない。そんなのナンセンスだ。今の自分の感情にもっと自信を持っていいんだ。


見てみろ。世の中頑張れば、努力すれば、よい未来が訪れると信じてれば幸せになれるって、そんな洗脳であふれてる。そんな風にみんなお互いにこぞって洗脳して、みんなお手手つないで輪になってんだ。キャッキャ、ウフフだ。その輪に、いることがどんなにつらかろうとも。結局、みんな今の自分の感情を抑えて、お腹の中に溜めこんで、胃に穴開けて、それが幸せな未来のためには必要な代償だって思いこんでんだ。だいたいそれって、ホントに未来のためなのか?どうでもいいけど……


そう。だから結局何を言いたかったんだっけ?あぁ、そうだ。だから僕は声を大にして言いたい。


「人よ。未来に縛られるな」

いやー。ぼくはこの主人公の言うところの未来に縛られている人間です。それでも、未来のために今の自分の感情や思いを犠牲にすべきかと思うとそれは違うと思うんですね。そういう考えが、自然とこんな文章になった感じです。


なんか感想下さい。これ、毎回後書きに書いてます。しつこいです。頑張って返事するので~。

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