「ゲームの始まり」【2】
あの出会いから二日たった
あの人とはなんの出来事もない
いつものように
毎日毎日告白される日々。
私だって・・恋したいのに・・
告白されるばっかりで
恋愛どころじゃないよ・・
「あぁー!!もー恋愛させてくれー!!!」
私は部屋のベランダから大声で叫んだ。
「うるさいんだけど・・静かにしろっ笑 近所迷惑」とにっこりと笑った。
「あぁ・・すいませーん」
「いやー別に俺はいいんだけどさー。つかーなに恋愛させてくれーって・・」
「いえーまー・・いろいろありまして・・」
「なになにっ!?」
笑顔が眩しかった
私はすべて話してしまった・・。
「へー。そーいうこと・・じゃあさー俺と付き合う?・・・俺と恋すらいい」
なにを言ってるんだこの人!!!!!!!!!!!!!!!
バカか!?バカなのか!!!!!!!!!!?????????????
「へ?どういうことですか?」
「んーとまぁさ・・ゲームだよ。本気になったら負けって言う。まぁ。ためしに俺と杏里が付き合うだろー。でいろいろやって~最後に本気で好きになったら負け。ま・・遊び半分で付き合うんだよ。俺ら家隣同士だし誰にも邪魔されないだろ?」
「いやーその・・そーですけど・・遊び半分で付き合いたくないっていうか。私はふつーに好きになってーふつーに告白してふつーにいろいろして・・っていうのがいいんですよ!」
「へーそんなもんかねー恋なんてそんなにうまくいかないもんなんだよ?実際。君の夢のようにはならねーの。」
なんなんだ本当にこの人。
恋をなめてるよ・・私は夢を見てますよ!!
別にいいじゃないですか!!ほっといてくれってかんじだよ!!
「でもやっぱり私は・・そういうのは嫌ですから」
「そー・・君ってつまんない女だね」笑顔で言われた。
プチッ
私の中のなにかがキレた。
「なんなんですか?本当。てめえなさっきから聞いてると!!わかったよ!!私はつまんない女じゃないってことをわからしてやるからっ!!いいよ。付き合おうよ・・楽しませて下さいよ!!」
あーもーーーーこうなったらやけくそだぁぁぁぁあ!!!!!!!!!
「ふはははっ。わかったよ。絶対本気にさせるから」
こうして私達のゲームが始まった・・。