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ある日の悲劇

Oh, say does that star-spangled banner yet wave


あとは、まあ、そもそも他人の恋愛事情なんて個人の自由意思以外のなんかでしかない。


大体、知ったところで何になる?有名人なんてのと恋に落ちる?それと比べりゃ、宝くじの当選確率の方がまだマシだと思うがな。バカバカしい。


法律学をそれなりに修めているとは思うし、職業も曲がりなりにも「法律屋」だが、正直にモーゼの十戒の半分ぐらい以外は好きにしとけよとしか思っていない。


どうせ関係ないんだから。


ってまあ、これを言ったら15号館に足向けて寝られないことぐらいはわかっている。個人的見解としても言えない。


よって「彼」へのバッシングにある不倫だ薬だってのに別に嫌悪感なんてのはないというより、俺には全く縁がない。


大体、俺が子供の頃は「飲む、打つ、買う」とか「ヒロポン」とか「水着のキャンペーンガール」とか普通にあった。


たかだか40年も経たないうちに移り変わる時点で、お察しである。今なら炎上マーケティング戦略一直線。まあ、やばいだろ。


だが、人の価値観は「欲求」だ。それを「理性」で束ねて、社会として成り立たせるのが法律である。それ以外に法律に意味があるとは思えない。


ネットの、しかもビジネスですらない呟きなぞは、根本的に匿名の落書きというチラ裏だ、と思う。


だからご本人かどうかなんてどうでもいいと言えばどうでもよかった。どうせbotだろ。普通に考えて。


そんな俺みたいな適当人間が本当にクソッタレな一日に腐っているときに、実にエキセントリックな人の呟きに反応してしまったことが運の尽き。今回の「ケチのつけ始め」。


ああ、眠れなくて、暇すぎて、なんとなくぼんやり呟きを読んでいるうちに、このあんまりにも、エキセントリックな中の人に興味が湧いてしまったことが「わ、訳がわからねー!!」に繋がってしまう。


そう、それは本気で課長に殺意を覚えた日。


マジで殺す、以外に思い浮かばなかったあの日。睡眠薬も精神安定剤も効かず「何か」に対する苛立ちは最高潮で迎えた午前2時。


何を間違えたか、本当にわからない。

今思い返してもわからない。理解不可能。


何故かこのエキセントリックな、俺からしたら「とっくに終わった」30歳近く上の音楽家のファンクラブに何故か入会してしまったんだ。


作り出した曲すら全く知りもしないのに。


O'er the land of the free and the home of the brave?


ああ、悲劇と喜劇は紙一重、これからさらなる喜劇が本人を置いて、進み続ける。

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