久しぶりの『ピコーン』
すみません。今日も遅くなりました。
ワイバーン、あっという間に狩ってしまいましたね。
とりあえずココが蹂躙した所へ向かい、ワイバーンだったものを回収する。
「・・・・・・すごいにゃ・・・」とさすがのラングも口数が少ない。
「どうじゃ、童にかかればこんなものよ」と得意気に胸を張って言う。
「確かにすごいけど、素材を回収する身にもなって欲しいよ。これどうやって集めるんだよ・・・」とため息をつきながら言うと、
「なんだそんなことを悩んでいたのか。待っておれ」と目を瞑って何やら唱え始め、尻尾を一振りする。
すると・・・あちこちに散らばっていた『あんなもの』や『こんなもの』がコータの周りに積みあがっていった。
「どうじゃ、便利じゃろ」とどや顔のココ。
「すごいねー。便利―」とパチパチと手(翼?)を叩いて喜ぶリュー。
(ちょっと待て。『便利』っていうので終わる事か?)と従魔との温度差を感じるコータ。
「何か『天狐』ってやっぱりとんでもないにゃ」と思ったまま口にするラングに(よかった。やっぱりそう思うよな)安心する。
とりあえずギルドへ報告する為に素材を持ち帰る必要がある為、積み上げられたものをマジックバックに入れていく。ただでさえワイバーンを見たことが無いので、いくつかの破片や部位を見ても通常種なのか変異種なのかはわからない。
「変異種かもしれないって言ってたけど、どうなんだろう。どれかの部位を見たら分かるのかなぁ」とつぶやくと、
《鑑定 ワイバーンの変異種を確認しました。爪・牙・毒袋・皮などすべての素材が通常種より高値で買取されます》
「・・・・・・!?」久々のびっくりどっきり。
「鑑定したらやっぱり変異種だったよ」と言うと、
「そうなのか、何とも骨のない奴らだったがな」
「へー、ビューンって行ってバーンで倒せちゃったから分かんないやー」と返事が。
(あぁ、そうですか・・・・・)
そんな話をしながらドシドシ袋に入れていると、『ピコーン』とお知らせが聞こえた。
『ワイバーンの肉が一定数入りました。微塵にされている為毒に汚染されています。解毒して食用にしますか?』
「何だって?そんなことが!?」
☆☆☆☆☆に
ポイントしてもらえると嬉しいです。
頑張って書きます!




