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天狐の冒険者登録 忘れてないよね?

剣を鞘に戻し腕をブンブン振るギルティス。

「ここまで動けば現役に戻れるかもな。Sランクも夢でなくなるか、ハッハッハ」と何やら独り言を言っている。


「クタクタにゃ。でも喜んでもらえて良かったにゃ」

「おぉ。凄いぞケットシー。お前がどこかに売られなくてホントによかった。肉をたらふく食わせてやるからな」

「それは童にも礼を言ってもらわないとだな」とニンマリ笑う天狐。


「・・・・・・ふん。お前に礼を言うのは納得がいかんが、これ程までに腕が治ったのは助かった。そのことについては礼を言おう」


すんなり礼を言ったギルティスに対し、そんなに素直に言われると思っていなかったのか、天狐の方がびっくりしている。

「お主にもそんなに素直なところがあったのだな」とそのままストレートに言ってしまい、

「なんだとぉ」とやっぱり怒りを買ってしまう。


やり取りを見てか知らずか「ラングってやっぱり凄いんだねー」とリュー。

「(童に言わせればお主の方が遥かに上を行くがな・・・・)」と心の中でつぶやく天狐。

ギルティスの話に「お肉♪ お肉♪」とウキウキのラング。


(何かすごいことになってる気がする・・・)


「次は童の番じゃな。おいそこのギルドマスター。童の冒険者登録じゃ」という天狐の言葉に、

「そう言えば、そうだったな」と真顔に戻るギルティス。

(忘れてた訳じゃないよね?)


「本当にこいつらに付いて行くのか?」

「しつこいのぉ。そう決めたと言っておるじゃろ」

「ったく、ホントにいいんだな。冒険者のギルドカードは提示を求められたら誰でも見られる。お前のはそのまま載せると厄介なことになるだろうから、偽装をかけておくぞ」


「ほぉ、そんなことができるのか」

「俺が直々にかけてやる。よっぽどの高位の魔術師じゃない限り見破れはせんだろう。魔力の登録とスキルはどうする?」


「そんな面倒なものがあるのか。ふむ、どうしようかのぉ。魔力はほどほどで、スキルもお主にまかせるわい。童には人間の常識など分からんからな」


「それもそうだな。じゃあ魔力はこいつと一緒ぐらいにしてランクもギルドマスター権限でCランクだ。スキルは今のところ隠蔽・幻覚くらいにしとくか。もっともお前は全く気にせずいろいろやらかすだろうがな」とギルティス。


僕の方に向き直り「王都にいる内は助けてやれるが、その先では気をつけるんだな」と忠告してくる。


☆☆☆☆☆に

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