表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

67/195

どこから話せば

「どこから話せばいいのか・・・。まず、サクラさんに教えてもらった宿のお風呂に入ったらリューが酔っぱらって倒れちゃって。びっくりした僕はラングに「ヒナタさんを呼んできて」ってお願いしたんです。で、ラングが行ってくれたんですが、いつまでたっても帰って来なくて・・・・。翌朝探しに行って従魔連れ去りの盗人たちのアジトを見つけたんです。で、リューと2人で乗り込んでいったら、すでに盗人のお頭は捕まってて、そこに『社の天狐』がいたんです」と出来事を短くまとめて話した。


「ちょっと待て。話をまとめすぎじゃねぇのか。よくわからん」

「えーっと、とにかく社の天狐が『事情を話せばギルドマスターが飛んでくるだろうから、呼んで来い』って言うんでギルドに来ました。一緒に来てもらえませんか?」


「社の天狐に呼ばれたんじゃ行かねえわけにはいかねぇな・・・。ったく何だってんだ、こっちも忙しいってぇのによ」と愚痴るギルティス。ため息をつきながら支度をしている。


「よし、行くぞ。案内しろ」とギルティス。

「はい」と返事をして一緒に部屋を出る。


ギルドのカウンターの奥からギルドマスターと一緒に出てきて、そのまま外に出る僕たちに視線が集まる。ギルティスが、カウンターのローズに「ちょっと出てくる。たぶんすぐに戻れるとは思うが頼んだぞ」と声をかけ、ギルドを出る。


「で、どっちに行く」

「えっと『サーチ』・・・。こっちです」と僕。


「・・・・ちょっと待て。お前今何した?」

「来るときも使ったのであまり道を覚えてなくて・・・・すみません」

「いや、そうじゃなくて・・・・。もぅ、なんなんだこいつらは・・・」と頭をワシワシと掻く。


そんなギルティスの事は気にしないようにして、サーチが示す光をたどっていく。

それ程歩くことなくアジトに着いた。


「なんてこった。こんなに近くに従魔連れ去りの犯人たちがいたのか」と口を開けて建物を見るギルティス。

「中に入りましょう。ラングが言うには頭と子分2人、後は商人が一人らしくて、全員捕まえています」


「もう俺はどんなことがあっても驚かんぞ」と何なのか分からない気合を入れて中に入る。


入った所の部屋で子分2人が縛られている。捕まえた時はリューの突撃で気絶していたが、回復した様子だった。

「おい、おめぇら何もんだ。何しに来た」と縛れているのに偉そうな2人。


「あぁ!」とこちらもさらに睨みを聞かせるギルティス。

そんなギルティスの顔をじっと見て、子分たちが「お前は冒険者ギルドのギルドマスター!何でここが分かった!」と焦りだす。


☆☆☆☆☆に

ポイントしてもらえると嬉しいです。

頑張って書きます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ