何でそうなる!
「やっと起きたにゃー」
顔を上げた僕を覗き込むように見ていたのは・・・・・・ネコだった。
「ネコ!?何で?」(というか2本足で立ってる!しかも服を着てる!)
「ネコとは失敬な。おいらこう見えても『キングオブキャット』と呼ばれてるんだにゃ」
突然現れたおかしなネコを思わず見つめると、
『ピコーン』
《このネコ?は『キングオブキャット』とか『ネコの王様』と呼ばれている『ケットシー』です。人間の言葉を理解し、歌って踊れるという伝説もあります》
「ケットシー?」
「そうにゃ、ここいらはおいらの縄張りにゃんだ。いい匂いがしてきたから様子を見に来たら、キャンプでお前たちが寝てたにゃ。あんまり旨そうだから鍋にあったのを全部食べちゃったんにゃけど、まだまだ食べたくて起こしちゃったにゃ。てへっ」
「そんな理由か!しかも、鍋のを全部食べた?減っていたとはいえ、まだたくさん残ってただろう」
(何なんだこいつは。まだ寝ていたかったのに勘弁してほしい・・・)
僕とケットシーの話声でリューも起きてきた。
「何― 誰と話してるのー」
(そういえば、ケットシーが近づいてる中グーグー寝てたなこいつ)
「おっ、にゃんだかすごい力を秘めているドラゴンだにゃ。初めまして、ケットシーの「ラング」にゃ」
「何でケットシーがいるの?」
(さっき僕も聞いた)
かくかくしかじか・・・。
「そっかぁー 食いしん坊でコータのご飯が食べたかったんだねー」
(何かうまくまとまったようでいて、おかしいからそこ!)
「そうにゃ、今まで食べたご飯の中で一番おいしかったにゃ」
「コータのご飯も美味しいけど、リュータローのご飯もおいしいよー」
「リュータローって誰にゃ?」
「コータのおじいちゃんー 今から会いに行くんだー」
(にゃんと、これより旨いご飯を作るじいちゃん・・・・・。それはぜひ食べてみたいにゃん・・・・・)
「・・・・・よし、わかったにゃ。おいらも一緒にじいちゃんに会いに行くにゃ」
「何でそうなる!!!!」
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