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リュー 大丈夫か!

「思っていたより時間がかかっちゃった。早くしないと馬車が出てしまうかも」

(しまった・・・・馬車の時間を確認するのを忘れてた・・・)

「さっさと雑貨屋で買い物をすませよう」


品ぞろえが豊富そうな雑貨屋を見かけ、そこに入る。本当はゆっくり品を見たいところだが、あんまりゆっくりもできないので、店員さんに欲しいものを伝え見せてもらう。


「お探しの物がこちらになります」店員さんが持ってきてくれたのは、

・スープを入れられる深皿2つ(リュー用に大きいももの)

・石鹸3個(先日風呂屋で洗ってやったらリューが喜んでいたので)

・ポーションを入れる用のビン20本(採取でも使う。リューが蜜をたくさん取ってくるので・・・)

・僕の着替え用にシャツなどを何着か


(なんかリューに関する物が多い気がするには気のせいかなぁ。まぁリューのおかげで資金にも余裕があるからいいか)

「これで大丈夫です。いくらになりますか?」

「深皿が2つで銅貨4枚。石鹸は一番安いランクで3個銅貨3枚。ビンが20本で銀貨2枚。シャツや肌着が銀貨1枚と銅貨6枚。合計で銀貨4枚と銅貨3枚になります。これでもうちはずいぶん安いんですよ」

銀貨4枚と銅貨3枚を払い店を出る。


「さぁ、これで次の町に行ける。こんなに時間がかかるなら、出発は明日にしてもよかったかな。まぁ、何とかなるだろう。王都目指して出発だ!」


いろいろ迷惑をかけた門の衛兵に挨拶をして町をでる。あの騒動もずいぶん前の出来事の様に感じる。

日暮れまでに次の町に着ければいいのだけれど、何が起きるか分からないのがリューとの旅。まず、早々に馬車に乗れなかった・・・。王都行きは混んでいて予め予約がいるという事だった。

(知らなかった・・・・)と思いながらも、「今日出発する!」と意気込んでいただけに「ふぅ」と息を吐き、しかたなく歩き出す。(どこか途中の町で空きがあれば乗せてもらおう。なんとかなるだろう)


王都へは往来が多い為、道も広くしっかりしている。時折勢いよく走り抜けていく馬車に気を付けながら歩いていると、「あっちになにかいるー」とリュー。

その方を見ると、草むらの中でピョンピョン飛び跳ねる物が・・「一角ウサギか!」と言ったものの、見えるフォルムがちょっと違う。もっとこうずんぐりとした物が見え隠れしている。


「魔物かなぁ。リュー何だと思う?」

「わかんないー ちょっと行って見てくるねー」とリューがぴゅーんと飛んで見に行った。

飛んでいる姿が見えなくなりペシペシと叩いている音がしたと思ったら、「うわぁー――――ん!」と泣きながら帰ってきた。あまりの涙で前が見えないらしく、僕の顔に激突してきた!


「どうしたリュー 大丈夫か!」


☆☆☆☆☆に

ポイントしてもらえると嬉しいです。

頑張って書きます!

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