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錬金スキル ゲット

店の奥に行ってしまったお姉さん。ポツーンと店に置いてかれてしまったので、様子を見に奥に行ってみる。

閉まりきっていない扉から中を除くと、ぐつぐつ煮立つ鍋やビーカー、フラスコ、天秤や蒸留器が見えた。

こっそり見ている罪悪感がありつつも、目をギラギラさせてあっちこっちに動き回りながら何かを作っているお姉さんに見入ってしまった。じっとお姉さんの様子を見ていると


『ピコーン』


《錬金を覚えました》


「えぇっっ!」とあまりの驚きに、隠れて見ていることも忘れ大きな声を出してしまった。

「誰!」とふり向くお姉さん。目が合ってしまった。


「すみません。こっそり見るつもりはなかったのですが、何をしているのか気になってしまって・・・」

「まったく、普通の店だったら衛兵に突き出されるところよ。私もあまりにいい素材を目にしてあなたがいることをすっかり忘れていたわ」

もう一度「本当にすみません」と謝りながら店の方に戻る。


しばらくするとお姉さんが戻ってきて「できたわよ」とできあがったポーションを見せてくれた。

《鑑定 初級ポーション+ 中級ポーション+》とさっきまでなかった「+判定」が付いていた。

「わかった?鮮度のいいフォレストスライムのゼリーを使うとこういう効果が+されるの。久しぶりにいい仕事ができたわ。ありがとう。ゼリーの代金は・・・」とお姉さんが言うのにかぶせて

「勝手に見た僕も行けなかったですし、効果もわからず取ってきたものなのでお金は要りません」と答えた。


衛兵に突き出されてもこまるし、ポーションを鑑定したり、錬金スキルをゲットできたので、逆に申し訳ないくらいだ。


「そう?それなら遠慮なくもらっておくわ。あなたの事は内緒にしとくから」と意味ありげにも取れる笑顔を見せるお姉さん。

「僕、今日でこの町を出るんです。最後にいいお店に来られて良かったです」と何か言われる前にと焦ったように言う。

「それは残念・・。でも、しょうがないわね。いろいろ気をつけるのよ」と誰に?何に?気をつけるのか考えてしまう返事をもらいながら店を後にする。


足早に店を離れながら、リューを探す。周りを見回してもいない・・・・。

(遅くなった僕が悪いけど、もうちょっと待っててもいいだろう)どっちに探しに行こうか考えていると、


「おい!あっちの方でドラゴンがいたってよ」

「そんなわけねぇだろ。見間違えじゃねぇのか」

という会話が聞こえてきた。(!?)


「すみません、その話聞かせてください」


☆☆☆☆☆に

ポイントしてもらえると嬉しいです。

頑張って書きます!

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