さぁ、旅立ちますよ。
「あぁ、今日はいい天気だ。絶好の旅立ち日和だ。なぁ『リュー』」
誕生日の翌日父さんと母さんに話をして、じいちゃんに会いに行くことを決めた。
初めて見るドラゴンの子どもに二人はびっくりしてたが、「おじいちゃんのすることだからな(ね)」と旅立ちをすんなり認めてくれた。
「小さいころからあちこち走り回って怪我もしなかったんだ。じいちゃんがどこにいるかよくわからんが、無事にまた帰ってくるんだぞ。」
「おじいちゃんが言ってたことがこんなに早く来るなんて思わなかった。困ったことがあったらいつでも帰ってくるのよ。」
「おじいちゃんは何か言ってたの?」
「えぇ、『こいつもいつか旅に出る。そのときは何も言わず送り出してやってくれ。』ってね。それと
『そん時にはこれを渡してくれ』って言ってた・・・。はい、これ。」
母さんに渡されたのは古くてくたびれた感じのカバンと使いまわすのにちょうどいいサイズの剣だった。
「『きっと役に立つから無くすなよ』ですって」
「わかった。ありがとう」カバンをさげて、剣は鞘を腰にくくりつけた。
「じゃあ、行ってきます!」
僕の頭の上にちょこんと乗ってるリューが「まずはどこに行くの?」
(名前が無いと呼びにくいので「『リュー』っていうのでどう?と聞いたら「龍太郎とおそろいー♪」とご機嫌で了解してくれた)
「うーん、とりあえずガロンダに行く。そこで冒険者登録をしていろんな情報を集めてみようかな」
「じゃあ、ガロンダ目指してレッツゴー!」
一人と一匹(頭?)の冒険の始まり。
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