ばあちゃんの砂風呂
すごく開いてしまってすみません・・・・。
風呂場らしき場所に行くとそこは一面砂浜だった・・・。(でも海じゃないから浜ではないか・・・な)
僕たちがどうしたらいいのか立ち尽くしていると、「おや、お客さんかい?」とおばあちゃんぽいドワーフがやってきた。
「お風呂があるって聞いたんですけど、ここですか?」と聞くと、
「そうじゃよ。鍛冶場の窯の熱を利用した砂風呂じゃ」と自信たっぷりに言われた。
「砂風呂?」と頭の上に『?』マークを浮かばせながらつぶやくと、
「砂風呂は初めてかい?」とおばあちゃん。
「はい。お風呂って事はここに入るんですか?」と聞く。
「あぁ、そうさ。窯の熱で温められた砂をかぶると体の毒が抜けていくようにすっきりするもんさ」と笑う。
「毒じゃと?童は別に毒になど侵されとらんぞ」とムスッとした顔になるココ。
ココの顔を見て「ほっほ。毒と言ってもすぐ命にかかわるような毒ではない。生きておると少しずつ歪が生れる。その歪を放っておくと、体の調子が悪くなる。それをここでは毒と言うとる」とおばあちゃん。
「そういうことか、そう言えば最近酒を飲むと酔いが回るのが早い気がするのぉ。それもそちが言う『毒』のせいかのぉ」とココ。
(いやぁ、たんに飲みすぎな気もするけどね・・・・)
「嬢ちゃんのように若い子には分からんじゃろうが、年を取ってくるといろいろとあるんじゃよ。どうじゃ、一度試してみるか?」と言われ
「面白そうじゃ。コータもどうじゃ」とココ。(「若い」って言われて喜んでるな)
ココに言われてラングを見ると「おいら砂だらけになるのは砂漠でこりごりにゃ」と手を振られた。
「リューは?」と聞くと「面白そうだからやるー」とウキウキの返事が返ってきた。
「じゃあ、僕とココとこのドラゴンが入ります」とおばあちゃんに言う。
「ほぉ、ドラゴンが入るとな」と目を丸くするおばあちゃん。
「無理・・ですかね」と聞くと「いいや、初めてだからびっくりしたが入るのはかまわんよ。ぜひ感想を聞かせて欲しいねぇ」と笑うおばあちゃん。
ということで僕とココとリューで砂風呂に入る(埋まる)ことにした。
砂に寝そべるとほんのり背中が温かい。そんな僕たちの上に遠慮なくどんどん砂をかけていくおばあちゃん。
何度もかけるのが大変そうだが、足取りも軽くホイホイかけていく。
(うっ。だんだん熱くなってきたぞ)
(・・・・・・・・・・・ちょっと無理かも・・・・・)と僕がギブアップしようか迷ってるタイミングで、
「プハァ、無理じゃぁぁああああ」と横で寝そべっていたココが砂をはねのけながら起き上がる。
そんなココを見て「初めてにしては頑張ったのぉ」とおばあちゃんが笑った。
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