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猫の手を借りる

ウロウロ店を見ながら八百屋に行く。野菜はたくさん買っても本当は日持ちに困るのだが、そこはマジックバッグに助けてもらう。肉ばかりで栄養が偏らないように、葉物野菜や根菜。煮物にも使えるトマトなどをたくさん選ぶ。


店主のおばさんのお勧めメニューは炒め物に重宝する『キャベッジ』と新鮮な『トマト』。茹でて手軽に食べられる『ジャガイモ』生でも食べられる『キャロロット』だった。あんまりいろいろ買っても調理法が分からないので、とりあえずお勧めの野菜たちをたくさん買う。

「こんなに買ってくれるのかい?」と目を丸くするおばさん。「持ってけるのかねぇ」と心配そうに言うので、

「こいつらが持ってくれるから」とラング達を指さす。

「そうかい、あんまり強そうじゃないけどまぁ猫の手を借りるくらいにはなりそうだねぇ」とおばさん。


(えーっと、まさに猫の手です・・・はい)銀貨7枚と銅貨3枚を渡す。


「たくさん買えたからご飯屋さんを探すか」と言うと

「「「まってましたー」」」と3人。どこを覗いても美味しそうだったので、ゆったり座れそうな席が空いていた店に入る。


店に入ると食欲をそそられる刺激的な匂いが漂ってくる。


「いらっしゃい」と店員のお兄さん。一応従魔と一緒でもいいか尋ねると、大人しくしてるならいいという事だった。

「お勧めは何ですか?」と聞くと

「うちは辛いのがお勧めです。肉でも野菜でも何でもできますよ」と自信満々の笑顔。

「辛いのかぁ。皆どう?大丈夫かな?」と聞くと

「あんまり食べたことないー」「童は大丈夫じゃ」「うーん、辛すぎるのは無理にゃ」と返事が。


「辛さが控えめなメニューもありますか?」と聞くと

「ありますよ。後からタレをかけるのもあるので、自分で調節もできますよ」とお兄さん。

「じゃあそれで肉料理と野菜料理を4人前ずつお願いします」と頼む。

「わかりました。コックにもあまり辛くしないように伝えますね」と戻って行った。


「どんなのがくるんだろうね。とってもいい匂いがしてるから楽しみだ」と待っていると、

「おまちどうさまです」とお兄さんがお盆にいろいろ乗せて持ってきた。


「ひき肉と豆腐の『マーマードーフ』。自家製の皮で肉を包んだ『ギョギョザ』。肉とキャベッジを甘辛味噌で炒めた『ホイホイコーロ』。オーク肉といろんな野菜を炒めた『スオク』です」と大皿に山盛り盛られて『ドン』と置かれる。


「あまり辛くないようにしてありますが、もしお口に合わなかったら言ってくださいね。『ギョギョザ』はそこのタレを使ってください」と机の端に置かれたビンを指す。

「ありがとうございます。おいしそうですね」というと、

「お腹いっぱい食べてって下さいね」とにっこり笑って戻って行った。


相変わらず食べるの大好きです。


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