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イリュージュバット

最近アップが遅くてすみません。

イリュージュベアの魔石を回収して先に進もうと思ったが、力尽きたリューが動けそうにない。

仕方なく魔力回復という名目でおやつタイムにする。バッグをゴソゴソと探り果物を出す。ゆっくり腰を据えて食べる時間はないので、さっとつまめる肉串や腸詰もリューに出していく。


甘い果物や肉を食べてリューが少し動けるようになったところで出発する。(もちろん僕たちも美味しくいただきました)


「しっかし、『リフレクトミラー』なかなか出てこないなぁ」と言いながら奥に進んで行く。

「あ奴らはいろいろな物を跳ね返す。もちろん探知の魔法もじゃ。なのでなかなか見つからん」とココ。

「えー。それじゃ分からないよ」と困ったように言うと、

「お主には見つからんかもしれん。じゃが、童に探せぬ魔物などほぼおらぬ。任せておけ」と頼もしい返事が返ってきた。


(すごくかっこいい感じで言ってるけど、どや顔だな・・・・)とりあえず僕ではどうにもできそうにないので、ココの後ろに付いて行く。


光を点していても薄暗い洞窟の中。遠くの方から『パタパタパタ…』と何かが飛びながら近づいて来た。

「いかん、忘れておった。皆顔を守れ、来るぞ」とココの声が響く。


「?・・・顔?」と思っていると、飛んできた何かが顔に激突してきた。

「痛!」と頬を触ると生暖かい物が流れていて、手を見るとべっとり赤くなっていた。


「何だ、何が来た」としゃがみこんで頭を守りながら聞く。

「イリュージュバットじゃ。こ奴らは縄張りに侵入してきた者を容赦なく攻撃してくる。特に相手の目を狙ってな」とココ。


「こんなに暗いのになんでわかるにゃ」とピョンピョン逃げ回りながらラングが聞く。

「詳しくは分からんが大きな耳と突き出たような触覚で探知しておるのじゃろう」

「ココの防御結界でどうにかならないの?」と聞くと「ここまで近づいて来た敵には無理じゃ」と返事が返ってきた。


ココと動けるようになったリューが飛び回るイリュージュバットを一体一体攻撃して倒していく。

「これじゃ、きりがないよ・・・。何か・・・・」と考え思いついた。


「大きな耳があるって事は良く聴こえるって事だよね?」とココに聞くと、

「どんなに離れていても侵入者の音を聞きつけて飛んでくるらしい」ということだった。


「じゃあ、ココが思いっきり雄叫びをあげたらどうなる?ラングに僕達だけ状態異常無効の効果をかけてもらうことになるけど」とラングを見る。


「そんなのお安い御用にゃ」とウインクで返してくるラング。

「ほぉ、それは面白そうじゃのぉ」と不敵に笑うココ。


「じゃあ、いくにゃよ」とラングが小声で歌い出した。


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