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ヤメテクダサイ

頑張れ!コータ。


☆☆☆☆☆に

ポイントしてもらえると嬉しいです。

頑張って書きます!

(これはちょっとヤバい感じかも・・・・。笑顔にごまかされたら駄目だ)


「・・・・・・・・」と僕が返事をしないで固まっていると、

「まぁ、そう警戒するな。お前が連れている従魔たちならできるだろうという話だ。無理にとは言わんが、話だけでも聞いちゃどうだ」と逃げ道を塞ぐような言い方をする。


後ろで聞いてる(多分聞いてる?)3人を振り返る。

「久しぶりに手ごたえがある相手とやれるなら童は良いぞ」

「いっぱいやっつけるー」

「おいらはどっちでもいいにゃ」


「クックック。従魔たちはやる気のようだな」

「まぁ、こいつらは間違いなく強いですからね。内容を聞くだけ聞きます」と受けるとは言わずに話を聞く。


「慎重なやつだな。でもこの世界で生き抜く為には大事なことだな。依頼内容はこうだ」と話し始める。


「イリュージュの森の奥に洞窟があり、そこにしか現れない『リフレクトミラー』という魔物がいる。こいつは光と共にありとあらゆる魔法を跳ね返す。光を跳ね返すって事は姿を視認することが難しいって事でなかなか見つけられん。しかもこいつは防御力が高い。でもってこいつを倒すのに手間取っていると、洞窟を根城にしているBランクの魔物イリュージュベアが現れるってわけだ」


「なんかとても厄介ですね」

「そうなんだ。リフレクトミラーはCランクで攻撃力自体は大したことがないんだが、この洞窟に行くまでに時間がかかるうえ、Bランクの魔物が出るとあって誰も受け手がいなくてなぁ。リフレクトミラーから採取できる素材から作られる『マジックミラー』の納品期限が迫ってると宝飾ギルドから何度も催促されてるんだ。どうだ、受けてくれるならギルド長権限で依頼料をかなり上乗せするぞ」


(ここまで言われて受けないのもなぁ・・・・。でも、上手く乗せられてるような気もするし・・・・)と悩んでいると、

「もっかいクモの所に行くのー?」とリュー。

「あぁ、この依頼を受けたらそうなるな」と答えると、

「やったぁ、今度はもっと大きいのを狙うよー」

「ふむ、それはよいな。焼きの方が童の好みじゃった。焼きで大きいのを仕留めるか」

「おいらは蒸したのがいいにゃ」と何とも呑気な話を始める3人。


「・・・・・・・・。お前もいろいろ大変なんだな・・・・・」と労わるような視線を僕に向けるオイゲン。

(ヤメテクダサイ・・・・。そんな可哀そうな者みたいにミナイデ・・・・・)


「・・・わかりました。この依頼受けます」

「おぉ、そうかぁ。やっぱり受けてくれるか。よろしく頼むぞ。ガハハハハ」と肩をバシバシ叩かれる。


「痛いですよ。(・・・はぁ)今日はもう疲れたので、明日行くようにします」と返事をしてギルドを後にする。

(何かいろんな意味で疲れたな)


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