皆が仲間でよかったよ
最近更新の時間が遅くてすみません。
「おぉ、旨いな。上質な部位というのもあるのかもしれないが、焼き加減が抜群じゃ」
「香ばしい匂い、程よい水分の焼き加減。いくらでも食べられそうにゃ」
「どんどん食べるー」とご満悦の3人。
3人の食べっぷりを見て(ちょっと食べてみようかな・・・・)と、あまり毛深くない小さい塊を取る。
「えいっ」と口に放り込むと「!!」臭みがほとんど感じられず、香ばしく焼かれた食欲をそそる匂いが口の中いっぱいに広がる。
「おいしい・・・・・・」と思わず手の中の物を見る。(やっぱりちょっと毛深い・・・けどね)
『焼きがこれだけ美味しいなら』と蒸したものもマジックバッグを探って出す。
予想通り抜群の蒸し加減で3人は時間も忘れて食べ続ける。
(僕もちょっと食べたけど、焼きとは違った風味で悔しいくらい美味しかった)
ガツガツ食べてお腹もいっぱいになったしそろそろ帰ろうということになった。
「もう帰るのー?もっと倒したらまだ食べられるー?」
「まだ食べる気か?マジックバックにもたくさん残ってるぞ」
「うーん」と名残惜しそうに言う。
「また来ればよいではないか。次も大きい個体を狙うのじゃ。うひひひ」と悪い顔をするココ。
「そっかー。わかったー」と返事をするリューを見て「えー。また来るの?クモ」としり込みしてしまう。
「お主も旨いと言っておったではないか」
「旨いとは思ったけど、あんまり食べたいもんじゃないんだよね・・・・」
「コータはお留守番してるにゃ?」
「え?それはそれでちょっと嫌かなぁ」
「面倒くさい奴じゃのぉ。いろいろ言わんとついてくればいいんじゃ」と天狐様発言。
「はいはい、わかったよ。食べる分が無くなったらでいいんだろ」と一応確認しておく。
今日の所は時間も遅くなってきたので、ボルトンに戻ることにする。
「下調べもしてなかったし、『ヤバい』ってなったらすぐに戻るつもりだったけど、大丈夫だったな」と言うと、
「そんな風に思っておったのか」と心外そうに言うココ。「お主、自分の仲間たちの力を信じておらぬのか?天狐とドラゴンとケットシーじゃぞ。人間どもが多数でかかってきても片手で打ちのめすことができるほどの力を持っておる。そんな仲間を信じておらんかったのか?」
ココの剣幕にこっちもびっくりして「そんなつもりで言ったんじゃないよ。野営の準備とか、出てくる魔物の特性とかを調べてこなかったなってこと。皆の事は頼もしい仲間だと思ってるし、頼りにしてるよ」と焦りながら言う。
「うむ」と納得したのかどうか微妙な顔のココだが、ひとまず話は無事?に終わった。
(ふう。言葉で伝えるのって難しいな・・・・。でもホントに皆が仲間で良かったって思ってるからな)
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