リューがルンルンで狩ったので
町に戻り「遅くなったけど、ギルドへの報告が先かな」とギルドに向かう。
ギルドのカウンターにはまだミーシャがいた。「おかえりなさい。どうでしたか?」
「ちょっといろいろ寄り道をしたので遅くなってしまったけど、依頼の品は集まりました。納品できますか?」
「えぇっ!あんなにたくさんだったのにもう集まったんですか?」
(しまった。数を確認してなかった・・・・。まぁたくさん狩ったし、なんとかなるだろう)
「一角ウサギの角が10。モグモグラの爪が20。スライムゼリーが50ですよ。大丈夫ですか?」
(それぐらいなら余裕かな)「ここに出しちゃっていいんですか?」
「そんなに大きな品ではないので、ここで大丈夫ですよ」
「じゃあだしますね。えーっと、まず一角ウサギの角ですね。はい」
『ドン』
「次にモグモグラの爪で、あっ大きいのもありますけどいいですか」
『ドン』
「最後にスライムゼリーっと。色が違うのもありますけど」
『ドン』
「・・・・・・・・・・えー――――――っ!」
(何かいけなかったかな)
「ちょっと待ってください。なんですかこの量。でもって通常種じゃないのも交じってますよね。どうなってるんでか?」
(そう言われても・・・・リューがルンルンで狩ったのもあるからなぁ)
「とりあえず、査定するので待っててください」
早くステーキを食べたいリューをなだめながらまっていると、ミーシャに呼ばれた。
「まったく、Fランクでこんなに狩ってくる人を初めて見ました。通常種の一角ウサギの角が20本で合計で金貨1枚。モグモグラの爪が25個で金貨1枚銀貨1枚銅貨5枚。スライムゼリーが50個で銀貨2枚銅貨5枚になります。変異種の一角ウサギの角が5本で金貨1枚、ジャイアントモグモグラの鉤爪が2本で銀貨4枚、スライムゼリーは緑色のフォレストスライムのものが5つで銀貨5枚とジャイアントフォレストスライムのものが2つで銀貨6枚にになります、合計で金貨4枚銀貨9枚になります。新人の冒険者の採取でここまでの金額はなかなかいかないですよ」
(さすがに全部出すと多すぎるかなと思って加減したけど、けっこうな金額になったな)
「ありがとうございます。」と報酬を受け取ると
「また、次の採取もお願いしますね。コータさんのは品質がいいので喜ばれます」とミーシャ。
すこし稼いだら王都に行こうと思っていたので、
「明日にはこの町を出ようと思うんです。じいちゃんの居場所を探すのに、いろいろ情報が集まる王都に行こうと思って」
「そうなんですか。せっかく品質のいい採取をしてくださる方が見つかったのに残念です。でも、おじいさんに会えるといいですね。遅くなりましたが、従魔の鑑札ができましたので、町を出る前に取りに来てくださいね」
「リューを連れての移動が心配だったので、よかったです。じいちゃんに会っていろいろ聞きたいことや言いたいことができたので頑張って探します」ミーシャにお礼を言ってギルドを後にした。
ギルドを出るや否や「ステーキ!」と待ち遠しい様子のリュー。「わかった、わかった。一日いろいろあって疲れたし、宿に帰ろう」(覚えてたんだなリュー・・・)
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頑張って書きます!
素材の買取金額を訂正しました。




