お縄になりました
ココとリューの無双はリアルに書くと、
あんなものやこんなものが飛び散りそうだったので、
あっという間に終わることになりました・・・。
「グハハハハッ。今日のカモはどいつだ。ハッハァ」と何とも品のない図体のでかい奴が現れた。
「なんだあ奴は。髪の毛と共に何か大事なものが抜けてしまったのかのぉ」とピカッと光る頭のでかい奴を見て言う。
「なんだとぉ、コラぁ」と顔を赤くして怒るでかい奴。
「すまぬ聞こえてしまったか。どうにも思ってることが口から出てしまう。クックッ」と全然すまなさそうな顔をせずに言う。
(ココさんや。わざとでしょうが、やりすぎですよ・・・・)
「黙って聞いていればなんだとぉ。子どもは見逃してやろうかと思っていたが、皆殺しだぁー――」と怒り心頭のでかい奴。
「ココはやりすぎだにゃ」とラングも渋い顔になっている。
「ラング、頼むぞ」と声をかけると
「任せるにゃ。おいらはケットシーの王。3人くらい守り通してみせるにゃ」と力強い返事。
「こいつら悪い奴―?」と全く空気が読めてないリューがのんびりと言う。
「そうだよ。僕たちやヒグレたちを『やっつけてやる』って言ってる」と分かりやすく説明する。
「えー、何だってー」と説明されて分かった様子。(これで分からなかったら・・・・ね・・・)
「そんなのゆるせない!『ファイアー ウォー・・・』」とこんな近くで物騒な魔法を唱えようとするリュー。
慌てて「ちょ、ちょっと待て」と止める。
「何でー」と不満げに口からボゥっと火を噴く。
(何でって、そりゃそんな魔法を使ったらあっという間に消し炭になってそれを目の当たりにする子どもたちがねぇ・・・・)
「殺さない程度に『パコーン』ってやって欲しいな。子どもたちもリューの活躍を喜ぶと思うよ」とラングの背中をチラリと見ながら言う。
「喜んでくれる?」
「『すごーい』って喜んでくれると思うよ」ともう一度言う。
「よーし、じゃぁ軽く『パコーン』ってやってみるー」とパタパタ向かっていくリュー。(加減できるかな・・・)
「リューだけの手柄にはさせん」とココも行く。
(おーい、ココさんや。ちゃんと分かってますかー)
「賞金首になってるだろうから殺さずに衛兵に突き出すんだ。分かってるだろうな」と念を押す。
「仕方がないのぉ。体がどこか欠けているくらいなら大丈夫ではないか」と不安になる一言を残して行ってしまう。
ココとリューに無双され盗賊たちは皆元気にお縄になりました。
「ちくしょう。覚えてろよ!」とどこかお決まりのセリフを吐く盗賊たち。
「あぁン」とココが睨み返すと、「ひぃっ」ツルッと光る頭から冷や汗が流れ落ちていた。
☆☆☆☆☆に
ポイントしてもらえると嬉しいです。
頑張って書きます!




