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モグラを叩いてみました

《ジャイアント モグモグラからは大きな鉤爪、肉、霜降り肉、上毛皮が取れます》

「おぉー。すごいぞリュー。宿に帰ったらこれでステーキを焼いてもらおう。コショウの実もあるし、きっと美味しいステーキになるよ」

「やったぁー よくわかんないけど 美味しいお肉が食べられるならよかったー いい匂いのするキノコはどうする?」

「そうだなぁ、魔物が罠に使うくらいだかからよっぽどいい香りなんだろうな。ちょっと取りに行ってみるか。

どの辺りか覚えてるのか?」

「うーんとねぇ、あんまり覚えてないけど、匂いでわかるー」リューの案内で森の奥に入っていくと、確かにいい香りが漂ってきた。しかし・・・・。


「なんじゃこりゃー」遠くに見えるキノコの周りは大小さまざまな穴だらけだった。

おそるおそる歩いていくと、近づいたタイミングでモグモグラが顔を出してくる。リューと二人、「えいっ!」とモグモグラが顔を出したタイミングで倒していく。たまにヒットしないモグモグラもいたが、それ以上出てこないのでほうっておくことにした。爪が依頼品なので、便利なカバンにそのまま突っ込んでいく。


やっとキノコにたどりつき、取りつくさない程度に採取する。「いい香りだけど、食べられるのかなぁ」とじっとキノコを見ると、ピコーン《マツキノコ 香りがよく高値で取引される。庶民には縁の遠い食材》

「これもすごいぞ。まぁ、強くないとは言え、この穴をこえていくのは面倒だよね。いいものが手に入ってよかった。これで後は一角ウサギの角だけだね」

と次はどっちに行って狩ろうかなと思っていると「お腹空いたー」とリュー。(あんなに食べたのに・・)


ブーブー文句を言うリューを見て「しょうがないなぁ、さっきのジャイアントモグモグラの肉でも焼くか。霜降り肉は夕飯のお楽しみだから、普通の肉だぞ」と少し厚めに切った肉をあぶってすりつぶしたコショウの実と塩をかけてやる。肉だけだとあんまりなので、さっき取ったばかりのマツキノコも薄く切ってあぶり肉と一緒にパンにはさんで出してやる。

「うまい、うまーい」と器用に手で持って美味しそうに食べるのを見て、「僕もちょっとだけ」とミニサイズを作って食べる。「うまい!肉の油をすったキノコがまたうまい。肉も思ったより柔らかいな。キノコのシャキシャキした歯ごたえもいい」と思っていた以上の味だった。これは宿で料理してもらうのが楽しみだ。


「さぁ、本当に帰りが遅くなってしまう。さっさと一角ウサギを狩ってしまおう」

森の奥まで来てしまっていたので、入口に戻りながら一角ウサギを狩っていく。解体しなくてもいいのが本当に楽で、時間短縮になった。ずいぶん倒したので、僕の剣さばきもだんだん慣れたものになってきた。

「倒すまでの切りつける回数も減ってきた。相手との距離もちょっとわかってきたかな」


町までの道でまた蜜々草を見つけたリューがテッカテカになり、町の門を入る前に『クリーン』の魔法をつかうはめになった。


☆☆☆☆☆に

ポイントしてもらえると嬉しいです。

頑張って書きます!

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