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普通盛り1つと大盛り3つ

結局ベッドはココが一人で寝て、僕とリューとラングがベッドでひしめき合いながら寝た。

ミミズばれの被害はなかったが、ベッドから落とされないように寝たせいか体が強張って痛い。


(疲れが取れたんだか、溜まったんだかわかんないや・・・・)


朝から「はぁ」とため息をつきながら起きる。

「何だ朝から」とココ。

(ベッドを1人で占領してた人に言われたくないよ・・・)

首を振りながら「なんでもない」と恨めしそうに見て、「朝ご飯にでも行くか。遅くならない方がいいみたいだし」と声をかける。


「そうじゃな。飯は大事じゃ」とこちらは朝からご機嫌な様子。

リューとラングも起こして食堂に向かう。


ちょうどいいタイミングだったようで、空いている席に座ることができた。

いつものように「普通盛り1つと、大盛3つでお願いします」と注文する。


持ってきてくれた普通盛り1つがココの前に置かれて、僕・リュー・ラングに大盛りが置かれる。

「なんじゃ、童は大盛りがよいぞ」とちょっと慌てたように言うココ。

寝苦しかった腹いせに、そのまま聞こえなかった振りをしようかと思ったけど、さすがに大人げない(ココの方が遥かに年上だが)気がして、僕のお皿と交換する。


「おぉ、すまんな」と嬉しそうなココ。

一言言ってやろうかと思ったけどやめておくことにした。(10倍返って来そうだしな・・・・)


朝食はよくあるパン・サラダ・スープ・肉詰めに炒めた卵だった。ホカホカの焼きたてパンがとても美味しくて、あっという間に食べてしまった。

3人もお腹がいっぱいになったようで、追加注文をせず部屋に戻る。


「とりあえずギルドに行ってどんな依頼があるか見てみよう。いいのがなかったらそのままワルムンドに行くことになるかな」

「面白そうな依頼があるといいのじゃが」


宿のカウンターのおばさんにお礼を言って宿を後にする。


朝の賑わいを見せる街を歩きながらギルドに向かう。

「やっぱり王都とはちょっと違うんだね」と言うと、

「いろんな人がおるからのぉ。ほれ、あそこのドワーフは朝からご機嫌じゃぞ」とココが街角の店で飲んでいるドワーフを指さす。


「ドワーフってやっぱりお酒が好きなのかな?」

「『酒が無くてはドワーフとは言わん』なんじゃと」


頑張れコータ


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