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スーパー我儘自由人

久しぶりにまじめな事を言う天狐さん。

こんな時もあるんですよ。

部屋はあまり広くはないが綺麗に整えられたベッドが2つあり、休むだけなら十分の部屋だった。

「お風呂はないから『クリーン』できれいにする?」と3人に聞くと、

「本当は湯に浸かってゆっくりしたいところじゃが仕方がないのぉ。それで頼む」とココ。

「お願いするにゃ」とラング。

「えー別にどっちでもー」とリュー。

「リューはいろんな所をフラフラ飛び回ってるから『クリーン』決定な」と言うと、

「えーなんでー。じゃぁ何で聞くのー」と不満気。


ふくれっ面のリューも一緒に4人で『クリーン』をする。

「風呂に入ったようにはいかないけど、埃とか汗とかはすっきりしていいな」とベッドにゴロッと転がる。


「明日はワルムンドかぁ。どんな所なんだろう・・・・」とつぶやくと、

「それなんじゃが、どうせ行くならギルドの依頼を受けても良いのでないか?」とココ。

「『そんなの面倒じゃ』って言いそうなのに珍しいな」と声をかけると、

「童の事を何だと思ってるのじゃ」と心外そうな顔で僕を見る。


(えっ、『スーパー我儘自由人?』ってことは言えないから・・・・)

「いやぁ、『さっさと行ってしまえばいいではないか』って言いそうだなと思って」


「ふむ、そうじゃのう。そういう事でもいいのじゃが・・・・・」

「何かあるにゃん?」

「ギルドの依頼を『チラ』としか見てはおらぬのだが、商人の護衛依頼が多かった。相手にもよるがある程度の恩を売っておけば、ワルムンドで何か役に立つのではと思っての」


(おぉ、意外にまともな意見だった)


「そっかぁ、そういうこともあるのかぁ」

「いや、でも足元を見てくる輩も多いのが商人。依頼人を見極めるのは難しいだろうがな」

「そうだよね・・・。明日の朝ギルドに行って依頼をもう一度見てみようか」

「それがいいにゃ。美味しい依頼だったらいいにゃ」


(それは意味があってるような違ってるような・・・・)


「じゃあ明日に備えてもう寝るか。お前ら先に寝ていいぞ」といろいろ片づけるふりをしてマジックバックをゴソゴソする。

「何じゃ、お主。寝ないのか」

「いや、ちょっと・・・」(後から寝ないと何されるか分からんからな)


「では先に寝るとするか」とベッドに寝転がるココ。

「じゃあおいらも寝るにゃ」とベッドに寝るラング。

「ねむいー」と言いながらベッドに寝そべるリュー。


「おい、ちょっと待て!俺が寝る場所がない!」


後から寝ることにしても散々なコータなのでした・・・・・。


☆☆☆☆☆に

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