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デカントの森

「やっとデカントの森だ。思ったより時間がかかっちゃった。暗くなる前に角と爪とゼリーを手に入れよう」

草が生い茂ったけもの道を少し行くと、『ぽよん ぽよん』と効果音が聞こえるような感じでスライムが出てきた。


「スライムだー」とリューがやる気満々だが、僕の魔物を倒す練習でもある。「リュー、ちょっと僕にやらせて」

と声をかけ、不満げなところをまぁまぁとなだめてスライムに向かう。

水色のよくいるスライム。上手く核をつくと倒せるらしい。じっとスライムを見ていると、


『ピコーン』《このスライムの核は眉間の辺りです。思い切っていきましょう》と鑑定の声が響いた。(そんなことまで教えてくれるのか)と驚きながら(スライムの眉間?ってことは目と目の間か)「えいっ!」とじいちゃんからもらったナイフを突き刺す。『パキン』と何かが割れるような感じがして、べにょんとスライムはつぶれてしまった。

「なんだかあっけなかったけど、倒せたのかな。ゼリーってどうやって採取したらいいんだろう?」とべにょんとつぶれたスライムを見ていると、


『ピコーン』《スライムをカバンに入れてみましょう》鑑定先生(なんかいろいろ教えてくれるから先生みたい)からお知らせが。そこまで言うなら入れてみよう・・・で入れてみると

『ピコーン』《スライムからスライムゼリーを採取しますか?》

「えぇ!そんなことまで!すごいぞこのカバン!」なんともびっくりカバンだった。


解体の手間も暇もいらないので、ここぞとばかりにスライムを倒していった。

時々手ごたえのある固体やちょっと大きい個体もいたが、その都度鑑定先生が核の場所を教えてくれるのでさくさく倒すことができた。さすがに疲れたなと休憩していると「コーター」とご機嫌のリューが返ってきた。

「リュー、どこに行ってたんだ?(いなかったことに気づいてなかったよ・・・)」

「コータ これ見てー」とご機嫌のリューが抱えて持ってきたのは・・・・・




「なんだよ、それ! どこにいたんだよ!」と思わず言ってしまうほど大きなモグラだった。

「えーっとね、いい匂いがするキノコがあって近くに行ったら、大きな穴があってそこから出てきたのー。

なんか、『ガバー』って出てきてびっくりしたから思い切り『ペチン』って叩いちゃった。そしたらねぇ、動かなくなったのー」

(キノコの匂いにつられてくる獲物を待ち伏せしてたんだろうな。来たのがリューだったのが運の尽きか・・・)

「でかしたぞリュー。大物じゃないか」とガシガシなでてやる。

「このカバンの便利機能を生かして、そのままごそっと入れてみよう。どんな素材になるかお楽しみだ」


さすがの大きさに入るかどうか不安だったが、カバンの入口に近づけると驚きの吸引力で吸い込まれていった。

『ピコーン』《ジャイアント モグモグラを確認しました》


☆☆☆☆☆に

ポイントしてもらえると嬉しいです。

頑張って書きます!

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