ダブルクリームあんみつ
「はぁー。のんびりいいお湯だったな」と言う僕に
「ほんと、いいお湯だったにゃ。こんなにいいお湯、もっと入りたかったにゃ」と残念がるラング。
「またどこかの湯宿で入れたらいいね」と声をかけ、服を着る。
「洗濯した服を干すために一度部屋に戻り、食堂へ向かう。
コハルを呼んで大将の都合を聞くと、もう少しで時間が取れそうだという事だった。
「風呂に入って小腹が空いたなぁ」とココ。
「えー?食べるー?食べる!」と便乗するリュー。
「おい。ここで注文しちゃったら大将が呼べないだろう」声をかけると、
コハルが笑いながら「私でも用意できる物がありますよ。甘い物とかどうですか?」と注文を取りに来た。
「何ができるかな?」と聞いてみると
「そうですねぇ。みなさんお風呂上がりですので、さっぱりしたアイスクリームはいかがですか?」
「「「それがいいー(にゃ)」」」と3人。
苦笑いしながら「じゃあ僕も同じものでお願いします」
「わかりました。ちょっと待っててくださいね」とパタパタと厨房ではなく、カウンターの奥に行ってしまった。
「はぁ、もう、お前たちどんだけ食べるんだよ」と愚痴っぽく言うと、
「お主だって注文したではないか」とココ。
「それはそうだけど、僕は夕飯そこまで食べてないよ。まぁ、いいけどね」
それ程待つことなく、お皿を4つ持ってコハルが戻ってきた。
「お待たせしましたー。うずまき亭特製「抹茶アイスと練乳アイスのダブルクリームあんみつです」と予想していたより大ぶりのお皿を机に乗せる。
緑と白のアイスと黒いもの、色とりどりの果物となにやら透明の四角いものが乗っていてキラキラしていて、思わず4人の口から「おぉー――」と歓声がもれる。
「この黒いのが『餡子』っていいます。甘いのでアイスや果物と一緒に召しあがってください。この四角いのは『寒天』です。すごくヘルシーなのですが歯触りが良くて美味しいですよ。大将もう少ししたら来れると思うので、ゆっくり食べててください」と嬉しそうに説明してくれるコハル。
「ありがとう、ゆっくり味わって食べるよ」と声をかける。
「では、ごゆっくり」
「はぁ、なんて美味しそうなんだにゃ」と甘いものが大好きなラングは今にも歌いそう。『トントン』と肩を叩き、歌わないように一応注意をする。
「「「「いただきます」」」」と皆で風呂上がりのデザートをいただく。
すごっくクリームあんみつが食べたくなってしまいました・・・。
この季節スーパーを探しても見つからず、ぜんざいにアイスをのせてみました。
寒天が欲しい・・・・。
☆☆☆☆☆に
ポイントしてもらえると嬉しいです。
頑張って書きます!




