海鮮天丼と野菜天丼
なぜか『コ』から始まる名前が多くなってしまいました。
分かりにくくなったらすみません。
食堂に行くと混んでいたが、何とか席を見つけて座ることができた。
周りの人が食べている物を見ながら何にしようか考えていると、ココが「コータ、童はあれが良いぞ」と隣の机の人が食べている物を指さす。
「こら、人が食べてるのを指さすなよ。何だ、何がいいんだ?」と見ると、大きな器にご飯が入っていて、その上に何やら乗っていた。(何だろう?)とじっと見ていると、僕たちの視線を感じて隣の人が、「これは『天丼』っていうらしいよ」と教えてくれた。
食べているところをじっと見てしまい「すみません」と謝る。
「ココは知ってたの?」と聞くと、
「ずいぶん昔に食べたことがある気がするんじゃ。確かサクサクに揚げられたいろいろな野菜や魚がご飯の上に乗っていて、旨いツユがかけられてて美味かった・・・気がする」
(はっきりは覚えてないんだ)
「いいんじゃない。隣の人も美味しそうに食べてるし。ココはそれだね。僕は何にしようかなぁ」と周りを見ていると、コハルが注文を聞きに来た。(食堂の女子はヒナタの妹でコハルという名前だった)
「いらっしゃいませ。今日は何にしますか?やっぱりガッツリしたものがいいですか?」と聞かれた。
「覚えてるんですか?」と聞き返すと、「そりゃぁ、目立ちますからね。覚えてますよ」と笑いながら言われてしまった。
(やっぱり目立つよな・・・しょうがないけど)
「ガッツリした物も欲しいんですが、『天丼』ってありますか?後、明日にはここを出るのでここでしか食べられないようなものがいいです。お勧めを教えてください」と聞いてみる。
「『天丼』ですね。できますよ。海鮮天丼と野菜天丼がありますけど、どちらがいいですか?」と意外にも種類が豊富だった。ココの方を見て、「どっちがいい?」と聞くと、「両方じゃ!」と即答。
「結構なボリュームになりますが、大丈夫ですか?」と少女姿のココに聞くコハル。
(まぁ、そう思うよね)
「大丈夫じゃ。旨いものはいくらでも入る」と胸を張って言い切る。
(威張るところじゃないから・・・)
「すみません。じゃあ海鮮天丼と野菜天丼をお願いします。僕はどうしようかな?」
「ここでしか食べられないメニューですよね。今日は新鮮なお魚が手に入ったので塩焼き・照り焼き何でも美味しいですよ」
「照り焼きですか?」
「はい、甘辛いタレをつけて焼く魚は絶品です。大きいブーリは脂ものっていて美味しいですよ」と一押しの様子。
「じゃあ僕はそれをもらいます。みそ汁もつけてもらっていいですか?」
「だいじょうぶですよ。ブーリの照り焼き定食ですね」
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頑張って書きます!




