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妹がおかしい  作者: 玲菜
1/1

急に

__________


ん…?あ、朝か


「お兄ちゃんおはよー!」

「おはよう…って。」

は?

「いや誰?急なキャラ変?今まで口聞いてなかったよな?」

「やだなあお兄ちゃん?いつも通りじゃん。

なんならお兄ちゃんの方がおかしいよ。(笑)」

そんなことを言っているが…。明らかにおかしい。

普段妹の由羅とは殆ど話なんてしない。勿論食事も別々…。

話しかけたら

「話しかけんな!」

と返されるだけ運がいい、普段は無視だ。

ん?待てよ。だったら今の状況の方が…かわいいし…


って、朝なのにこんなん考えてる場合か!!

「ふ、ふーん、ま、俺は今から学校行ってくるから。」

「あ、じゃあ、一緒に行こ♡」

「お前マジでそのキャラやめろよ。」

「えー?嬉しいくせに。」

「は?お前やっぱわざと…」

「さー!遅刻しちゃうよー!急がなきゃねー!」

ホントなんなんだ。実際狙ってやってんのか?意味わかんな。


走ってる由羅の後ろ姿…。意外と可愛いんだよなぁなんて思った。


「なーにぼーっとしてんの!お兄ちゃん。」

「あ、すまん。」

「じゃあね、私こっちだから♪」

「おう。」


今まで意識してなかったけど由羅って絶対モテてるだろ。なんであんな可愛いのに彼氏いねぇんだ?いやいや俺も彼女いないけどさ。

ピロン

ん…?スマホ?

由羅『お兄ちゃん!!』

は?何だ急に。

俺『なんだよ』

由羅『別に〜』

よし。既読スルー決め込もう。

ピロン

由羅『お兄ちゃんー!ごめんてー!捨てないで!』

ナニヲイッテルンダコイツハ。

俺『ほんとお前頭大丈夫か?』

由羅『お兄ちゃんこそね!』

まじで由羅どうした…心配になって来た。


ん?それより、嫌な予感が。

今何時だ…?

「遅刻だなこりゃ☆」


妹キャラどうしたとか言いながらなんでこんな心揺さぶられてんだよ…。

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