3/5
転校する その後
今回の登場人物は翔のみの
翔の心境を描いています。
ひばりが転校するという事を僕に言ってから数日が過ぎた。
始めはひばりが転校するという実感が湧かなかったが日に日に近づいて来るひばりの転校日。
段々実感が湧いてきた。
それと同時に悲しみも。
いつもはめんどくさく思って思っていたひばりも本当は自分にとってかけがいのない存在だった。
それが、僕の目の前から消えるそう思うと胸が苦しくなった。
いつかは僕の目の前から消えると思ってても、こんな終わりかたは嫌だった。
ひばりとは小学校の時でも仲が良かったが、中学ではもっと良かった。
ひばりの家庭環境はお世辞にも良いとは言えないほどの環境だった。
僕は、その心のよりどころになればと思っていた、だけどひばりと関わっていくうち好きにもなった。
そんなひばりが消えるなんて、
僕は、僕はひばりが転校する日まで、どうすれば良いのだろう。
次回はいつも通りの物語