第一章
奥深い森、
「ハァ…ハァ…」
敵と見られる兵士は火で燃えた森の中を走っている
すると、巨大な大剣を持った青年が兵士の前に立つ
「ヒッ!!」
「…どうした…?何を脅えている…?それでもクリスタルオーブの隊長か?」
クリスタルオーブは世界一とされる軍隊のこと、青年はその世界一のクリスタルオーブを一人で隊長を追い詰めている
青年は一歩づつ、隊長に近付く
隊長は一歩づつ、下がる
青年は背中にある大剣を持ち、一歩づつ、近付く
「や…やめてくれ!殺さないでくれ!頼む!元クリスタルオーブソルジャー!シン!」
青年の名前はシン、元クリスタルオーブのソルジャーをやっていた
「今更命乞いしても意味がない…」
シンは隊長に近付き、大剣を高々く、上げ、隊長を斬った
隊長は両膝を着き、倒れた
「今のは、アンタに殺された人々の恨みだと思いな…」
そう言って大剣をしまった
すると…
シンの周りに光が集まった
「なんだ?」
シンは光に包まれ、その場からシンがいなくなった
シンには光で前が見えなかった
すると光がなくなった
「ここは…?」
シンがいるのは庭のような場所にいた
シンの周りには人が集まっていた
「えっ!?人を召喚しちゃった!」
シンの前に女の子が立っていた
女の子の髪はカール状にまいて、身長は140センチ後半、手にはステッキを持っていた
「誰だ?アンタ…」
「アタシはマリー・バレンタインょ、お前は?」
「…シン、シン・カミムラだ…」
「そう、これからお前はアタシの奴隷だからよろしく」
シンは嫌そうにこう言った
「断る」
「なっ!?…何でょ!?」
「何で見知らぬ奴に奴隷扱いされなければならないんだ、それにアンタ強いのか?」
挑発的な態度をとったシンに対してマリーは、
「あ…当たり前じゃない!!お前なんかより強いわよ!!」
「…あっそう、」
とそっけなくするシン
「とりあえずお前はアタシの奴隷だからね!わかった!?」
「…興味がないね、」
「なっ!?何てひねくねた奴なの〜!!」
「なんだぁ〜?召喚獣とケンカしてんのかぁ〜?」
偉そうな少年がマリーを茶化しにきた
少年はブライアン・スコッタ、三本の指に入る最強の魔法使いの貴族だ
「ブ…ブライアン…」
流石の強気なマリーもブライアンには頭が上がらない
「…誰?アンタ…」
「コイツはブライアン・スコッタ、三本の指に入る最強の魔法使いの息子ょ」
とマリーはシンに教える
「なんだぁ〜?てめぇ〜俺様にケンカ売ってんのか?」
「…自意識過剰にもほどがあるな」
それを言われたブライアンは切れた
「死ねぇ!!{ファイラ}!!」
大きな炎の弾がシンに向かった
すかさずシンは大剣を持ち、炎の弾をマップタツに斬り、ブライアンに刃を向けた
「…アンタ…弱いな…それでも三本の指に入る最強の魔法使いか?」
ブライアンはヘナヘナと腰を抜かし、じべたに座り込んだ
「強い…{ファイラ}をマップタツに斬るなんて…アンタ何者なのよ…?」
「…言いたくない」
シンは剣を直し、ブライアンに向かって、
「正直、その歳で{ファイラ}を撃てるなんて思いもしなかった…アンタはいい魔法使いになれるょ」
そう言って寝転んだ
「ちょっと…シン何を…」
「…寝る、」
シンは物の五秒を立たずにスースーと眠りに着いた
「…どうやってシンをはこぼうかな?」
次回に続く