プロジェクトV 日本2
「祐?今日はちゃんと寄り道しないで帰ってくるのよ!」
「わかったよ・・・・」
(家出をしてみようか・・・?いや、そんなことをしたら両親共々精神科にいくことになってもおかしくないだろう・・・それで自由になれる?・・・いや・・)
「よっ祐!今日俺んちの鶏一羽しめるんだけど見に来ない??」
「相変わらず悪趣味だな・・・」
「3日くらいしたら食わしてやるからよ!」
「遠慮しておきます。」
「・・・つれねぇやつ・・・」
(鶏をしめる・・・か。)
「えぇ〜、よってp=5、−3となりますが、p<0なので・・・うぅっ!?・・がはっ・・・・・・・っあぁぁぁぁぁあ!?」
(・・・!?・・なんだ?)
「先生!?大丈夫ですか!」
クラスのルーム長、手塚がすぐさま駆け寄る・・
(心筋梗塞とか・・・か?)
「先生!!・・・・きゃぁ!?」
「・・・なんだ!?」
先生の周りにはクラスメイトがたくさんいて状況がつかめない・・・
(・・・・他の先生を・・・!)
「・・・なんか出てくるぞ!!」
鶏しめ達人、川野が叫ぶ。
・・・ぶちぶちっ・・ぶちぶちぶち・・・・・・
「・・・何の音だよ・・・」
俺は先生を呼びにいこうとしていたが、好奇心が足を止める。口が勝手に動き、声帯が音を発する・・・
ぶちぶち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
音が止まった・・・先生はもがき苦しみ、心臓の辺りをおさえて、息絶えた・・・
・・・・キィーーーーア!!!!
謎の奇声が沈黙を破った。そしてこの奇声と同時に赤い、真紅の液体が手塚の後頭部から噴出している・・・
(・・・!?)
「手塚!?」
一瞬状況がつかめない・・・が、すぐにわかった・・いや、わかるしかなかった。
「いやぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
女子数名が奇声とも取れる悲鳴を上げた。
「・・・何が起きてる!?」
川野が叫ぶ・・・だがその声は悲鳴にまぎれて聞き取るのがやっとだ。
「どうした!!」
ようやく社会科教師、神林が駆けつけてきた・・・
「先生!!!大変なんです!!!小西先生と手塚さんが・・・・」
「・・・な・・なにがあってこんな・・・」
オゲェェェエ!!
「嘔吐してる暇はないだろ!!」
とっさに叫んでいた。だが先生も気にするそぶりはない。
「す・・・すまない、私は先生なのに・・」
(・・・だめだ、こいつは使えない・・・)
「大山!救急車を呼べ!」
「祐・・・先生と・・手塚さんはもう・・・・うぅっ」
(・・・そうだ、川野は2年前から手塚が好きで、クラスが一緒になってはしゃいでたっけ・・・)
「なぁ・・・祐・・・・・・何が起きてるんだよ!?」
「知るか!!ただ・・・・」
「・・・瀬野君?・・」
(有野さん・・・パニックにならない女の子もいるのか・・)
「ん?」
「・・・私ね・・るなちゃんの・・・手塚さんの・・・その・・・」
「いいよ、普通に話して?」
「先生の胸の辺りから棒のようなものが突き出て、るなちゃんに・・・見たの・・。」
「・・・棒?」
「おい!祐!!お前何やってんだ!!早く学校出ろよ!!」
「・・え?」
「今放送かかっただろ!・・・銃によるものかもしれないらしいんだ!!」
「それは違うと思っ・・・」
「いいから早く!あ、有野さんもはやく!俺だってこんなとこにいたくないんだから!!」
「わかった。」




