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第五章 ある一室で

白兎はある一室でベッドに横たわるアリスを見つめていました。


「アリス様、お目覚めください。

これでは私が貴女をここに連れてきた意味がなくなってしまうではありませんか。」


白兎はアリスから目を逸らすと時計を見ました。


「アリス様、時間は残りわずかです。早く行かなければならないんですよ。」


白兎はアリスの手をぎゅっと握り締めました。


「…ああ、貴女の意識はまだ闇の中なのですね。そうなんでしょう。」


アリスは白兎の問いかけには答えることは無い。


「早く…逃げてください。飲み込まれちゃダメです。

貴女無しではこのゲーム…始められないんですよ。

女王がお待ちなんです。貴女の帰りを。」


「帰りを」という言葉は妙に部屋に響いた。


意味深なこの言葉がアリスに届くことはなかった。


「アリス様、これは貴女にお返しします。」


そう言うと白兎はアリスの首にネックレスをつけました。


「長い間、お借りしていました。これは今、貴女にとても必要なのです。

大事にしてくださいね、アリス様。」


白兎は無言の相手に笑いかけた。


「…貴女のことはちゃんと守りますから。

貴女も私を信用してください。貴女のお父様、お母様のようには絶対しませんので。」


白兎はふと悲しそうに笑った。


今回は白兎君視点ですね。

この章は私からすると一番重要だと思います。(たぶん…

アリスのセリフ無しっ!!!

まぁ、アリスの時も白兎のセリフはないと思いますが…。

(ん?あったか。)

では次の章はすぐ投稿しますので、

次章もよろしくお願いします!


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