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第一章 お姫様は退屈で

昔昔在る所に、黒いドレスに身を包んだ綺麗なお姫様がいました。


そのお姫様は何をやっても飽きっぽく、

毎日好んで観戦していた「武闘会」もつまらなくなってしまいました。

さて、お姫様は何もすることがなくなり、

朝起き、朝食を取り、ティータイムを楽しみ、昼食を取り、

またのんびりとティータイムを楽しみ、そして夕食を取り、眠る、という…

すごく質素な生活をすることになってしまいます。


そんな何もしない生活も好きではないお姫様は外へと出るのです。


まず出る準備をします。

もちろんドレスで外へは出ません。

動きずらく、何よりそこらの平凡な人々に変な目で見られることが

お姫様は嫌だったのです。

そしてお姫様は自室へと向かい、クローゼットの中に隠し置いてある

ナイフをガーターに数本刺しこみました。

お姫様は小さい頃からいろいろな人々に「身を守る為の約束」を教えられていました。

そして「身を守る為」にお姫様はナイフ投げを取得したのです。

ですがこのことは身内などには知られていません。

知られた時にはたぶん自室に閉じ込められることでしょう。

「姫という地位の者がそのようなことをするべきではありません。

反省するまで自室から出てないように!」

というようなことを言われるでしょう…

お姫様にとって自由ではないことが一番の苦です。

準備を終え、お姫様は外へと出ました。


外は霧が濃く、周りの物が何も見えませんでした。

ずっと歩いて行くとやがて霧が晴れてきました。

そこでお姫様が見たのは…

見慣れない、暗く長い長い道に一人の青年がいました。

そしてこっちに気づくと口を開き、言いました。


「お待ちしておりました、お姫様。お姫様のお供をさせていただきます。

白兎はくと』という者です。どうぞ、よろしくお願いします。」



そう言いながら被っていた小さな黒い帽子を取りました。

すると取った帽子から覗かせた耳は人間の耳ではなく、白いウサギの耳でした。

揺れ動くそれは本物でした。


白兎は笑顔でアリスを見つめました。

「さぁ、行きましょう。お姫様。いえ、アリス様。」

はい、始まりました。

初めての投稿作品です!!!

とても中途半端ですが、一応第一章です。

これは元々書いていたものなので更新は早いと思います。

なのでたびたび見かけると思いますが、

どうぞ、よろしくお願いします!!

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